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留学先のアメリカで日本のイベントを作った話

自己紹介

みなさんこんにちは!環境都市工学部4年生のRyoです。2022年秋学期に交換派遣留学で2学期間、アメリカにある北アリゾナ大学(以降NAUと明記します。)に留学していました。私は現在、国際部学生スタッフDIASSと学生留学アドバイザーSAPA、2つの学生スタッフとして働いています。
私が体験した留学生活の中で、みなさんにご紹介させてもらいたいのは、「留学先で日本のイベントを企画、実施したこと」です。

日本のイベントを企画しようと思ったきっかけ

まず、日本のイベントを企画しようと思ったきっかけは、冬休みの間、留学してからを振り返ると、自分が何もしていないことに気づいたことです。

1学期目は、アメリカでの生活に慣れるのに時間がかかり、ただただ留学生活を過ごしているだけの状態になっていました。その時、何もしないまま日本に帰るのは嫌だと思い、何かここで残していけるものはないかと考えました。それに加えて、すでにアメリカで半年過ごしたことによって、気づいた日本文化の素晴らしさを感じていました。そういった理由から、日本文化についてのイベントを企画しようと決めました。

イベント企画段階

イベントの企画を考えてから、仲の良い日本人留学生に協力してもらうようにお願いしました。メンバーが集まってから、最初にどんなイベントをしたいのかを決めました。話し合った結果、イベントを2回開催するという方針になりました。理由は、1回目のイベントで、日本について知ってもらい、さらに、そのイベント内で2回目のイベントについて宣伝することで、次のイベントにより多くの参加者を集めることができるのではないかと考えたためです。また、1回目のイベントでフィードバックを集め、2回目のイベントの質の向上につながると考え、2回開催することを決めました。

それらのイベントの概要をある程度決めてから、NAUのインターナショナルオフィスに交渉しました。オフィスの方にイベントの内容を説明すると、快く受け入れてくださりました。さらに、2つのイベントを行う予算として1000ドルを使えることとイベントを行う会場も決めることができました。

1回目のイベントの内容について

1回目のイベントは、クイズイベントにしました。理由は、クイズを通して日本についてもっと知ってもらえると思ったからです。メンバー同士でクイズを考え、日本に関するものを問題にしました。クイズイベントと並行で、習字のブースを作って、参加者の名前を日本語で書くことも話し合いで決まりました。また、クイズとクイズの間の休憩時間で、テレビ番組であるようなわさび入りのたこ焼きのロシアンルーレットもすることも決めました。

イベント前夜に、みんなでイベントの準備をしている時は、高校の文化祭の準備をしている時を思い出しました(笑)そのイベントは、小規模で行うつもりだったので、友人に声をかけるだけで、参加者も30人ほど来てくれたらいいなと思っていました。しかし、いざ本番になってみると、80人ほどの参加者が集まり、とても驚きました。本番が始まると、クイズもロシアンルーレットも私たちの想像以上に盛り上がりました。習字のブースも、クイズイベントが終わってからも列が並ぶぐらいの大好評でした。

こうして1回目のイベントは、大成功で終えることができました!

ロシアンルーレットした時の写真です。ちなみに本番でわさび入りのたこ焼き食べちゃいました(笑)
イベント中の様子です
友人たちがイベントに参加してくれた様子

2回目のイベントについて

2回目のイベントは、お花見とお祭りを合わせたイベントを行いました。2回目のイベントを行うときには、イベントを一緒に作るメンバーも増え、クイズのイベントよりも予算を多くかけて規模の大きいイベントにしようという方針でした。
コンテンツとしては、まず、日本食を参加者の人に楽しんでもらおうということで、やきそばと唐揚げを提供することにしました。イベントを開催する日程が4月の中旬ということから、お花見のイベントをすることになりました。お花見感を出すために、桜の装飾を作り、フォトスポットを作りました。また、日本のお祭り感を演出するために、屋台を作ることも決まりました。屋台は、やきそばと唐揚げのコーナー、射撃や豆つかみの屋台も設けました。また、NAUにある日本文化クラブと協力して、Instagramで日本についての紹介を他のメンバーがしてくれました。

2回目のイベントは参加者を1回目のイベントよりも多くしたいと考えたので、様々な方法でイベントの宣伝をしました。例を挙げると、自分たちで作成したポスターをみんなで手分けして配りました。さらに、NAUには、日本語の授業があったので、授業に行ってイベントの告知をしに行きました。
それらの結果もあり、2回目のイベントには130人の参加者を集めることができました。私個人的な意見としては、大勢の人の前で、さらに、英語で司会進行をするというなかなか日本ではできないことが経験できました。ヨーロッパやアジアの世界各国からきた留学生が、日本の文化に触れている姿や自分たちが企画したイベントを楽しんでいる姿を見て、とても嬉しかったし、イベントをやりきった達成感を感じることもできました。

折り紙で作成した花に参加者一人一人の名前を書いてもらい、桜の木を完成させようというもの
友人たちとフォトスポットで撮った写真
イベント進行中の写真

イベントを通して、みんなで協力しながら、ものを作り上げる素晴らしさを再確認することができました。自分の行動について考え、悩んだ時期もありましたが、その時には、友人が相談に乗ってくれて、支えてくれました。そんな思い出も振り返ってみるといい思い出なので、イベントを企画してよかったと思っています。
また、イベントの企画だけでなく、留学生活を通して、個人的に一番大切だと感じたことは、「自分から積極的に行動する」ということです。少しでも興味を持ったり、やりたいと思ったりしたことを一歩踏み出してやってみると、自分にとって有益な情報をもらえたり、思いがけない出会いがあったりします。ぜひみなさんも留学に行かれたときには、色んなことにチャレンジしてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

Ryo

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