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海外学びフェア2020 アクティブウィーク参加レポ①~旅行業界の最前線を覗いてみよう。JTBスタッフとの交流会~

毎年10月に開催している「海外学びフェア」。例年、関大生のために世界中から来日した大学スタッフや専門機関による留学相談ブース出展や、セミナーを開催していましたが、今年はwithコロナイベントとしてオンラインでの開催を試みました。

海外学びフェア千里山キャンパス


オンラインで広くアプローチしてもらえるメリットを活かし、新入生から就活生まで、グローバル社会を生き抜くすべての関大生に役立つコンテンツを、以下の6つにカテゴライズして紹介しました。このコンテンツは現在も特設サイトで公開中ですので、まだサイトをチェックしていない場合はぜひアクセスしてみてください。(公開期限:2021年1月末)

1. 新入生向けコンテンツ(関大に入ったなら知っていて欲しい、関大グローバルメニュー一覧)
2. 海外留学プログラム紹介(行きたい気持ちをあきらめない)
3. 学内留学プログラム紹介(キャンパスから世界とつながろう)
4. キャリア形成(経験を将来のキャリアに活かすには)
5. コミュニティ(頼れる先輩たちがいます)
6. 語学学習支援(スキルアップは自分次第)

海外学びフェア2020(オンライン)特設サイト
https://www.kansai-u.ac.jp/Kokusai/fair/

海外学びフェア千里山キャンパス(1)

さらに10/12からの1週間は、アクティブウィークと称して「キャリア」 「コミュニティ」 「留学準備」 「英語資格」 「今できること」 を盛り込み、様々なゲストスピーカーによる講演、交流会を実施しました。

学びフェアアクティブウィークスケジュール

『旅行業界のリアルを聞いてみよう!JTB現役スタッフとの交流会に参加した学生の声』
普段なかなか交流する機会のない社会人と交流した関大生たち。特に今回のコロナの影響を最も受けた業界の一つである旅行業界で働く先輩たちから、旅行業を軸とした経済のネットワークの説明や、職場のジェンダー意識など業界全体に関わるお話から、ご自身が旅行業界を目指したきっかけなどのパーソナルなお話まで、たくさんの学生の関心ごとに答えていただきました。この貴重なコンテンツを、参加しそびれたみなさんにも参加者の感想を通して一部お知らせしますね。

《政策創造学部2年生Hinataさん》

このJTBのスタッフさんとの交流会に参加した理由は、留学が延期になった今のうちに就活のことを詳しく知って、留学前にできることをしたい、留学中にできることを知りたい、そして留学後にスムーズに就活を行えるようにしたいと考えたためです。

私は最近、自分に合っている職業は何かについて悩むことが多かったのですが、交流会での話を聞いて、自分の考えを変えることができました。自分に何が向いているのか探すこともとても大事なことだと思いますが、「自分には向いていないと思っていた仕事でも、もしかしたら自分に向いている仕事になるかもしれない」と感じることができました。

そのために今、私ができることは、今はあまり興味がない業界であっても、インターンシップに参加してみたり、自分の知らない分野の仕事について調べたり、多様な価値観を持った人々と接して、自分の経験を積み上げていくことだと思います。
これらを実現するために、冬休み期間中には英語を使ったインターンシップに参加する予定です。

今回のJTBのスタッフさんとの交流会に参加したおかげで、自分からもっと行動しようと強く思うことができましたし、自分の未来へのモチベーションアップにも繋がりました。未来のコロナの状況は分かりませんし、留学できるかも分かりませんが、今自分ができることを探し、未来の自分がこの仕事を選んで良かったと思えるように頑張ります。

《人間健康学部3年生 Nanakoさん》

旅行業界は、航空業界や旅館、ホテル業界などだけではなく、イベント、コンベンション業や、観光施設業界など多くの業界と関わっており、繋がりがとても大切になってくる業界なので、このコロナ禍において、一つの業界が大きく影響を受けると、その業界と関わっている周りの業界にも大きく影響するということが、旅行業界では特に大きな波になって、営業を及ぼしているのが現状であることを教えてもらいました。

また、 JTBグループが行っている多くの事業の説明を受け、私が、今まで思い浮かべていた旅行業界、旅行会社の仕事というものの幅の狭さに気づきました。

現在、大きくコロナの影響をうけている旅行業界ですが、コロナ禍における仕事の変化などについてもお話ししてもらい、この誰も経験したことのない状況で、新しいことにチャレンジしていっていることがわかりました。

 具体的なお話をたくさんしていただいた後、この仕事のむずかしさや、面白さについて、「一律な答えのない仕事」「お客様の記憶に残る仕事」と仰っており、やはりホスピタリティをみんなが大切にしていてこその達成できることだと思い、さらに旅行業界に興味が出ました。

『海外で働くってどんな感じ?JTB海外支店現地スタッフとの交流会(シンガポール、ニュージーランド)に参加した学生の声』

海外との交流が制限されるなか、実際に海外で働いている社会人の方との貴重な交流の機会を持てました。
海外で働きたいと思ったきっかけは?実際に海外での仕事を探すにはどんな方法がある?今働いている国を選んだ決め手は? など、たくさんの質問がありました。これから海外で働く機会がますます増える時代に生きる関大生に、勇気とモチベーションをもらえるエピソードが満載です。

《社会安全学部4年生Yukikoさん》

今回お話を聞かせてくださったJTBスタッフさんの、『留学経験を経て海外就職への憧れが増加し、結果的に現在のお仕事に結びついた』というお話が1番印象に残りました。

留学を含める大学生活での一つ一つの選択は、自分のキャリアステップを決める大切なプロセスであることを改めて認識できたためです
また、私自身4年生であるため、就職活動のお話やコロナ禍での働き方にも非常に興味を抱きました。特に、今回ご登壇いただいたJTB山本氏が、「旅行会社としてツアーだけを提案するのではなく、オンラインコンテンツを増加させ、会社の魅力をアップさせる」といった目標をお話いただいた時間が印象深かったです。

コロナ禍だからといって何事も諦めるのではなく、「代わりに出来ることを探し、今までやったことないことに自発的に挑戦してみる」ということを常に心がけようと考えました。コロナ禍でも今自分が出来ることに日々挑戦していき、アフターコロナ社会で活かせるフィールドや今後のキャリアステップ像に活用できる形を見つけていきたいです。
留学やキャリア形成など、これからの自分たちの生活に重要なヒントを得ることが出来た交流会でした!

《文学部2年生Kakeruさん》

留学中に経験した些細なことが現在のお仕事につながっている、またその動機になったという部分が非常に自分の中で印象に残った。
何が自分にとっての転機になるか分からないからこそ自ら挑戦し続けること、どんどん新しい環境に自ら飛び込んでいく事が大切なのだと改めて感じた。

このような自らの視野や選択肢を広げていく活動も大切である一方、自分の将来の就職に向けて、自分をいかにアピールするのか、という将来から逆算した上で現在すべきことを割り出していくというような自らの目標にフォーカスした行動もまた大切なのだということも思い知った。

自分に付加価値をつけていく事が大切というお話があったが、まずはどのような付加価値をつける事が将来自分が就職する際に有利に働くのか、どのような点でマッチさせていくのかというリサーチをする必要があるし、それに基づきどのようにすればその付加価値をアピールできるのかという具体的な戦略を立てていく事が大切である。

このように逆算していくと、大学生に残されている時間はそこまで多くはなく、現在コロナウイルスの影響で留学やアグレッシブな活動ができない分、視野を広げ自らを分析していくための活動ができにくくなっている現状ではあるものの、ここで停滞している時間はないなとハッとさせられた

第一に知見を広げるため、アグレッシブに活動は出来ないにしても目一杯情報に触れる、そして目標を明確に定めた上で自分の目標に向かってつき進む時間に当てるというふうなプロセスを辿る必要がある。自らの今後のすべきことを具体化していくためにヒントを与えてくれるような、そんなイベントであり今後の指針を定める上で私にとって非常に有意義なものとなった

《社会学部3年生Fumikaさん》

交流会でスタッフの方々が話してくださった、ある2つの話がとても印象的でした。
1つ目は、ニュージーランドで働くということについての話です。
ニュージーランドは日本とは異なり、残業がほぼゼロであったり、個人の意見が尊重されやすかったり、転職はプラスなこととしてとらえられたりしているそうです。
このことは私にとって、日本よりも働きやすい環境が整っていると思われました。しかし、これらは同時に困難をもたらすかもしれないことでもあり、新卒の学生は就職しにくかったり、仕事で負う自分の責任がとても大きくなってしまったりします。
これらの状況が、将来ニュージーランドで働きたいと思ったときに自分に合うのかはまだ分かりませんが、いま、大学3年生のうちに知ることができたので、ニュージーランドを含めた海外での就職を目指す際は、海外の働く環境は、自分の知っている日本の状況とは全く異なるということを意識して就職活動に励もうと思うことができました。

2つ目は、スタッフの方々から具体的なアドバイスをいただけたことです。
海外で働くにあたりIELTSを何点以上取ればよいかということから、YesとNoをはっきりさせることが大切であるといった、態度や考え方のような話までアドバイスをくださいました。
そのなかでも特に印象に残っているのが、『自分は運が強いと思う』ことについてでした。この考え方は私にはとても新鮮で、今まで考えたこともないことでした。
しかしこの言葉を聞いて、確かに、自分は運が強いと思うことは、自分を高めるためにも、そして自分を認めるためにも重要なことであると気が付きました。就職活動の時はもちろん、日常生活の中でも意識していきたいと思います。

JTBスタッフの方々との交流会イベントの様子は動画でも視聴していただけます。(公開期限:2021年1月末)
https://www.kansai-u.ac.jp/Kokusai/sankus/info/index.php?m=617

最前線で働く社会人から具体的なアドバイスが欲しい方、旅行業界に関する情報収集をしたい方、コロナ禍の今、新しい視点を持ちたい関大生は、ぜひ視聴してみてください。

最後になりますが、今回ご協力いただいたJTBの皆さん、お忙しい中貴重な機会をご提供いただきありがとうございました!

参加レポート第2弾の「留学キャリアコンサルタントによる就活生Cheer Upワークショップ」もぜひご覧ください♪