[番外]カスタード講習会資料2回目 ペンタトニックスケールその2-1
いやだからさ、なんでカスタードなん???
おじさんが知りたいよ…
おじさんは、どうしてこんなトンチキな名前を付けてしまったのか
その原因を探るためにメキシコの奥地に向かった…
さておき、今回からものすごく要求があがるので、
出来なくて当たり前、今は暗中模索の時期、人生のズンドコ、くらいの
メンタルで進めましょう。
じゃあ本編です。
講義の見通し(カリキュラム)
第2回目もペンタトニックスケールについて取り扱います。
カリキュラムとしては以下のようなイメージです。
1)ペンタの成り立ちとイメージ
2)ペンタトニックと2音~4音セル ←イマココ!
3)シーケンスフレーズとペンタ+#2
4)コードに対するペンタトニック
ペンタトニックを使いこなすには?
まぁ、耳なじみのある音階ではあるんですが、
実際に使いこなそうと思うとかなり難しいのがこいつです。
「所詮ペンタ程度、四天王の中でも最弱…」とか思わず、
強敵だと思ってやりましょう。
1つのペンタを使いこなすためのスモールステップ
同様にカリキュラムです。ただし大事なことがあって、
全部終わらせなくても次に進めてOKです。
1つ1つの段階を完璧になるまでやってたら、日が暮れます。
習得に必要なステップ
step 1.ペンタの構成音を覚える
step 2.主音から上行・下行できるようになる
step 3.全部の音から上行・下行できるようになる
step 4a. 任意の4音で上行・下行できる(4音セル)
step 4b.任意の3音で上行・下行できる(3音セル)
step 4c. 任意の2音で上行・下行できる(2音セル)
step 5a. 任意の4音で凸凹に上行・下行できる(発展的な4音セル)
step 5b. 任意の6音で凸凹に上行・下行できる(発展的な6音セル)
step 6.複雑なセル同士を組み合わせて、無限にフレーズが作れる
いや、ステップ多いね・・・?って思うんですが、仕方ないです。
ペンタ自体に癖が少ないので、使いこなすのには訓練が必要です。
実際にアドリブで使えるようになるのは、ステップ④くらいからです。
今回はステップ3までやって、十分にペンタトニックに慣れましょう。
step 4.までを習得できた時のイメージ
つたないながらも頑張りました!サンプルです!
4-3-6-1進行*で、キーに対するペンタでソロをとりました。
(*cf. Just the two of us, 丸の内サディスティック)
ソロの序盤はstep4までのアイデアです。
後半は、ちょっと脱線しつも同じようなコンセプトで弾いています。
ので、step4まで習得できれば、間違いなくサンプル以上の演奏ができます。
本編. 習得までの具体的なステップ
以下、簡単のためにCメジャーペンタ(Aマイナーペンタ)を
例に挙げて説明します。
step1. ペンタ構成音を覚えよう
もう、この段階で必要なのは、ただペンタの構成音を覚えるだけ!
簡単ですね。あとは、社会人の皆さんに言っておきたいことが1つ。
Any keyで練習するのはやめましょう。現実的にそんな時間ないです。
まずは使うキーに絞って、使い方の練習を進めるのが吉です。
ジャズの人ならCかF,Bb,Ebのどれか1つで十分です(下図)。
4つ全部できれば150点です。やった人、えらい。
POPSの人は、G,D,Abあたりを覚えましょう。
これもまず1つからです。
step2.主音から上行下行できる
これは簡単めです。
主音のCから上行下行できればOKです。
次!!!!
step3.全部の音から上行下行できる
急に難しくなります。あまりに酷です。
譜面にするとこんな感じです。
これができるようになると、
ペンタの構成音がしっかり分かるようになります。
やってみないとわかりませんが、見た目より難しいです。
僕はリアルに200回くらい弾いて、手が動くようになりました。
数回やって自信なくした人、安心してください。
100回以下で覚えられた人、天才です。
そして、これだけで、アドリブにそのまま使えるかというと
少し難しいです。練習みたいになっちゃいます。
なので、アドリブに使えるように”セルの分割”を行います。
が、長くなってしまったので、セルの説明は次のnoteで行います。
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