アドテク企業で働き始めました in シンガポール
いつから?なんで?
2014年にシンガポールに来て以来、色々様々なあれこれを経て、2022年11月に某アドテク企業にジョインしました。カナダ発のスタートアップであり、APAC進出のためシンガポールに拠点が出来たのは、ほんの1〜2年前。さて、次は日本いくでー!というフェーズに差し掛かっており、日本語ネイティブ × テック企業で × シンガポールからリモートでの日本市場開拓経験あり の私が、ご縁を得たわけです。
アドテクにも色々ありますが
さて、アドテク(広告テクノロジー)と言っても一言でくくりきれないほど様々な領域、技術がある中で、私が所属している会社はDSP(Demand Side Platform)を自社で開発し、広告代理店や広告主に提供しています。DSPは、インターネット上で「なぜか自分の興味にマッチしたデジタル広告が表示される」という、あの仕組みを支えているメインプレイヤーのひとつ。広告枠を提供する媒体側(Supply Side)の後ろにはSSP(Supply Side Platform)、広告を出す広告主側(Demand Side)の後ろにはDSP(Demand Side Platform)というテクノロジーパートナーがそれぞれ控えています。SSPとDSPの間では、凄まじいスピードで、凄まじいボリュームのリアルタイム入札が行われており、競り勝った広告主の広告が表示される、という流れです。
DSPの役割とは
われわれDSPは、広告主がターゲットとする人々に、広告主が売りたいモノやサービスの広告を届けるために必要なもの、入札に勝てる仕組みをプラットフォームとして提供しています。加えて、広告を届けること自体が最終ゴールではなく、実際に見てもらえたり購買につながるような戦略や、そのためのクリエイティブなコンテンツ、後の効果測定、分析、次への戦略も含めて、各プロセスにインハウスの専任スタッフがおり、代理店や広告主の状況に応じてチームをアレンジし、協業していきます。そんなことを生業にしている会社で、そろそろ研修期間を終えようとしているこの頃の私です。
日本のデジタルマーケティングへの思い
つまり『いいDSPを日本企業に売る』ことで『日本のモノやサービスが国内でも海外でももっと売れる』ためにサポートすることが、これからの私の仕事内容となります。8年9ヶ月ほどシンガポールにいて、日系企業でも欧米系企業でも会社員をやってきた中、『日本マーケットに対しては、日本のマーケターがデジタルマーケティングの主導権を握って、日本独自のデジタルキャンペーンをすること』が、めちゃくちゃ大事。そのために何かやりたい。という、強めの思いを持つようになりました。(経緯についてはまた別途、気が向いたら書きます)
お話ししましょう
これから、色んな人とお話ししていけたらと思っています。日本のデジタル広告業界にいる方、SSPやアフィリエイトやSNSマーケティングやプログラマティック、その他もろもろ、デジタルマーケに関わっている方、業界は違えど同じような思いを持っている方。今の会社、グローバルで1000人くらい人はいますが、どうやら日本語スピーカーは私一人です。(まだ出会ってないだけかも)会社として、日本でのビジネス経験もまだありません。英語ベースの資料や情報ソースは充実していますが、日本語ベースの業界ニュースサイト、オンラインコミュニティなど、業界事情がわかる情報ソースに関して、おすすめがある方。とりあえずつながろうよ、情報交換しようよ、など思っていただけるようであれば、こっそり(じゃなくても)一言、お声がけいただけると嬉しいです。
今後について
Note一本目として、とりあえずは今の仕事について書きましたが、今後ここで書く内容として、アドテクに特化しようとは考えていません。長くなってきたシンガポールでの暮らし、仕事だったり、英語の習得でつまずきまくったこと、異文化コミュニケーションによるトラブルなど、生活の中で起こった様々なことについて振り返りながら、ランダムに発信していく予定です。とても個人的な話が展開されていくと思いますが、よろしければ今後もお付き合いくださいませ。
では、また。