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星名はる「電脳一舞踏会 忘年祭」
実はこんなことをしている場合ではないのだが、どうしても書かなきゃと思って(そして若干の現実逃避も含めてw)書いている。
12月21日、渋谷club asiaにて「電脳一舞踏会 忘年祭」が開催された。
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今回のステージは本当に楽しみにしていた。はるさんのソロパフォーマンス、年内ラストだし、DJ Shimamura さんとのステージだし、もうワクワクしかなかった!
会場は天井が高く、いわゆるクラブな空間設計。ただ音に関してはあまりいい印象を受けなかった。毎度おなじみ勝手なハコの音響チェックだが、バランスとかは悪くないけれど、どこかサウンドデザインが古い感じ。12/7のCelebrations Tokyoの会場となった六本木CUBEの音が凄まじかったので、余計そう思ったのかな。公式サイトの機材をチェックしたら、最新情報には完全に疎くなってるオレにも馴染みの機材が出てきてビックリ。さすがにそろそろリプレイスしてもいいのでは?というリストった。DJさんは音にこだわる方も多いと思うので、ぜひ考えていただけるとよい気がする。
さて。はるさんのSNSをチェックしている方は知っていたと思うが、実は、はるさんはこのライブの前の週あたりに体調を崩されていた。その影響もあって12月に入ってからのライブやイベントがいくつかキャンセルとなっていた。
しかもこの日は、日中の時間帯には撮影会が入っており、10時から16時過ぎまで、モデルとして活動されていた(自分も第一部だけ参加して、シアワセな時間を過ごしていたw)。はるさんのプロ意識からすれば、どちらかを優先してどちらかをキャンセルという発想はしない方なわけだが、それでもやはり心配である。というのも。DJ系のパフォーマンスをご存知ない方のために説明すると、ロックやポップスのライブと違い、DJ系のライブだと、持ち時間内にMCでひと息入れるという時間がない。しかもBPMが速い曲ばかりでつながれていく。イベントによっては本当に開演から終演まで、休憩時間以外はノンストップということもある。しかもはるさんはパフォーマーとして登場するわけだから、高速BPMのトラックにあわせてほぼ踊りっぱなしである。そして今日の出番は、メインフロアのラスト一つ前。しかも持ち時間は40分である。40分踊りっぱなし。だから心配してなかったといえばウソになる。大丈夫かな。無理はしないでほしいな。でもきっと大丈夫! そう、心から祈ってた。さあ、出番!
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オープニングから、いつものはるさんが見られた。やっぱりすごいなぁ!と思った。ただ、どことなく途中から呼吸がつらそうな感じが垣間見えた。自分の先入観なのかもしれかったけれど、そのせいか、自分もだんだんはるさんを見ていてつらそうに感じてしまった。とにかく最後まで出番を務められるように。そう願うしかない。
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ところが。そんな心配は杞憂に終わった。いやいや、失礼な余計な心配だったと言ってよい。20分ぐらい経過、折り返し点を過ぎて、TMネットワークの「Get Wild」が流れる(ちなみにこの曲は、私にとっても、はるさんの配信で妙な意味で思い出深い曲になっているw)。すると、DJ Shimamuraさんが、ステージの流れにうまく息が入れられるような空気を作ってくれた。
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そしてアイロボAの持ち歌(もちろんプロデュースはDJ Shimamuraさん!)となる「CANDYSTRIP」になった途端、自分だけかもしれないけれど、はるさんから発せられる空気が変わった気がした。うまく説明できないのだけれど、Shimamuraさんや、フロアとかのエネルギーをまるで取り込むかのような勢いで、はるさんからエネルギーがうねり始めたように思った。そしてじわじわとエネルギーが高まって、曲が終わる頃には、いつものような、いやいつも以上にエネルギッシュなはるさんがスイッチオン!という感じだった。圧巻だったのは、この後の「メテオシャワー」である。私もライブで何回も聴いているけれど、こんなにスケール感のある曲だったっけ? この疾走感、ホント快感! もうここまで来ると、その後は怒濤だった。DJ Shimamuraさんの Backstreet Boys、YUKI、そしてVaundyというつなぎにただ唸るしかなく、はるさんとの新曲、そして「シンクロデイズ」のオーラスと、まさに音のお祭りである。
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はるさんのイベントに足を運び始めた頃、私はnoteに、一体この人のキラキラはどこから来るのか、そう、書いていた。
帰宅して撮影した画像をみた。ステージの星名さんもスゴかったけれど、写真の星名さんも想像以上にキラキラしたままだった。心底感動した。この人はいったいどんな魔法をもっているんだろう?
今、私が思うに、はるさんのパフォーマンスは「楽しい」という感情に満ち溢れているところが素晴らしいのだと思っている。だからオーディエンスも笑顔にしてしまう魅力がある。このあたりが、キラキラの素なのだろう。しかし、アイロボAと、ソロパフォーマンスの時とでは、その表現の仕方が微妙に違う気もしている。
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はるさんがアイロボAで登場されるときは、アイドルとしてのはるさんがキラキラしている。どんな時間帯、どんな会場、そしてどんな客層でも、自分たちの持ち歌を精一杯パフォーマンスをして、来場してくれたオーディエンスを満足させようとしている。いくらプロであるからといって、いつも一定のレベル以上のパフォーマンスを届けるって、実は本当に難しいことで、その姿勢は本当にすごいなと思うし、個人的にそのことに感動したことがあるほどだ。ただ当たり前だけど、アイドルは自由気ままにパフォーマンスをするというわけにはいかないことも多いだろう。つまり予定調和の美学とも言い換えられると思う。
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一方、ソロでのパフォーマンス時は、その音楽がある空間をはるさんは感じるままに楽しみながら、自由に表現している開放感に満ちている。とにかく楽しくて仕方がないといった気持ちがダイレクトに伝わってくる。私はそこに魅了されてしまう。
またまた一部の人間にしか伝わらないマニアックな例えで申し訳ないが、「あしたのジョー」のとある展開を思い起こした。主人公、矢吹丈は、もともとただ本能で闘争心を剥き出しにして戦ってきた。しかしチャンピオンへ目指して試合を重ねていく中で、いつの間にか、野性的な闘争心を忘れかけていた。そんな時にマレーシア人のボクサー、ハリマオ戦が行われる。このルール知らずの野生児ハリマオとの試合で、序盤大苦戦する。
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しかし徐々に自分が忘れていた感覚を取り戻し、野生児ハリマオを上回る闘争心で勝利を収める。別にはるさんは野生的だと言いたいわけではないw。この日は、ひょっとすると、はるさんも思い通りにならなかった部分があったかもしれない。でもパフォーマンスをしていく中で体力的な余裕がなくなったあたりで、はるさん自身がいろんなものから解放されて、ただ心と体で感じるがままのパフォーマンスができたのではないか。私はそんな風に感じた。はるさんがフロアのオーディエンスとともに、何ものにもとらわれず、めいっぱいステージを使って歌い踊る様子の祝祭感! 日常のしがらみをふと忘れさせてしまう高揚感! 誰もが憧れながら、しかし簡単には手に入らないものを目の前に出現させてくれる存在なのだと思う。
もちろんそこにはDJ Shimamuraさんの存在が大きかったのは間違いない。余裕綽々でありながら緩急自在なプレイがもたらす楽しさはさすがの一言だし、その絶大な安心感から、はるさんもいっぱいエネルギーをもらっていたと思う。
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終演後の特典会では疲労困憊なはずにも関わらず、いつものようにファンサービスをされていた。ホセ・メンドーサを追い詰めて、やがて燃え尽きて真っ白になる矢吹丈以上に、星名はるさんはタフなのである。
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最後に蛇足ながら、今年足を運んだはるさんのソロパフォーマンスを心に残った順に並べてみた。どれも楽しかったなあ
1:地雷系kawaii 4.5(11月9日 ZEROTOKYO B2F BOXフロア)
2:電脳一舞踏会 忘年祭(12月21日 渋谷club asia)
3:Celebrations Tokyo(12月7日 六本木CUBE)
4:電脳一舞踏会 2周年イベント(7月14日 川崎クラブチッタ)
5:PULSE SYSTEM vol.1(10月8日 渋谷club Malcolm)
というわけで、次のソロパフォーマンスライブが、もう待ち遠しくて仕方がないのである。えっ、あなたはまだ星名はるさんのパフォーマンスをみていない? そんなあなたには、このトラックの歌詞をプレゼントしよう。そして一緒にライブで笑顔になろうぜ!
ダンスフロアに笑顔を
前向いてなくてもいいけど
さあ 笑ってくれたら嬉しいな
画面越しのあなたも
回ってホットなダンスチューン
輪になっておちゃめなバイブス
公共電波 乗せてフィーバー
ほらピ・ポ・パ-Pa-Pa-Pa
Party Bass
最後にはるさんへ いつか話したローリング・ストーンズのボーカル、ミック・ジャガーのライブ映像の姿、どこかでみてくれると嬉しいです。この人のパフォーマンスのスゴさは、きっとはるさんはわかってくれると思います。