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星名はる「Celebrations Tokyo」

 12/7(土)にCelebrations Tokyo というライブイベントが六本木CUBEで開催された。

 今回、はるさんのバックDJを務められるのはDJ Norikenさん。はるさんの楽曲もいっぱい作ってらっしゃる方。

 これまでに何回か書いているが、私が最初にアイロボAのライブに足を運んでみようかなというキッカケを作ってくれたのが、DJ Norikenさんが作られた「Inside With Truth」だった。その組み合わせを初めてライブで見られるわけで、そりゃ、いやが上にもテンションはあがるわけで。

 ただ、そんな楽しみだったイベントで、チケットを購入し忘れるというポカをやってしまい、もし主催者さんが追加チケットを販売されてなかったら、ずっと後悔の念にとらわれてただろう(しかも追加販売もごくわずかだったよう。当日会場に到着して、追加販売を行うこと自体がかなり大変だったのだろうと申し訳なくなった)

 会場は六本木CUBEというイベントスペース。コンパクトだが、ライブスペースとしては充分。ただ今回はDJプラスパフォーマンスなので、ステージ設定の関係で後方の方はDJプレイはちょっと見にくかったかも。

 毎度おなじみ勝手なハコの音響チェックだが、今回SPはなんとイギリスのメーカー、マーチンオーディオ! ライブハウスや映画館で、たまーに見かけたことはあるが、欧州メーカーらしい響き方で面白かった。ユニットやパワーアンプも知りたかったんだけど、公式サイトには、なぜかJBLやEVの混合編成になってて、よくわからない・・・とまた脱線してスミマセン。

 はるさんの出番は、メインフロアの後ろから2番目。

 今回の衣装は過去の生誕祭で作られたものだそうで、バンブルビーなカラーリングがカッコイイ。

 まずいきなり「Kaguratsuki」が。もうこの時点で私の気持ちは「うわああああああああああああああ!」な状態w。そこから「ナツノハテ」「Inside With Truth」、そして新曲「LTSENJYWKNDLFE feat. 星名はる」へとDJ Noriken印のトラックが並ぶ怒濤の展開!! さらに「アオハル∞INFINITY」「Jingle」があって、最後は「シンクロデイズ」エモくてハイスピードな40分があっという間だった。

 さて。今回のライブは私にとって、アイロボではない、はるさんのソロパフォーマンスの場としては4回目になった。その中のひとつ、7月14日の電脳一舞踏会について私はnoteにこんなことを書いている

はるさんのパフォーマンスはまた(アイロボの)ライブとは違う印象だった。ライブの方はアイドルの中のアイドルとしてキラキラするのだが、こちらはいくらアイドルとEDMの親和性が高いとは言えはるさんのファンを除けば、アイドルのライブや撮影会とDJイベントのどちらにも顔を出す方はそれほど多くないという現実から考えても、やはり異物感は拭えないところはある。

星名はるさんのこと その3 「電脳一舞踏会 2周年イベント」

 これは今回も感じたことだった。                  
 電脳一舞踏会はチッタという大きなハコでトップバッターとしてドーン!という役割だったから、はるさんも緊張感と共に余計なことを感じる間もなかっただろうし、11/9の地雷系kawaii4.5は、フロアごとに何となく客のお目当ての音が分かれていたので、すごくやりやすかったと思う(はるさんも思う存分大暴れ!みたいな感じだった)。

 今回は出演されているDJのプレイを楽しみたくて来たというオーディエンスが多かったようで、そのあたりの要望に応えるパフォーマンスをするというのは、なかなか難しいところもあったかもしれない。

 でもはるさんのパフォーマンスの素晴らしさは変わらなかった。

 前述の引用に、私はこんな続きを書いている。

見た目もパフォーマンスも、2次元キャラクターみたいな女の子がそのままステージに現実としているというのは強烈だ。そしてグループのライブと違って、感じるままに動くはるさんの魅力はやはり圧倒的である。前から思っていたけれど、多分はるさんは良い意味でアイドルという範疇に収まりきらないのだろう。ザッツアイドル!であることは間違いないけれど、ただそこに縛りつけてしまうのはもったいない。今日のパフォーマンスもそれを証明している。

星名はるさんのこと その3 「電脳一舞踏会 2周年イベント」

 はるさんのあのパフォーマンスを見たら、DJ界隈の方もアイドル界隈の方も、そしてどちらにも強い興味がない人(当初、私はそれに近かったと思う)ですら、みんな幸せな気分になってしまうだろう。それは楽曲、ダンス、ルックス、全てが渾然一体となって生みだされた魅力であり、「星名はる」というジャンル分けしかできない存在なのだと思う。

 私は音楽のジャンル分け文化を好ましく思ってない。便宜上、ある程度は必要だとは思うし、もちろん音楽は非言語なので、ロックやポップス、○○みたいな音楽、といった表現などもありだと思う。ただここまで観客の好みが細分化されてしまった昨今、今までふれることのなかった音楽のジャンルに接する機会がかなり減ってきている印象があり。そんな中でのジャンル分け文化は、弊害として異ジャンルの交流を妨げてしまう壁となっているのではないか(余談だが、そんな中でフェスという文化が日本に定着したのはとても喜ばしいと思っているのは、そんなジャンル交流が自然にあるからだ)。DJ界隈とアイドル文化の客層が重なる部分は極めて少ないと思う。はるさんはその中に果敢に立っているのだから、それだけでも実に勇敢だと思う。

 前回の文章で、はるさんを「超時空要塞マクロス」に登場するキャラクター、リン・ミンメイに例えた。

 知らない方のために簡単に説明すると、この物語の中で、アイドルとなって活動するミンメイの歌が、やがて戦うことしか知らない敵異星人たちに失われた「文化」をよみがえらせ、結果的に人類との戦争を終結に導くキッカケになるという設定なのだ(TV版と劇場版では細かい差異があるが、そこはとりあえず省きます)。で、この展開について、私は正直、初めてマクロスに触れた時に、あまりそこに説得力を感じなかったw(マクロスにそこまで強い思い入れもない(大汗。しかし今は違う。古今東西、音楽で運命が変わるという物語は、グリム童話の「ハーメルンの笛吹き男」のようにいっぱいあるし、人々を魅了する魔力のようなものが音楽にはあると思う。実際にはるさんがそんな存在なのだから、私はそんな物語を信じられる。

 今回も初めてはるさんのパフォーマンスや楽曲にふれて、「うわぁ!」ってなった人は絶対いたと思うし、出演順の関係で特典会が出番前だったけれど(しかも出入り口付近でわかりくい場所だったし)、もし出番後だったら足を運びたくなった人はいっぱいいたと思う。

 さあ、「星名はる」という唯一無二の存在が作り出すパフォーマンスを楽しもうではないか! しかもまだ年内にそのチャンスがあるのだ!

 7月の電脳一舞踏会と同じ、DJ Shimamuraさんとの組み合わせ。またまた本当に楽しみ! とりあえずチケットを購入したのはちゃんと確かめたw わくわくしながら、また足を運びたいと思う。

 もしよければ、はるさんの音楽について書いた他のnoteもお読みいただければと思います。


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