黒砂糖とBlack Lives Matter
黒砂糖が欲しかった。黒蜜が食べたくて仕方なかったから。
物価がやたら高いのでなんとか安く、時期が時期なのでバスなどに乗らないでなんとかして黒蜜が作れないかとググったら、作っている海外勢がちらほらいた。前回のアメリカでの8年間の生活の頃よりもたくさんの海外移住組がいろんなものの作り方をいろんなところで公開してくれるので、こんなもん作れるの?と言うものも結構作れることが分かる。
実は黒蜜の前に、きな粉が食べたくてきな粉をどうやって手に入れるか考えて、soy flourを炒ったらきな粉になると言うのを知り、昨日きな粉を作ったばかりだ。そして、昨日の夜から黒蜜が食べたかった。実は昨日きな粉のために買ったsoy flourと一緒にタピオカ粉なんて買ったので、タピオカでわらび餅を作ろうと思っている。
Bulk Barnと言う小麦粉やらお米やらパスタやらドライフルーツやらナッツ類やら様々な食べ物を量り売りしているお店に昨日・今日と言ってぽちぽち買い物している。
そして今日、黒砂糖が欲しくて買いに行った。行く前に事前にちゃんと売ってることを把握して出かけた。閉店間際に滑り込んだので急いで買い物をしたくて、お店の人に「Where is Black sugar?」って聞いたら、お店の人に「Don't say Black」と呼ばれた。なので、「Where is sugar cane?」と尋ねたら連れてってくれたんだけど、そこには白いお砂糖があった。私が欲しいのは白い砂糖じゃない。私がここに来たのは、白いお砂糖を買うためじゃない。三温糖のような薄茶色のお砂糖が欲しいわけでもない。
Black Lives Matterの問題は大きなことだけれど、でもBlack sugarを使うと非常識な人みたいに扱われるのはどうしてなんだろうと思う。人種をさしているわけでもなく、私はただ黒砂糖が欲しかったのだ。これがお砂糖だからなのか、黒豆を欲しい人がBlack beansって言ったら、blackなんて言うんじゃないと言われるのかしらとぼんやりと思った。
もしかして、今後は黒いって色も使えなくなったりするのかしら?と思ったり、そんなことを考える私が悪いのかと思ったり。でも、私は黒砂糖が欲しかったんだよーーー。