英語が話せるように見える人とは?
英語力というのが仕事を探す上で何となく武器になる感じかもしれないと
何となく思っていたけれど、実際そんなことは一度もない。
若い子が語学ができればとかプログラミングのスキルがとか
色々言って挑戦していて、
実際にうまく行ったことの理由としてその二つをあげてるのを
時々ネット上で見かけるけど、どういうわけか
就職するときに一度も役に立ったことがない。
前に派遣の仕事で林檎マークの会社で
その会社が地図のサービスのための
データ入力の仕事の募集いうのに応募したことがある。
六本木にある会社で林檎の会社が
どんな感じなのか見学する気持ち半分で応募した。
入ったところ、その会社は林檎のお店と同じ感じで
林檎の製品が並んでいるところがあって
大手のIT企業っていうのはこんな感じなのかと思っていた。
面接に行って、仕事がどんな感じなのかの説明を受けて
地図を作るために、別のIT大手の会社が作った地図で
場所の検索をかけて、出た結果を
会社のデータベースに入れるという感じの仕事だった。
それでも、アメリカにある本社で英語の指示が来たり
指示が英語できたりするから
データ入力できる英語が使える人というのを探しているとのことだった。時差があることもあって
日勤と夜勤という感じで、シフト制の仕事だった。
面接で質問されたことで覚えているのは、
地図では検索するのは好きですかという質問と
本当に英語でコミュニケーションできるほど
英語が堪能なんですか?
の二つだった。
最初の「地図を検索するのはすきか?」
という質問には、なんて答えていいのかわからなかった。
「はい!私は場所を地図検索するのが大好きです!」
なんていう人がそんなにいるはずないと思うけど
そういうふうに答えて欲しいのかなとか色々考えた。
後者の「本当に英語でコミュニケーションがはかれるのか?」
という質問は、それまでに何回も聞かれたことがあって
いつも「できます」というけれど
「本当なんですか?」と言われることが何度もあった。
面接側はそうやって質問して雇った人が
実は英語ができなくて後で実はできなかったという
ことが今もあって困ってると言っていたけれど
「だったら英語で面接したらいいのに」といつも思っていた。
外資系の人材紹介とか派遣の登録の時とかも
日本語で散々話をして、大抵言われるのは
「何か英語で喋ってください」だった。
いつもアホかと思うけれど。
それとは別に面接で言われたことで頭悪いのかと思ったのは
「本当に英語喋れるんですか?」と何回も聞かれたり
「英語でメールとか本当に書けるんですか?」とか
「英語喋れる風に全然見えないですよね」みたいな
本当に勘弁してくれと思うようなことも言われたことがある。
みんな英語を使える人材が欲しいなら
英語が使える人と面接で喋らせたらいいと思うよといつも思っていた。
今までに何回も聞かれた「英語が話せる風に見えない」という
意味の分からない発言には辟易していた。
あんたの頭の中にある英語が話せる風の人ってどんななん?
といつも思っていた。
派遣で働いていた時のも
同じ派遣の人に似たようなことを言われて
「私の知ってる帰国子女の人たちは
話すときは英語とか混ぜて話してて
〇〇さんって全然そういうことしないから
実は違うんじゃないかと思って」
みたいなことを言われたことがある。
かといって、日本で留学時代からの友達と話す時みたいに
英語のフレーズとかうっかり混ぜて話そうならば
面倒くさいことが起こる可能性の方が高いので
日本に帰国後は細心の注意を払って
なるべく全て日本語で話すように必死に生活していた。
アメリカで大学と大学院に通ってて
メールも書けないほどの学力で卒業できると思ってる
企業で面接官までするような立場にいる、
おそらく日本の大卒の人々は
日本の大学で何語で勉強してたのかといつも思う。