#男と女の友情
「 #書いてつながろう 」
外出自粛でなかなか外に出られず、たくさんの暗い情報で頭がいっぱいいっぱい。
こんな状況だけど、みんなで「書く」ことでつながったり、楽しい習慣になったらいいな。
そんな企画に賛同したメンバーで、毎週テーマに沿って投稿しています。
参加したい方がいましたらコメント欄にてご連絡ください。
今週のテーマは「 #男と女の友情 」です。
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「友達からでいいからさ」
友情をダシに近づこうとする常套句。
「友達以上、恋人未満」
一線超えてそうで全く達してもいないグレーゾーン。
「ただの友達だから」
恋愛市場からの撤退を余儀なくされる最後通牒。
友情はいつも、恋愛の前では無力なんだろうか。
チョキに必ずパーが負けるみたいに。
そんなことを考えながら、ちょくちょく行くスーパーで僕は、
袋詰めのイライラをおさめる。
ロール式のポリ袋をなかなか開けられない。
顔面はギトギトなのに、指先はカサカサで、
お店は感染対策のために濡れタオルを撤廃したものだから、
ポリ袋を前に四苦八苦する。
これもコロナ禍のひとつだ。
先生がプリントを配るときみたいに指をひとナメするのはダサいし、
ましてや感染リスクも高まる。
指サックしてまで買い物にも出たくない(てか持ってないし)。
だから、牛乳とか冷凍食品とか新鮮な野菜とか、
水分補給できるものを一品は買って、
指を湿らせてから袋の入り口をカサカサと探す。
ある本で読んだのだけれど、
特定の人に恋愛感情を抱いているとき、
ほかに自分の好みのタイプが現れても気にならなくなってしまうのは、
ホルモンのひとつ(セロトニン)が少なくなってるからなのだそうだ。
強迫神経症の患者と同じくらいに濃度が低くなるらしいので、
「恋は盲目」といわれる理由のひとつなのかもしれない。
でも、そんな恋愛の高揚感は長くは続かず、1〜2年で失われてしまい、
氷河期みたいな安定期(倦怠期ともいう)がやってくる。
この時期に絶滅してしまう恋愛も少なくない。
平成のはじめ、JR東海が言っていた。
距離に試されて、二人は強くなる。
恋愛にとって、距離は天敵だ。
ソーシャルディタンスにもちょっと弱いかもしれない。
(ちなみに、僕も遠距離恋愛の失敗組だ)
そして、脳科学的に言って、その感情は長持ちしない。
一方、友情はふてぶてしく、厚かましい。
距離にも時間にも負けない生命力がある。
一緒に乗っているのは、
シンデレラエクスプレスではなく、
ノアの方舟のようなフレンドシップだ。
夫婦関係の土台を築くのも、友情なんだと気づく。
カサカサの指で、カサカサと音をたてながら、袋におさめる。
今日の僕のおつかいが、やっと完了した。
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来週のテーマは「 #つい買い続けてしまう色々 」
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