60歳からのキャリーバッガー
旅のかたち その1
旅にはいろいろな形があります
私のような高齢者には高齢者の旅があります。
昔のように体力に任せた旅はできません。
重い荷物も背負うことはできません。
ここで私が言う旅は、旅行会社のパッケージツアーではなく、
ハンドメイドの旅の事です。
私は60歳を機に少し長い期間の旅を始めました。一人旅が多いです。
◎体調の管理
健康でなければ旅はできません、ましてや長期の旅は無理です。
数年前左の胸の脇が痛いのを無視して旅行に出かけてすぐに引き返さなければならなかったことがあります。肺に穴が開いていたのです。往復20時間を超えるフライトはその症状に拍車をかけてしまいました。
定期検診や、既往症のチェックなど旅の前の体のメンテナンスは欠かせません。
また、旅先では、なかなか薬を買うことができません。胃腸薬や風邪薬、消毒液、バンドエィドなども必要です。
不幸にして、旅先で事故にあったり、発病したりして病院にかからなければならない場合もあります。
こんな時に頼りになるのは、旅行保険や医療保険です。旅行保険はたいがいクレジットカードに付帯されている場合が多いのですが、条件がありますので、よく注意事項を読んでおくことが必要です。条件を満たしていないと保険でカバーされないので要注意です。
また、私は医療保険にも入っています。この保険は入院にかかる費用を2億円程度までカバーしてくれるものです。
私の友達からの情報だと、アジアの周辺地域で交通事故にあい、近くには総合病院がないので、シンガポールの病院まで往復搬送してもらったケースがあったそうです。この経費も医療保険でカバーされます。
旅には旅行傷害保険が必要です。日本人は健康保険があるのであまりわかりませんが、海外で大なけがや手術をしなければならないと莫大な金額になります、私の住んでいるセブでは、お金がなければ入院させてもらえません。ここはケチらずに保険をかけていくことをお勧めします。
画像は2014年に行ったウイーンの『ベルベデーレ宮殿』の噴水です。