思わず言葉を失う。
★思わず言葉を失う サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂 フィレンツエ
今までヨーロッパでたくさん教会を見てきました、ミラノのドゥオーモも尖塔が美しく感動しました。
しかし、この『サンタ・マリア・デル・フィオーレ』教会を見たときは、本当に驚きで言葉を失いました。
外壁は純白に大理石を基調に、緑、ピンクの大理石によって華麗に化粧されています。
他の国では見たことのない外観です。
ファサードも、立体的な広がりの中で、円蓋が存在感を主張しています。『花の聖母マリア』の名前のとうりのいで立ちです。
大聖堂の入り口です。とても手が込んだ、彫刻や飾りが一面に施されています。
本当に素晴らしい技術です、一つ一つが芸術品です。この複雑な模様は、デザインされ石工によって彫られていったんですね。
守護聖人でしょうか、この大聖堂を寄進した羊毛組合の幹部でしょうか?
この人はたぶん教皇猊下ではないでしょうか?
外壁の装飾を一つ一つ見て回るだけでも、とても楽しい散歩になります。
この『サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」は13世紀にそのころ大きな産業になっていた羊毛業組合の発注で、アルノルフォ・ディ・カンビオによって設計され、着工されました。
様式はゴシック様式、一部初期ルネッサンス様式です。
★壁面美術館楽しいぐるり散歩 サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂フィレンツエ
壁面美術館を散歩しているときただ目の高さだけを見ないでください、上の方にも、にも斜め上のほうにもいろいろな物が見えてくだはずです、画像は単に口を開けた人の彫刻ではありません。今まで、怪獣の形をした画像は何回か載せましたが、これは口を開けた人です。
このころの雨樋ですね、雨がたくさん降って口から雨水をたくさん出しているところが見てみたいですね。
とても素朴なところがいいですね。偉いお坊さんですかね? ヘアースタイルが大和時代の日本人のようです。
この彫刻もなかなか感動しました、柔和な表情やひげの感じ、衣服の襞まで双眼鏡で見なければ分からない距離です。
欧州の旅には双眼鏡や、単眼鏡は欠かせません、建物が大きいのでなかなか上の方が見えません。
どうしてこんなにたくさんの素晴らしい彫刻がこの時代に作れたのでしょう、その秘密は『毛織も名産業など』の産業の発展にあるのです。