大腸がん化学療法の旅記録①~1回目最初の1週間~
12月23日から化学療法を始め、1週間経ちました。
少し細かいですが、私自身が忘れないように、
どなたかにお役に立つことがあるならと思い、
また旅記録として残していきます。
12月23日、病院到着。外来で採血
化学療法(抗がん剤)では、現在の身体の状態を知るために
点滴前に採血の値を見て今日の点滴を打てるかどうか判断をします。
採血の値が出てから外来に呼ばれるので早めに到着^^
今回は食事抜きですごくおなか減ったんだけれど、
食べてきていいということだったから今度は食べて行こう☆
診察前にDVD視聴
ゼロックス療法というわたしが行う化学療法では、
副作用の主となるものが手足症候群です。
手足がヒリヒリチクチクしたり、ひび割れやかさつきが出てくるので
ハンドクリームを塗ることの重要性を伝えてくれるもの。
スマホをさわるのでハンドクリームを塗るのが好きではないわたしですが
さすがに予防できることはしようという気持ちになりました笑。
診察
採血のデータをみて、この日の抗がん剤の点滴を打てることになり、
一安心。
質問はありますかと聞かれたので、
ジェルネイルと
インディバという施術をおこなってもいいかということを聴きました。
どちらも絶対にダメということではないということでしたが、
副作用に影響しそうなので、
3月まではお休みしようと自分で判断しました。
診察のときに聴かれたことのもうひとつは、
吐き気に強いかどうかということ。
私は、手術のときの全身麻酔で結構気分が悪くなったことや乗り物酔いが時々あるため、吐き気止めの薬を出してくれました。
これを点滴の前に予防的に飲みます。
抗がん剤の点滴はじめ
外来治療センター(ATC)という場所で、リクライニングチェアに座り
抗がん剤の点滴は2時間ほどかけてゆっくりと点滴します。
私はその前に、アレルギー予防と吐き気止めの点滴をしてからなので、
実際には3時間近くかかります。
この日は一日で160人ほどの患者さんが
ここで治療を受けられると書いてありました。
たくさんの方ががんばっているのですね。。
思ったよりも快適で、テレビが一人1台あり、カーテンで仕切られます。
テーブルついているので私も
持ち込んだお昼ご飯をそこで食べながら点滴することに♪
抗がん剤の点滴の途中から、針の部分がピリピリする感じがあり、
そのうち点滴を入れている左手の先がしびれてきました。
自分の好きなYoutubeをみたりして気分を上げます^^
点滴が終わるころに右手もこわばっている感じになりました。
抗がん剤が終わって、お手洗いで手を水で洗ったら、
手がしびれて痛くてビックリしました。
水で手を洗うことが当分億劫になりそう笑。
病院から帰宅
息子の運転する車で帰宅し、
立ち上がる時から膝のあたりからしびれて
立ち上がりづらくなっていました。
帰宅時の手洗いは、
息子がお湯を出しておいてくれたので
助かりました^ ^
食欲はあるものの、1口めを食べたとたん
唾液なのかリンパ液が流れるからなのか痛みがあり
ひぇ~と声を出すほどでしたが、
2口めからは普通においしく食べられ一安心^^
抗がん剤の内服薬がこれから2週間朝晩で始まります。
寝る前のクリームは忘れずに塗ります。
1日目~3日目
おもな症状は左ひじ~左手先と、右手首から手先、
両膝から足先までのしびれです。
正座をしてしびれる感じが、持続的しています。
冷蔵庫の中のものを出すことや洗濯物を干すこと、
金属性の冷たいものを触ったりすることでしびれがつよくなるので
こうして軍手をしています。
しびれが一番強かったのは2日目でしたが、
それ以外に気分が悪くなることもなかったので
結構マイペースに過ごしていました。
4日目~6日目
おなかが重い感じが続いていて
なんとなくむかむかする感じが続いていました
二日酔いのようです💦
しびれも少しは軽くなっているような気はしますが、
あまり変わらず。
この時期がいちばんきつくて・・
もうこのまま逃げ出したいとか
抗がん剤をやらないほうがよかったかなとか
生きるのがつらいとか
そんなことを思いました。
口ききたくないし
楽しそうな話題も聴きたくないし見たくないし
人がうらやましかったりもしました。
頭を使うことがとにかくきつかったので
寝て過ごしてばかりいました。
あとは
自分が想像するハンディがあっても
前向きに生きている人たちのYouTubeをみて
がんばらなきゃと気力を出していました。
7日目~
冷たいものにふれたりしなければ、
しびれがあんまり気にならなくなってきました。
おなかの重い感じは続いていますが
むかむかのピークはすぎて、
気分がよくなってきました☆
食べるときの一口目の痛みも
少し軽くなったような気がしています。
久しぶりに食材の買い物に行ったり(重いものは手伝ってもらいます)
大好きなお花さんへ、和ばらを買いに電車に乗る気分にもなりました。
お部屋に飾り、年越しできることが
すごくうれしい。
こうして、
やっと文章を書く気持ちに♪
なんとなく感じたのは、
キモチが少し楽な時の方が副作用はやっぱり楽な気がします。
できること、できないこと
年末の大掃除はできないところはたくさん。
家族にやってもらいました。
できないことの罪悪感が時々ひょっこり出てきたりもしました。
手先はうまく使えないこともあったりします。
スーパーでの袋を開けたり水筒を取り出したり
カメラフードを回したり。。
これもみんなに手伝ってもらうことばかり。
カメラは手袋しながら大きなカメラでは撮れることがわかりました。
スマホは、寒いとき素手では厳しそうです。
しびれがすっきりなくなるのか
残るのかもわからないけれど、
その時に考えて悩んでいこうと思っています。
自分のココロのチャレンジもこれから続いていきそうです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?