結局お金が動く市場とは?

現物を伴うモノ、物理的戦力となり得るもの、そういうものが有事の際には価値が集まるということがわかった。

具体的には、
原油、穀物類、ゴールドなど、それに加え基軸通貨、そして戦力。
貨幣の価値がかつてはゴールドに裏付けられていたが、ある日を境に崩壊。
その次の裏付けは原油となった。
さらにその次は戦力。
安全を確保するために、「戦力」という裏付けが価値を持つようになった。

第二次世界大戦後は、アメリカという巨大な戦力が世界中で幅を利かせているが、現在はその状況が変わるかもしてない状況にある。
アメリカと冷戦を繰り広げたロシア(旧ソ連)。そして近年目覚ましい発展を遂げている中国。
ロシアは現にウクライナに侵攻している。
中国も東アジア・東南アジア諸国の領海侵犯を繰り返している。
これまで中国と世界の窓口であった香港を無理やり取り込む事件も発生。

ロシアに関しては、広大な土地に眠る原油など資源が豊富にある。
中国も同様に広大な土地からレアアースなどが発掘されている。

現物で価値を伴う要素がロシアと中国には多数ある。
しかも、基軸通貨の立場を米ドルから人民元へと変えようとする思惑もあるようだ。(ブリックスとしての新通貨の可能性もあるかも)

今後の動きは、サウジアラビアなどの産油国とアメリカ、中国、ロシアそれぞれの関係によって変わるのであろう。
平和な時代が終わりを告げるのか、それとも新しいカタチの希望が見られるのか。
今後の世界の移り変わりを注視したい。

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