2023なでしこリーグ1部第1節プレビュー
今節の対戦カード
チームプレビュー
日体大SMG横浜 VS 愛媛FCレディース
昨季7位の日体大と11位の愛媛の一戦。どちらも昨季は得点力不足に苦しんでいた。日体大は新体制となって迎える今季のなでしこリーグ。前年の成績よりも一つでも上に行けるように新学年のメンバーが挑む。対する愛媛は6名の選手が新しく加入した。その中でもサンフレッチェ広島レジーナから移籍してきた久保田にはWEリーグでの経験とともに攻撃面での活躍に期待がかかる。
朝日インテックラブリッジ名古屋 VS スペランツァ大阪
昨季6位の名古屋と10位の大阪の一戦。昨季の名古屋は負け数こそ少なかったものの勝ちきれない試合も多かった。新しくも森山監督が指揮を執る今年の名古屋は勝ち切る試合が求められる。対する大阪は22試合で13得点と得点力の改善が求められる。今季は多くの選手が加入したがその中でも小嶋、古寺、玉田ら攻撃陣の活躍が今年の成績に大きく影響するだろう。
ASハリマアルビオン VS ニッパツ横浜FCシーガルズ
昨季3位のハリマはホームで昨季8位のニッパツを迎える。リーグ終盤に怒涛の連勝で3位まで上り詰めたハリマは優勝を目指す。昨季リーグトップの46ゴールをあげた攻撃陣に堅い守備と好守で充実しており、今年も継続した戦いが期待される。ニッパツは昨季は成績振るわずか引き分けが多かった。順位程の失点はないものの得点力がもう1段階上がれば上位に食い込むことも可能なはず。このオフは後ろを中心に補強を行ったニッパツ、粘り強い戦いが今年も見られるだろう。
オルカ鴨川FC VS バニーズ群馬FCホワイトスター
昨季は終盤に勝点を稼げずに5位で終えたオルカと9位で終えたバニーズの一戦。オルカのこのオフにサッカー大国アメリカからハンナディアスが2018年以来の再加入。吉良が抜けた穴として十分である。バニーズはこのオフに選手が大幅に変わった。20名以上の入退団があり新しいチームと言っても過言ではないだろう。戦術の浸透には時間がかかるかもしれないが新生バニーズの今年の戦いには注目だ。
スフィーダ世田谷FC VS 静岡SSUボニータ
昨季なでしこリーグを優勝したスフィーダが目指すのは連覇。チームの得点源である大竹がケガにより開幕戦の出場が微妙なのは気がかりだがハリマから加入した新堀が攻撃をけん引していくはずだ。対する静岡もなでしこリーグ2部を優勝した勢いのまま前年度覇者に挑む。今季からキャプテンとなった山田を中心にクラブ初となるなでしこ1部で台風の目となるか。
伊賀FCくノ一三重 VS 大和シルフィード
連覇を目指した昨季の伊賀は最後まで優勝争いを繰り広げるものの最終的には2位で終えた。2年ぶりの優勝へ向けて開幕戦は絶対に負けられない。対するシルフィードもなでしこリーグ2部を3位ながら繰り上がりで昇格を手にした。今最も勢いのあるクラブとの呼び声も高いシルフィードが1部でも注目を集められるか。
JWCRランキング
現在のなでしこ1部では伊賀が7位で最上位に位置している。次点のスフィーダとは約20ポイント差となっている。