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2024 WEリーグ クラシエカップ第2節レビュー


今節の試合結果


試合レビュー

INAC神戸レオネッサ VS ちふれASエルフェン埼玉

初戦勝利したINACと敗れているエルフェンの一戦。苦手のINAC相手にひるまず一進一退の攻防を続けるエルフェン。前半は両チーム4本のシュートを放ち互角の内容だった。後半に入っても動きは変わらず、INACがしびれを切らし選手交代を行うとスコアが動く。74分吉田からのクロスボールを瀬戸口が相手の前で触りエルフェンが先制する。ビハインドとなったINACは前がかりになるもののリードしたエルフェンは最後までハーフタイムの交代だけで乗り切り試合終了。対INACに公式戦1勝1分33敗ととても苦しんでいる苦手な相手に対して通算2勝目をあげて勝点3に積み上げた。一方のINACは開幕連勝とはならなかった。


日テレ東京ヴェルディベレーザ VS AC長野パルセイロレディース

開幕戦は攻めながらも得点が奪えず引き分けに終わったベレーザが長野を迎えての一戦。立ち上がりから押し込むベレーザが長野ゴールを脅かす時間が続くが耐える長野、しかし前半終盤の42分に菅野のゴールでベレーザが先制すると終了間際にも菅野が追加点を奪いベレーザが2点リード。前半の終わり方が悪かった長野は後半立ち上がりの53分にPKを獲得すると伊藤のキックが決まり点差を1点に縮めた。しかし流れからのチャンスはなかなか作らしてもらえず最後まで追いつく事はできなかった。後半アディショナルタイムには山本にダメ押しゴールを決められ万事休す。前節の引き分けを引きずらなかったベレーザが今日はしっかりと決め切り3-1で勝利した。


アルビレックス新潟レディース VS マイナビ仙台レディース

初戦で敗れている新潟は後がない状況。対する仙台は今季初の公式戦となったこの一戦はホームの新潟が主導権を握り仙台を圧倒する。前半から多くのチャンスを作り出すと仙台はゴール前で耐える時間が続く。それでもしっかりと前半を0で抑え切った仙台は後半に反撃を狙うものの64分に3枚替えを行った新潟の采配が的中。71分、仙台のCKからカウンターで田中がドリブルで相手を抜き去り最後は下吉が押し込んで新潟がやっとスコアを動かす。その後も手を緩めない新潟は追加点こそならなかったものの違いを見せつけ1-0で勝利し勝点3を獲得した。


サンフレッチェ広島レジーナ VS 大宮アルディージャVENTUS

初戦を勝利してホーム開幕戦に挑む広島は大宮を迎えての一戦は前半から拮抗した展開が続く両チーム。共に前への早い攻撃でチャンスを演出するも得点には結びつかず。前半の終了間際には相手のミスから抜け出した髙橋が今村に倒されファールを獲得。このプレーで今村にイエロー、ベンチにいた平川コーチにレッドカードが出された。前半をスコアレスで迎えた後半は大宮が押し込む時間から始まるものの選手交代で徐々に広島が押し返す。次第にオープンな展開となり総力戦となった両チームは前線の選手をフル交代させて得点を狙うも最後までスコアは動かず試合終了となった。


ジェフユナイテッド市原千葉レディース VS セレッソ大阪ヤンマーレディース

2連勝を狙う千葉と今季初勝利を狙うセレッソの一戦。前半の主導権はホームの千葉が握る。大澤、小川の2トップが積極的にシュートを放つなど押し込むシーンが目立つ中セレッソは組織的な守備で対応を見せる。前半はスコアが動かず迎えた後半、千葉の攻撃が一層迫力を増す中でセレッソは着実にチャンスを作りだすと88分、途中交代の松本のラストパスを矢形が振り抜くと相手DFに当たってコースの変わったボールはネットに吸い込まれ劣勢だったセレッソが終盤で先制に成功する。しかし、勝利間近だった後半アディショナルタイム、前に人数をかけた千葉は小川の劇的ゴールで試合を同点に追いつき試合終了。セレッソとしてはあと少しのところで勝点2を失う形となってしまった。


今節のMVP

田中 聖愛(アルビレックス新潟レディース)

自陣からの迫力のあるドリブルで相手DFを次々に交わしゴールをお膳立て。これが決勝点となりチームも初勝利をあげた。


得点ランキング

菅野が2ゴールを決め藤生と並んで首位に立っている。


アシストランキング

小川が2アシストで首位になっている。


JWCRランキング

今節の結果、新潟、エルフェンが1ランクアップした。


順位表

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