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2024-25 WEリーグ第8節レビュー

今節の試合結果


試合レビュー

マイナビ仙台レディース VS セレッソ大阪ヤンマーレディース

連勝を狙う仙台だったが先制したのはアウェイのセレッソ。4分に矢形のゴールでリードを奪うと35分にはCKの流れからまたしても矢形。前半2ゴールを奪う活躍で試合を優位に進めるセレッソは後半に入っても仙台に流れを渡さず。終盤の86分には今季2度目となるハットトリックを達成した矢形。仙台も遠藤が何とか1点を返すが試合終了。矢形がチームを勝利に導きセレッソが勝点を11に伸ばした。


三菱重工浦和レッズレディース VS サンフレッチェ広島レジーナ

前節相模原に苦戦した浦和だったが前半から無敗の広島相手に攻め込むシーンを多く作る。それでも好調な広島はしっかりとした守りで得点を許さないと前半は両チームスコアレス。後半に入ってギアを1段階上げた浦和は61分に塩越のゴールで均衡を破ると、73分には島田の追加点で2-0とした浦和。それでも広島は79分に上野が1点を返し、そこから前がかりになって同点を狙いに行く。だが、試合巧者の浦和はリードをしっかりと最後まで守り抜き試合終了。2-1で浦和が広島に初黒星をつけた。


大宮アルディージャVENTUS VS アルビレックス新潟レディース

リーグ戦5試合得点がない大宮と新潟の一戦。立ち上がりを制したのはアウェイの新潟。7分、セットプレーの流れからチャンスを作ると最後は園田が押し込んで先制する。リードを許した大宮はその後押し込むシーンを作るもののシュートまで持ち込むことが出来ず前半は無得点。後半に入っても新潟に攻撃を機会を与えない大宮は選手交代を行い攻め込むものの最後までネットを揺らすことが出来ず。13本のシュートを放ったものの枠外が多かった大宮、新潟のワンチャンスに沈み6試合無得点で敗戦となってしまった。


ジェフユナイテッド市原千葉レディース VS 日テレ東京ヴェルディベレーザ

皇后杯でも対戦が決定している両チームの前哨戦となるリーグ戦。前半主導権を握るのは6連勝中のベレーザ。千葉に自由な攻撃をさせずボールを支配して攻め込む。しかし得点が生まれないと押し込んでいたベレーザだったがエンド代わって73分、小林にゴールを許し劣勢だった千葉がリードを奪うことに成功。追いつきたいベレーザは土方にボールを集めるものの千葉の体を張った守りに苦戦。結局最後までゴールを奪うことが出来ず、千葉が少ないチャンスを決めきりベレーザから白星をあげた。


ちふれASエルフェン埼玉 VS INAC神戸レオネッサ

カップ戦でも対戦している両チームの一戦は31分にCKからの混戦を井出が押し込んでINACが先制し前半を終える。前半シュート1本に終わったエルフェンだったが後半に入ると少ないチャンスを決めきる。50分、佐久間のゴールで試合を振り出しに戻すと85分には裏に抜け出した木許のゴールで逆転に成功する。今季対INACで負けていないエルフェンがこのまま逃げ切り勝利かと思われた後半アディショナルタイム、混戦のこぼれ球を髙瀬が押し込みINACが土壇場で追いつき試合終了。あと1歩のところで勝利を逃したエルフェンに対しINACは何とか無敗を継続した。


AC長野パルセイロレディース VS ノジマステラ神奈川相模原

なかなか浮上の兆しが掴めない両チームの一戦は32分にCKから坂井が頭で合わせて長野が先制すると相模原も前半アディショナルタイムに片山がPKを決めて同点に追いつき後半を迎える。後半に入っても拮抗した展開は続くものの試合を動かしたのはホームの長野。71分に大内のゴールで勝ち越しに成功するが相模原は榊原のゴールでまたしても振り出しに。そして試合終盤の90分、この試合2回目のPKを獲得した相模原、大竹がこのPKをしっかりと決めて逆転に成功し試合終了。ゴール前にボールを多く供給した相模原が逆転勝利でリーグ戦初勝利をあげた。


今節のMVP

矢形 海優(セレッソ大阪ヤンマーレディース)

シーズン2度目のハットトリックでチームも快勝。得点ランキングでも4ゴール差をつけて圧倒している。


得点ランキング

今季2度目のハットトリックとなった矢形が9ゴールで抜け出している。


アシストランキング

脇阪が1アシストを追加し5アシストで首位に立っている。


JWCRランキング

今節の結果、相模原が2ランクアップ、千葉が1ランクアップした。


順位表

INACが唯一無敗をキープし首位。


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