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2024-25 WEリーグ第10節レビュー

今節の試合結果


試合レビュー

ちふれASエルフェン埼玉 VS セレッソ大阪ヤンマーレディース

中2日での連戦となるエルフェンがホームにセレッソを迎えての一戦。前半は互いに大きな決定機を作ることはできないもののそれぞれの特徴を活かした攻撃が見られる。セレッソのエース矢形を抑え込むエルフェンがプラン通りな前半で0-0のまま後半に入る。後半に入ると立ち上がり早々の48分にPKを獲得したエルフェン、高原がこれをしっかりと決めて先制すると59分に吉田のゴールで追加点。リードを広げられたセレッソは試合終盤に中西がWEリーグ初ゴールを決めるものの反撃は一歩及ばず。エルフェンが2-1でセレッソを破り両チームの順位が入れ替わった。


マイナビ仙台レディース VS ノジマステラ神奈川相模原

互いにリーグ戦では下位に沈んでおり上昇のきっかけとした一戦は相模原が前半ボールを保持しチャンスを作りだすがネットを揺らすことが出来ない。それでも得点を感じさせる前半を終えた相模原だったが後半に入ると流れが変わる。58分、今まで劣勢だった仙台が大西のゴールで先制すると62分には石坂のゴールで2点目。相模原も82分に笹井の今季初ゴールでなんとか1点を返すものの決定力で勝った仙台が2-1で苦しい試合を逃げ切り今季2勝目を飾った。


AC長野パルセイロレディース VS サンフレッチェ広島レジーナ

連勝を狙う長野と調子を落としている広島の一戦。前半は互いに拮抗した展開での試合が続き決定機を作り出せず。それでも長野は20分にクロスのこぼれ球を大内が押し込んで先制に成功する。リードを許した広島はなかなかシュートシーンを作れず前半は長野がリードして折り返す。後半に入ると追いつきたい広島が徐々に押し込む展開となっていくものの長野が何とかゴールは割らせず。最後まで1点を守り抜いた長野が広島相手にウノゼロ勝利。今季初の連勝とした。一方の広島はこれで3試合勝利がない。


ジェフユナイテッド市原千葉レディース VS INAC神戸レオネッサ

3試合負けなしの千葉と首位のINACの一戦はホームの千葉がINACに対して互角の内容で前半を進める。得点こそ奪えなかったものの手ごたえのある前半を終えるとその勢いのまま後半に入り58分、小林のゴールで先制に成功する。しかし今季負けなしのINACの黙っていない。79分にカルラモレラのゴールで同点に追いつくと後半アディショナルタイムにはPKを獲得する。決めれば勝利となるPK、キッカーのカルロタスアレスがこれをしっかりと決めてINACが2-1で逆転勝利。首位をしっかりとキープした。


アルビレックス新潟レディース VS 三菱重工浦和レッズレディース

2連勝中の新潟が連戦の浦和をホームに迎えての一戦。前半から新潟ゴールに襲い掛かる浦和だが高橋にボールを集めるも得点が遠く。前半は0-0で折り返す。後半に入ってもペースは変わらず浦和にあるもののゴールが遠い。藤﨑、島田を投入し前への圧力を高めた浦和だったが新潟の堅守を前に最後までゴールネットを揺らすことができずタイムアップ。劣勢だった新潟は何とか守り切り勝点1を拾う形となった。対する浦和はこれで2試合連続の引き分けに終わった。


日テレ東京ヴェルディベレーザ VS 大宮アルディージャVENTUS

カップ戦では今季2回とも引き分けている両チームの3度目の正直。前半から違いを見せたのはホームのベレーザ。21分に松田のゴールで先制すると29分には土方のゴールで追加点。さらに山本にもゴールが生まれたベレーザは前半3-0と大きなリードで後半に入る。反撃したい大宮だったものの後半最初の得点もベレーザ、68分に菅野のゴールで4点目を奪うが大宮も甲斐のゴールでなんとか1点を返し試合終了。8試合ぶりに得点を奪った大宮だったがベレーザの壁は高く4-1でベレーザが快勝した。


今節のMVP

大内 梨央(AC長野パルセイロレディース)

チャンスが少ないながらもしっかりと決めきり逃げ切りに成功。チームも2連勝を飾った。


得点ランキング

1ゴールを追加したカルロタスアレス、山本が首位の矢形に迫る。


アシストランキング

脇阪が5アシストで首位、松永が2アシストを記録し3位タイに浮上。


JWCRランキング

今節の結果、仙台が2ランクアップ、エルフェンが1ランクアップした。


順位表

INACが首位をキープ。広島は優勝争いから後退した。


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