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2024なでしこリーグ1部第16節レビュー


今節の試合結果


試合レビュー

ニッパツ横浜FCシーガルズ VS 伊賀FCくノ一三重

台風の影響により開催延期


朝日インテックラブリッジ名古屋 VS 日体大SMG横浜

サマーブレイク明けの初戦は台風が迫る中での一戦となった。中止の会場もある中で行われたこの試合はホームの名古屋がペースを握っていたものの19分、日体大は左サイドの崩しから岡本がシュートを放つと名古屋DFの手に当たりPKを獲得する。キッカーはPKを獲得した岡本、狙いすましたシュートがGKの逆を突いたものの枠の右に逸れてしまい先制のチャンスを決めきることができなかった。それでもここで流れを掴んだ日体大は25分、篠田のパスを受けた北沢が相手を背負いながらも反転してシュート。これが決まって日体大がリードを奪う。しかしその後は名古屋が追いつくべく猛攻を仕掛ける。再三ピンチを迎える日体大だがゴール前でのDFの体を張った守備で何とかゴールを守り切り前半を1点リードで折り返す。後半立ち上がりのチャンスは名古屋、56分、左サイドでフリーになった渕上からのパスを受けた髙島のシュートはバーに当たるもこぼれ球を三浦が押し込み名古屋が同点に追いつく。追いつかれた日体大は63分に2枚替えを行うと、すかさず名古屋も2枚替えで試合は終盤へ。そして77分、左サイドの江﨑のクロスを長谷川がワンタッチシュート。これがネットを揺らし名古屋が逆転に成功する。リードした名古屋はここで選手交代を立て続けに行い交代枠を使い切り試合を締めに入る。後半アディショナルタイムには日体大が決定機を作るも市原がライン上でクリアしゴールを許さず。結局日体大は追いつくことが出来ずに試合終了。2-1で逆転勝利した名古屋が中断明け初勝利を飾った。


オルカ鴨川FC VS スフィーダ世田谷FC

順位が近い両チームのサマーブレイク明け初戦。試合は拮抗した展開が続く前半、それでも先にスコアを動かしたのはアウェイのスフィーダ。35分、右サイドの深い位置から根本のクロスボールに藤原が合わせてリードを奪うスフィーダ。そのままリードして前半を終えると両チーム1枚の交代を行って迎えた後半、追いつきたいオルカは齊藤にボールを集めるもののシュートシーンがなかなか作れない。優位に立つスフィーダはしっかりと相手の攻撃に対応しながら淡々と追加点を狙う。試合も終盤になった83分、松尾がドリブルで左サイドの突破すると最後はクロスボールを中で齊藤が合わせてオルカが試合を振り出しに戻す。スフィーダとしてはこの試合崩されたシーンが少なかっただけに痛い失点となってしまった。結局このゴール以降はスコア動かず試合終了。優勝へ勝利が欲しい両チームの一戦は1-1のドローに終わった。


静岡SSUボニータ VS ASハリマアルビオン

台風の影響により開催延期


スペランツァ大阪 VS バニーズ群馬FCホワイトスター

台風の影響により開催延期


ヴィアマテラス宮崎 VS 愛媛FCレディース

首位のヴィアマはホームに愛媛を迎えての一戦。前回対戦時は苦戦しながらも勝利したヴィアマだったが先にスコアを動かしたのはアウェイの愛媛。19分、黒岩のロングフィードが起点となり桜井のスルーパスに反応した田子が落ち着いてゴールを決めリードを奪う。しかしその後はヴィアマの高い攻撃力の前に防戦一方の愛媛。それでも得点は許さず前半は1点リードして折り返すことに成功する。得点に結びつかないヴィアマはハーフタイムに2枚替えを行い変化をつけるが後半開始早々の51分、ゴール前での崩しからまたしても田子にゴールを許し2-0。一気に苦しい展開となってしまったヴィアマは前係がかりになると、裏のスペースを使われ62分には久保田のゴールで愛媛が3点目を決める。勝利を大きく近づけて愛媛だったがヴィアマは68分に齊藤が意地のゴールを決めると89分にも齊藤が今日2点目を決めてヴィアマが一気に1点差まで詰め寄る。しかし反撃は一歩及ばず、ヴィアマは3点のビハインドを追いつくことが出来ず2-3で敗戦。今季2敗目となった。勝利した愛媛は首位相手に大きな1勝をあげた。


今節のMVP

田子 夏海(愛媛FCレディース)

首位ヴィアマ相手に2ゴールの活躍でチームの勝利に貢献した。


得点ランキング

齊藤が2ゴールを記録し13ゴールで頭一つ抜ける。


アシストランキング

松尾が1アシストを追加し4アシストで2位タイへ。


JWCRランキング

今節の結果、名古屋が2ランクアップ、愛媛が1ランクアップした。


順位表

ヴィアマが今季2敗目を喫し下との勝点差が縮まった。

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