ひとりで四国八十八ヶ所巡り・愛媛編2024.9.27-9.30 ①「えーっ！ 松山駅がなくなるの？ 第53番札所・圓明寺、第52番札所・太山寺」
<1日目、9/27(金) 殺風景な松山駅からスタート>
雨に降られたのは、最寄り駅までの徒歩20分の間だけだった。
さすが晴れ女。
(しょっぱなで本降りに遭遇したのに、我ながらすごい自信だわ)
松山空港からリムジンバスでJR松山駅に着き、コインロッカーを探すも、見つからない。
駅構内の店舗のほとんどに、閉店の貼り紙があった。
人々が、やたらと駅構内や外観の写真撮影をしていた。
前回と違う風景に違和感を抱きながらも、コインロッカーの場所をセブンイレブンの店員さんに聞いてみた。
「ここにはないですよ。この駅、明日無くなりますんで。」
えーっ！松山駅ってなくなっちゃうの？
県庁所在地なのにそれはないだろう⁈と一瞬思ったが、続けて店員さんが話してくれた。
「新しい駅舎に移るんです。」
激しく勘違いしたわ。
恥ずかし。
そこは、ただでは起きない還暦女、氣持ちを切り替えた。
記念すべきイベントに出会えるなんてラッキー！
でも、コインロッカーがないからアンラッキー！
伊予鉄バスで松山市駅前バス停に降り、地下街のコインロッカーに荷物を預け、再びJR松山駅へ戻って、10：45発予讃線観音寺行きに乗車。
10分ほどで伊予和気駅に着き、住宅地を5分歩いて、第53番札所・圓明寺(えんみょうじ)に到着。
中央の紐が奥に御坐す弘法大師様と繋がっているのよ。
隠れキリシタンたちが建てたものらしいけれど、このお寺は黙認していたそうよ。
人間愛を感じるね。
お天気は快晴で暑かったが、時折り風が吹いた。
湿度が横浜より低いので、日陰のベンチは涼しかったよ。
ここでお昼ごはん。
おにぎりを食べながら、黄アゲハが何羽も飛んでいるのを眺めていた。
なぜか、蝶々が飛んでいるとうれしくなるんだよね。
ここで一首。
異教徒を
慈悲の心で
受け入れた
圓明寺にて
おにぎり食す
たっぷりお昼休憩して、次へ出発。
仁王門から10分も歩くとは思わなんだ。
内側には、地獄絵があったよ。
中門？
これは国の重要文化財
本堂から仁王門までの下り坂で、圓明寺境内での、わたしのおにぎり昼食を目撃したご夫婦に声をかけられた。
「歩くの速いね〜、おいしそうにおにぎり食べてたもんね。」
お二人は車でまわっているようだった。
速いのか？ わたし。
ちょっとうれしかった。
ここで一首。
太山寺
たどり着いたら
仁王門
過ぎてしばらく
登り道なり
入り口のバス停・太山寺から三津駅前までせとうちバス乗車。
三津駅から14：04発横河原行き伊予鉄に乗って松山市駅下車。
コインロッカーから荷物を取り出し、JR松山駅に戻り、15：03発観音寺行き予讃線で、16時半頃今治駅へ。
タクシーでホテル菊水今治に着き、チェックイン。
フロントで明日の朝食をたのんで、部屋に入ると、和室だった。
畳のいい香り〜
本日の徒歩数
22,592歩
〜つづく〜