四国八十八ヶ所巡り「高知・愛媛編2024.3.29-4.2 その4〜桜満開のお遍路道と初めての民宿泊〜」
<2日目、3/30(土) 窪川駅までの桜風景に癒された>
この日は第37番札所・岩本寺で打ち止め。
ゆっくりと窪川駅までの寺町を散歩することにした。
毎年この時期に、桜開花を狙ってお遍路の計画を立てているのだが、今年は暖かい日が多く、もう散っていると予想していた。
川沿いの桜並木や、山の麓の桜がほぼ満開でうれしかった。
これも同行二人、弘法大師様のお導きかな。
前日の第35番札所・清瀧寺への急勾配坂道や、長距離列車移動の疲れが癒された氣がしたわ。
それに、クラシカルな建物が点在していて、歴史を感じさせる街並みだった。
窪川駅から土佐くろしお鉄道中村線に乗り、中村駅に着いた頃、ちょうどチェックインの時間帯となっていた。
コインロッカーからバッグを取り出し、スマホのマップを見ながら宿泊先へ向かった。
初めての民宿は「鈴」という名前。
あとで人に聞いたら、ネットで予約できる民宿は珍しいという。
どんな感じなのか、ドキドキしながら扉を開けたら、フロントは2階だった。
フロント近くの部屋に案内され、入ってみると、なかなか良いところではないか。
妙に落ち着く部屋だったわね。
ここなら、3泊するのも楽しそうだと思った。
食事なしの予約だったので、一旦、中村駅周辺に戻ってお店を探そうとした。
でも、お部屋でテレビ見ながらのんびり食べるのもいいか、と氣持ちを切り替え、スーパーやコンビニをネット検索。
ラッキーにも、近所にスーパー&ドラッグストア、コンビニがあり、夕食と朝食の買い物ができた。
冷蔵庫、電子レンジ、お風呂、トイレが共同で、お湯はフロントでポットをもらうという、一見、不自由な宿に思えるが、わたしのような大雑把でいい加減な女にとっては、そんなのどうでもいい小さなことだ。
自分の工夫次第で、不自由が自由に化ける。
早めに浴場を使い、買ってきたお惣菜をレンジで温め、冷蔵庫からビールを引き取り、部屋にこもった。
翌日は足摺岬。
どんなことが起きるか、ワクワクしながら眠りについた。
〜つづく〜