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ひとりで四国八十八ヶ所巡り・愛媛編2024.9.27-9.30 ②「急いては事を仕損じる、をやってしまった 第60番札所・横峰寺」
<2日目、9/28(土) その1 心残りな第60番札所・横峰寺>
珍しく熟睡していたようで、夜中に起きずに5時半に起床。
元々朝が弱いわたしは、皆さんが30分かけて行う朝の支度を、1時間〜1時間半かけなければ終えることができない。
ホテルの朝食時間は7時。
なーんだ、余裕じゃないか、とニヤリとしたそこのあなた!
まるで、もうすぐ天国へ行く老婆のように、ノロノロと準備をし、休み休み動くわたしをご覧になれば、納得できるのではないだろうか。
こんなスローリーな朝を迎えても、誰にも迷惑かけないのが、ひとり旅のいいところ。
7時ちょっとすぎに、ホテルの1階レストランコーナーに行くと、何組かのお客さんたちがすでに食べ始めていた。
ここの朝食は和食か洋食。
洋食を選んだ。
わたしのおなかにちょうどいい量で、おいしいかったよ。
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9:03今治発予讃線に乗って、40分弱で終点・伊予西条下車。
バスターミナルで、石鎚ロープウェイ行きのバスを待った。
10:27発のバスに乗り、30分ほどで横峰登山口バス停で降りた。
バス停から道路を渡り、左へ伸びる登り坂を100mぐらい登り、横峰寺登山バス乗り場に到着するや、オッチャンたちに声をかけられた。
「(徒歩で)登るの?バスに乗るの?」
「バスに乗ります!」
即答したのであった。
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この坂を登ると、横峰寺登山バス乗り場
往復乗車券1800円を購入し、オッチャンに案内されてバスに乗った。
運転手のオッチャンは、いくつものヘアピンカーブと蛇のようなくねくね道をぶっ飛ばし(安全運転だったよ)、25分で横峰寺山頂バス停に着いた。
そこは、小さな売店とベンチがあり、駐車場も兼ねていた。
「12時までに戻ってきてね、下のバス(路線バス)に間に合うから」オッチャンの言葉に笑顔で答え、いざ、第60番札所・横峰寺へ。
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激しい下り坂に驚きつつ、10分で第60番札所・横峰寺に着いた。
帰りのハードな登りを想定せずにはいられなかった。
霧に煙る幻想的な横峰寺。
いつも、最後に納経所で納経帳に寺印等を受けてから、写真撮影する。
焦っていて、納経所を出てからすぐに帰り道を登ってしまった。
氣づいたのは2〜3分登った時。
戻ろうかと思ったが、諦めた。
すごくいい写真を撮れたはずなのに。
また来ればいいよね。
ここで一首。
幻想的
霧に煙った横峰寺
写真撮影
忘れて悲し
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12時ちょっと前に、横峰寺山頂バス停に下りてきた。
なんと、行きのバスの運転手さんが待っていた。
オッチャンのワイルドな運転で、帰りの路線バスに間に合った。
せとうちバスで伊予西条駅に到着したのは13時少し前だったかな。
〜つづく〜