ひとりで四国八十八ヶ所巡り・愛媛編2024.9.27-9.30 ④「第54番札所・延命寺の境内で早弁」
<3日目、9/29(日) その1 朝の今治港とモーニング>
前日の夜の散歩で、早朝喫茶という看板を掲げたお店を見つけ、トライしてみた。
6時半頃、早朝喫茶「マリン」に入ると、すでに常連客らしき方々が数名いらした。
さすが早朝喫茶、5時開店らしい。
年配のご夫婦が営んでいる、昭和レトロな純喫茶だった。
ホットコーヒーとモーニングを注文。
分厚いトーストにマーガリンをたっぷり塗って、パクリ。
家庭的なサラダもいい感じ。
コーヒーも本格的なおいしさ。
このお二人が働けなくなったら、このお店も終わるのだろう。
高齢化の波に呑まれて沈みゆく純喫茶を止められないのは、切ないのぅ。
純喫茶ファンとしてできるのは、できるだけ通って、見守ることかな。
モーニングを食べた後、今治港のあたりをちょっと散歩して、ホテルに戻った。
老舗な感じのホテルだったよ
「みなと交流センター」
今治港発フェリー乗り場、バスターミナル、カフェ、地元FM局などがある総合施設
みなと交流センター前のバスターミナル、今治桟橋バス停から今治駅前までせとうちバスに乗車。
今治駅からこの日のお遍路出発。
道中、暑かったが、塩分補給の飴やペットボトルのお茶を、駅構内のコンビニでおにぎりとともに調達済み。
道々、水分塩分補給しつつ、フラットな道を約40分ほどで第54番札所・延命寺(えんめいじ)に着いた。
カッコイイ！
今朝のモーニングのボリュームが少なかったのか、午前中なのにおなかがグーとなってしまった。
境内のベンチで、昼食用のおにぎりを1個、いただいた。
この日は、空腹を感じたら、ちょっとずつ食べる作戦を遂行。
お遍路旅をする際、四国八十八ヶ所の境内やお遍路道の片隅で、休憩したり、ごはん食べたりするのはとても自然なこと。
お遍路も半分以上越えると、慣れてしまっているが、他の地域のお寺やその周辺ではとてもできそうにない。
境内やお遍路道で休憩するのも、お遍路さん同志で会話できるのも、お遍路道で地元の方々にお世話になるのも、お遍路旅の醍醐味。
ここで一首。
昼前に
飯食うわたし
延命寺
不動明王
笑って許す
次の第55番札所・南光坊(なんこうぼう)は翌日にして、第56番札所・泰山寺(たいさんじ)へ向かうことにした。
お遍路道ではないルートを進むけれど、なんとかなるさ。
〜つづく〜