
四国八十八ヶ所巡り「高知・愛媛編2024.3.29-4.2 その5〜第38番札所金剛福寺と足摺岬〜」
<3日目、3/31(日) 足摺岬で楽しい出会い>
あらかじめチェックしておいた、足摺岬行きの始発バスに乗るため、少々早めの7時半に民宿を出た。
宿の周辺を散策するのは、旅の楽しみの一つ。
民宿から、四万十や足摺岬の玄関口・中村駅までの道のりを、遠回りしながら歩いた。
徒歩10分で到着するところを、3倍かけて散歩し、8時ぐらいに着いた。
バスは8:20発。
余裕で待ち合いロビーのベンチに座った。
10分前にバスが来たので、乗り込もうとしたところ、バス運転手が耳寄り情報を教えてくれた。
この路線バスだと足摺岬まで2時間かかるが、少し離れた場所に止まっている観光バスに乗った方が1時間で着く、料金3800円(往復料金)足摺岬ガイド付き、帰りは路線バスに乗ってもOK、という内容。
なんてラッキー!
なんて親切な運転手さんなんだ!
さっそく観光バスに乗ると、お遍路のオッチャンも乗ってきた。
やはり、あの運転手さんに誘導されたようだった。
本当に約1時間後に足摺岬に到着。
あの運転手さんに感謝だわ。
乗客のほとんどが、ボランティアの足摺岬ガイドツアーを申し込む中、わたしは自由に単独行動。
まずは本日の最大目的、第38番札所・金剛福寺へ。

第38番札所・金剛福寺


清掃中?

金剛福寺はダイナミックなお寺だった。
お遍路さんたちもいたけれど、国内・海外の観光客もたくさんいたよ。
海外からのお遍路さんたちも見かけた。
ちゃんと白衣・菅笠・輪袈裟・金剛杖などの定番スタイルなの。
そこいらのハイキング・ファッションでお遍路しているわたしが言うこともないが、きちんとお遍路してくださってありがたい。
この日はここで打ち止めの予定だったので、この後、ゆっくりと足摺岬観光。


ハイキングルートを歩いて、灯台まで行ってみた。
道々、出会ってしまうカメラを持ったおじさんと、灯台を見上げながらお話できた。
バイクで、四国中の観光スポットを撮影しているというおじさん。
女性ひとりでお遍路してるなんて勇気あるね、僕にはできないなあ、と褒められた。

足摺岬観光案内所の女性に、中村駅までのバス時刻を聞き、バス停でしばし待った。
すると、ガイドツアーに参加したはずのお遍路オッチャンが現れた。
船に乗って観光するコースに変わってしまったらしく、ツアーを途中で抜けてきたという。
程なく路線バスが現れ、乗ってみてビックリ。
朝に中村駅で出会った運転手さんだった。
そしてまた、ラッキー情報を教えてくれた。
高知最後の札所、第39番延光寺に行くならこのバスにずっと乗っておけばいい、終点中村駅で宿毛行きに替わる、寺山口バス停で降りればお寺は歩いてすぐ、というものだった。
これぞ、渡りに船、願ったり叶ったり。
個人的には一石二鳥にも思えてしまった出来事だった。
お遍路オッチャンとともに、延光寺までの珍道中が始まった。
〜つづく〜