四国八十八ヶ所巡り「高知編2023.9.1-4 その1 〜災い転じて福となす⁈ 第34番札所・種間寺〜」
<1日目 9/1(金)①>
早朝、電車で羽田空港へ。
張り切って出発時刻の2時間前に着き、余裕をかましつつ、自動チェックイン機に近寄り、ハタと氣づいた。
なんと、航空券チケット予約の際に届いたメールを消してしまっていたのだ。
いつもなら、こんなこともあろうかと、手帳にも予約番号等を記入しておくようにしているが、新しい手帳に変えたために、準備してなかった。
ガーン!
やっちまった。
一瞬、呆然としたが、高知へ飛び立てず、横浜へ戻ることはどうしても避けたいので、近くにいたグランドアテンダントに聞いてみた。
親切に案内してくださった搭乗手続き受付カウンターで、あわあわ言いながら事情を説明し、運転免許証を提示して手続き&手荷物預け終了。
ホッとして、浅草ヨシカミのロースカツサンドを朝食に購入。
本人確認できるものを持っていれば、予約メールが消えても搭乗手続きできることがわかって、勉強になったよ〜
機内ではだいたい、音楽チャンネルを聴いて過ごしている。
高知龍馬空港までの短い搭乗時間(1時間20〜30分ぐらい)では、映画1本見れないからだ。
そんなわたしも今回は、目先を変えて、「すずめの戸締り」というアニメ映画映画を見た。
行きに前半、帰りに後半を見ればいいではないか。
予備知識ゼロで見たせいか、引き込まれておもしろかった。
続きがすごく気になったから、帰りも見なくては。
空港で高知駅までの往復券を購入し(1700円、片道900円)、20分ほどではりまや橋バス停に到着。
天気が良くないという予報だったが、大丈夫そうだったので、お遍路ツアースタート。
コインロッカーにカバンを預け、コンビニで昼ごはんを買って準備OK。
はりまや橋交差点から少し歩いた、高知銀行前の堺町バス停より、10:24発ハビリセンター行きのバスに30分ほど乗車(運賃560円)。
終点、ハビリセンターで下りて、ガイドブックやiPad の地図を頼りに、迷いながらお遍路道を探し、目印を見つけてひと安心。
あと2km、の看板で喜んだのも束の間、雨が降ってきた。
それも土砂降り。
農家さんのガレージの屋根などで雨宿りしつつ、雨が上がったら歩くというのを何回か繰り返した。
公民館エントランスの屋根で雨宿り&お昼ごはんのおにぎりを食べていると、ヨシケイ配達の女性が車の中から挨拶してくれた。
高知県民はちょっとツンデレ、というわたしの偏見が揺らいできた瞬間だった。
最後の2kmの看板から第34番札所・種間寺に着いた時には、1時間経っていた。
お寺を出て、どうやって高知駅へ戻るか考えようとベンチに腰掛けたら、また雨。
寺前のお店のおばちゃんに、雨宿りさせて欲しいと声をかけ、はりまや橋バスターミナルでもらったバス時刻表を見てもらい、どうやって高知駅に帰ったらいいか、相談した。
その間にも、雨は激しくなるばかり。
登山用レインウエアに白装束装備の20代か30代の男性がお店を訪れ、次の第35番札所・清瀧寺までの道を聞いているさまを見て感心。
大雨の中、歩きお遍路するなんて根性あるわ〜
若いって素晴らしいねと、わたしと顔を見合わせたおばちゃんは、バスに見切りをつけて、タクシー会社に連絡。
最寄の朝倉駅までの送迎を頼んでくれた。
朝倉駅までは前が見えないぐらいの酷い雨で、運転が大変そうだったな。
こんなお天気でもなければ、おばちゃんとの雑談もできなかったし、素敵な若者に出会えなかったし、タクシー運転手の女性ともお話できなかった。
これも空海ちゃん(弘法大師様)のお導きなのかも。
++++++++++ つづく ++++++++++