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【音楽】加筆:追悼 九州のロックスター 鮎川誠さん
2023年1月30日、大変悲しいニュースがありました
ロックバンド「シーナ&ロケッツ」のギタリスト、鮎川誠さんが膵臓癌のため東京都内の自宅で死去された報道です
鮎川さんは、奥さんのシーナさんがボーカルのバンド「シーナ&ロケッツ」のギタリストであり、日米のハーフの容姿や長身をいかし、俳優やモデルとしても活躍されていました
シーナさんも同じく癌で2015年に死去されています
鮎川さんの魅力は、卓越したギターのテクニック・演奏、唯一無二の容姿もさることながら
朴訥した筑後弁(博多弁よりも九州なまりが強い)から出る言葉の1つ1つに心がこもっており、あったかい喋りだけれど説得力があり、鮎川さんの人間性がにじみ出ています
在留米軍の父が日本を去り、母子家庭の中、経済的にも厳しく、差別に近いこともあった中
九大に入れば世間の目も変わり「大好きなロックが正々堂々出来る」と名門 九州大学に入学を果たしてしまうすごさは尊敬に値します
そうした鮎川さんの背景が、地元の九州の皆から慕われ、誇りに思われる方だったように感じます
ロックスターもですが、稀代の人格者ですね
(本人に言ったら、ハニかんで照れるかもです)
鮎川さんがどのような方なのは、下記の動画を見られることをお勧めします
同じ福岡県出身の武田鉄矢さんと地元の久留米・博多の思い出の場所を巡っているのか、鮎川さんの人柄がよく分かる映像で、素敵な魅力に溢れています
最後に、先日もYMOの高橋幸宏さんがお亡くなりになり(奇しくも鮎川さんもYMOファミリー)偉大なミュージシャンが相次いで亡くなられている昨今、心にぽっかり穴が空き、何ともやるせない気持ちになりますが、
奥さんのシーナさん、ロックの先輩内田裕也さん他、既に他界された仲間に会えますし…
鮎川誠さん、天国でシーナさんと思う存分ロックしてください🎸
ご冥福をお祈りいたします
ユー メイ ドリーム!
鮎川誠ドキュメント動画
「久留米で市長さんの名前は知らないけれど、マコちゃんの名前は知っとる人は多かね」
「俺とお母さんとは身を寄せおうて、暮らしたよね」
「結婚したシーナさん見たら、ああいう方が好みだったのかな」
→「ああ、そうね (*^^*) 」
「博多じゃ天狗でよかろうけど、東京行って、ダメかダメじゃないかはっきりしたらどうか。勝負を東京でしろ。」
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2023/2/8 加筆
シナロケの歌で「ロックの好きなベイビー抱いて」という曲があり
作曲は鮎川さんですが、作詞が大御所「阿久悠さん」 で、
阿久さんがこの曲を「あまり売れなかったけど愛しい歌」として挙げられていたのを妙に覚えていて
「シングルマザーが我が子を大切に思い、将来、皆が憎しみない笑いあえるような世の中になる希望を抱きながら、ロックがその原動力の根底にある」みたいな歌詞でした
この歌詞のシングルマザー「シーナさん」をイメージされたと思いますが、でもシーナさんは鮎川さんという素敵な旦那さんがいるしなぁ とちょっと腑に落ちない部分があって
最近ふと「鮎川さんのお母さん」もこの歌詞の女性にあてはまるのではないかなぁ と思いました
<私の好きな歌詞の一節>
愛したから おまえが出来て
愛があるから おまえを産んで
いろいろあれこれ言われたけれど
ロックでこの世がまわるまで
人間信じて がんばろうね