【音楽】忌野清志郎さん|楽曲の力
忌野清志郎さん
この方は、日本のロックを文化の域までに創造・発展させた偉大なる人物だと思っています
清志郎さんと言えばバンド「RCサクセション」ですが、私が物心ついたくらいの時は活動休止しており、高校生の時、時折ラジオからのリクエストで流れる「雨上がりの夜空に」や私が学生の時、よく見ていたTV番組「真剣10代しゃべり場」のテーマ曲「トランジスタ・ラジオ」が耳に残っているなというくらいでした
その後、YouTubeで「RCサクセション」の曲って他に何かなと、「スローバラード」や「君が僕を知っている」とか偶に聞いています
因みに私の記憶の中で一番初めて清志郎さんの曲を聞いたのは「パパの歌」でした
子供ってお父さんと多く接する時間がある日は休日くらいになるので、仕事に疲れはててダラダラしているパパの印象が強いですが、実は幼稚園や学校に言っている間、パパは精一杯、家族のために仕事を頑張っている
当時、小学4年生でしたが、この歌で私の<父の見る目>は変わりました
こういったお父さんにスポットを当てた歌、その頃は珍しかったので、清志郎さんの視点は目を見張るものがあると感じます
そしてもう1曲、素晴らしいと思う作品は「デイドリーム・ビリーバー」
最近は「セブンイレブン」のCM曲でもはや万人の方に認知されている楽曲でしょう
私は、当時「いきものがかり」が飛ぶ鳥を落とす勢いだった頃、偶々、「いきものがかり吉岡聖恵のオールナイトニッポン」を聴いた時、ラジオの終盤で弾き語りコーナーがあり、聖恵さんがギター一本で「デイドリーム・ビリーバー」を歌っていたのが、印象に残っていました
元はアメリカのアイドルバンドモンキーズの楽曲を清志郎さんが結成した覆面バンド「ザ・タイマーズ」のデビュー曲としてカバーする形で発表
歌詞は色々な捉え方があると思いますが、彼女を「母」と置いてみると、何とも言えない感情が沸き起こります
私の母は存命中ですが、「母を大切にしなければと」より一層、心にきてしまうものがあり、清志郎さんの歌にはパワーや人に何か大切なことを気付かせてくれる、そんな楽曲が多いですね
惜しくも、2009年5月2日癌性リンパ管症のため58歳という若さで死去されましたが、清志郎さんの楽曲は今のを多くの人に受け継がれています
ただ、清志郎さんは今の日本をどう見ているのかなぁ
清志郎さんが生きていれば何か発信されていて、何かしら社会に変化があったかもしれないと思うと早世が無念です