SS苦しい暗闇のトンネルを抜けて〜それと便座カバー〜ルートO
――まえがき――
※まえがきは前回とほぼ同じなので飛ばして頂いても差し支えなし。今はニュースを観ない限り、心は大方大丈夫です。
心が変です。
昨日、お花屋さんに正直に話して協力して頂き、ヴァイオレットのお花をメインに、白とブルーとピンクの花束に、献花を便座カバーとメッセージと祈りと共に終えました。
秋葉原も向かいました。こちらでもメッセージと祈りを終えました。
でもまだ心が変なのです。
涙が終わらないのです。
大震災の時に似ている気もします。
それだけ私にとって、幾つかの映像作品が、血とDNAと心の一部になっているのかもしれません。
まだ描くのは早いかもしれません。
後で修正、削除するかもしれません。
別ルートだと思って頂いてもかまいません。
災害、事件時に誰かと集まりたくなる気持ちがまたわかった気がします。
これもその一端かもしれません。
不謹慎と言う言葉が大嫌いです。
献花を終えた日、といっても終わらないのかもしれませんが、SNSで私のコメントが不謹慎という副垢らしき人にリツイートされました。
思うだけなら当人の自由ですが、不謹慎と言う言葉とそれを表面だけ捉えて何も考えずに使う人間が大嫌いです。
私にとっては万死に値します。
はい不謹慎でしたね。ああスッキリ。
ごめんなさい。
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SS苦しい暗闇のトンネルを抜けてそれと便座カバー ルートO
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私たちの球体ビルの吹き抜けには螺旋階段がついている。
「火事ならまだしも普通ならガソリン火災を想定しないわね」
「球体ビルの吹き抜け螺旋階段。安全性を万全にしましょう」
お花を手向けてお祈りした私たちは、落ちついた後で、思いもよらなかった改善点を共有した。
時間は遡ります――
※細かい描写は避けます。
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とある者がここに存在している。
私はイラストを描くのが大好き。
仕事は何をしてるかは秘密よ。
(中略)
叫び声がする。何?黒い煙!?火事なの?
煙を吸わないようにしなくちゃ!
あっちの非常階段に急いでダッシュ!
……ハァハァ外に出られた。
煙は吸わないで済んだわ。非常階段から先輩たちも降りてきてる。他のみんなも逃げられたかしら?
♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪
とある者がここに存在している。
私は……
突然、黒い煙が立ち込めてきた。炎で下にはもう行けない。私たちは急いで階段を登る。
煙が肺に入ってくる。苦しい!熱い!早く外に出なくちゃ。
真っ暗で何も見えない。まるで暗闇のトンネル……。
あっ……足が階段にひっかかっ……
隣の誰かが手で支えて上まで押してくれた。危なかった……。
苦しい苦しい。階段が広くて本当に良かった――。四人は楽に通れるの。
――ドアノブはどこ??
苦しい苦しい苦しい。私は手探り――と言うより身体全体で壁のドアノブを探した。
痛い!何かぶつかった。何かキラっと光った。あ、ドアノブあった!よかったぁぁぁ!
さぁ、ドアが開いたわ。煙で観えないけれどみんなも早く!転ばないようにね。
こうして私は屋上に出られたの――。
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僕は……
突然黒い煙が部屋に充満したから、数人と近くの階段を登った。煙で何も見えなかったけれど、なんとか壁伝いに登れてる。
階段を登りきりそうになった時に、前の誰かが倒れてきたから一旦止めて、そのまま上に押し戻したんだ。
ドアノブは見つからなかったけれど、誰かが見つけてくれてドアは開いたんだ。
光が射し込んで来て、凄く嬉しかったよ。
それだけでもう、救われた気がしたんだ……。
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私は……
みんなの叫び声が聴こえたから周りを観ると、黒い煙が広がって来た。こっちに向かってくる。
嫌、こっちにこないで!
ほとんどの子は非常階段に向かったわ。
私は数人と屋上に向かうことにする。
さっき屋上行ったから鍵は空いてるの。煙草は吸わないわ。急に遠くをね。観たくなったの――。
階段が黒い煙で観えない……。息が苦しい……。助けて。私が一番後ろ。苦しい。
気を失いそう……。
でも……暗いトンネル……入り口があるなら出口も必ずあるって誰かが言ってたわ。
もう少し……もう少し……私の意識よ……
その時、ドアが開く音がして、光が射し込んだ。
私は意識を取り戻し、四つん這いから、立ち上がって一気に駆け登った――。
外――屋上に出られたぁぁ!
息ができる――
先に登った子たちが端の方に集まってる。
あ!ドアを早く閉めなくちゃ。そう思ってたら、煤で顔が真っ黒だから誰かわからないけれど、閉めてくれた。ありがとう――。
下の窓から煙が出て来て苦しかったけれど、上着を脱いで口に当てたわ。
屋上にはどうして非常階段がついてないの?でも下の階にはついてたから、そこまで怪我もなく降りられたの。
初めに非常階段に行ってたら、こんなに苦しくならなかったかもしれないけれど、きっと殺到して危なかったと思う。
私たちは無事に地面に降り立てたの。
そしたら丁度、お陽様の光が差し込んだわ。
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私は……何か液体をかけられたの。
僕は、えっと私は……足下に液体が流れてきた。
とっさに離れたんだけれど……一気に火が燃え上がって、すごく熱くって……爆発したんだ。
その瞬間、丸い透明な何かに包まれたんだ。
涼しくてとても快適でね。
うんそうね。
不思議なことに火が入ってこないんだ。
あとパソコンや大事なものも、透明な何かに包まれてた。
そのまま私たちは窓から飛び出たの。そしたら透明な何かも消えてなくなったわ。
消えた瞬間、キラっと光が観えた気がするんだ。
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※このまま終わるかもしれませんが、今はここまで。また載せられたらそうします。
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最後に以前、自身で略してまとめた便座カバーなシリーズの、心に響いたフレーズ。
《《よくやった今度は泣く番どうなっても俺が助ける泣き止むまでそばにいるだから泣け――誰かがミスしたらフォローせよ俺に何かを返したいならそうしてやれ――科学で語れなくても奇跡を笑うな――言葉は真心が大切――変わっても新しい場所に新しい仲間が待ってる大丈夫――
教え子は例外なく私の子供――町も人も家族大家族――繋がっていて生きてると実感――生きることは独りじゃなく支えてくれる人がいて立てる前へ歩ける――隣で支えて無理に引っ張っぱらず押したりもせず一緒に並んで寄り添って歩きたい――俺たちが一丸でサポートする――決めました幸せになります――
進む道はたくさん可能性があると想いたい――本当に大切なことはいつでも簡単なこと――世界は美しい。瞳を開きなさい――楽しいことが始まりますよ》》
※「生きるのを手伝ってほしい」聲の形。CLANNADは人生それと便座カバーでお馴染みのCLANNAD(特にアフター)、9月と新春に映画公開されるヴァイオレットエヴァーガーデン。この三作。私のアニメ暦でトップクラスです。