Ubuntu Server 24.04 LTS インストール後の初期設定2 時刻設定 メモ


タイムゾーンの確認と設定

インストールのまま、何もしなければ時間はUTCで表示されるため、9時間遅れている。ログを確認するとかいろいろと不便なのでタイムゾーンを設定する。

$ date
Fri Apr 26 23:37:01 UTC 2024

UTCになっている。

$ timedatectl list-timezones
Asia/Tel_Aviv
Asia/Thimbu
Asia/Thimphu
Asia/Tokyo
Asia/Tomsk

Asia/Tokyo に設定する

$ sudo timedatectl set-timezone Asia/Tokyo
$ timedatectl
               Local time: Sat 2024-04-27 08:49:05 JST
           Universal time: Fri 2024-04-26 23:49:05 UTC
                 RTC time: Fri 2024-04-26 23:49:05
                Time zone: Asia/Tokyo (JST, +0900)
System clock synchronized: yes
              NTP service: active
          RTC in local TZ: no
$ date
Sat Apr 27 08:51:31 JST 2024

無事完了
(タイムゾーンを設定するコマンドは/usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo を/etc/localtimeにシンボリックリンクを張るだけのようだ)

ページャーの変更 less

timedatectl list-timezones を発行した際にページャーがmoreで使いづらかったので若きし頃より愛用しているlessに変更する。

sudo apt install less

インストールするだけで自動的にページャーがlessになった。
便利で楽チン

自動時刻合わせ

インターネットを利用して自動で時刻を合わせるようにするのはサーバーとして必須。少し調べると今はntpdに代わってChronyを使うのが良いようだ。
Chronyは後発だけあり、ntpdより効率的で素早い時刻同期などかなり良さそう。

Chronyのインストール

$ sudo apt install chrony

Chronyの設定

なるべく近いntpサーバーを利用したほうが良いので国内のサーバーを指定する。stratum 1 サーバーのntp.nict.jpを利用するにあたり、利用について確認すると以下の記述があるため

[Q.1-4]ポーリング間隔(アクセス回数)に制限はありますか?
[A.1-4]1時間平均で20回(1日の合計が480回)を超えないようにしてください。 それ以上が必要な場合は事前にご連絡ください。

https://jjy.nict.go.jp/tsp/PubNtp/qa.html

指示通り minpoll 6 maxpoll 8をオプションで入れることにした。
また、stratum 2 のインターネットマルチフィードのntpサーバをIPv6で利用させていただけるようにこちらも追記した。
時刻同期が少しでも速くなるよう iburstも加えた。

$ sudo vi /etc/chrony/chrony.conf
#pool ntp.ubuntu.com        iburst maxsources 4
#pool 0.ubuntu.pool.ntp.org iburst maxsources 1
#pool 1.ubuntu.pool.ntp.org iburst maxsources 1
#pool 2.ubuntu.pool.ntp.org iburst maxsources 2
pool ntp.nict.jp iburst minpoll 6 maxpoll 8
server ntp1.v6.mfeed.ad.jp iburst
server ntp2.v6.mfeed.ad.jp iburst
server ntp3.v6.mfeed.ad.jp iburst

chrony再起動、確認

$ sudo systemctl restart chrony
$ chronyc sources
MS Name/IP address         Stratum Poll Reach LastRx Last sample
===============================================================================
^* ntp-b3.nict.go.jp             1   6   377    30   +229us[ +223us] +/- 8620us
^+ ntp-a3.nict.go.jp             1   6   377    30   -335us[ -335us] +/- 8880us
^+ ntp-b2.nict.go.jp             1   6   377    30   +530us[ +530us] +/- 8672us
^+ ntp-k1.nict.jp                1   6   377    30   -354us[ -354us] +/-   13ms
^- ntp1.v6.mfeed.ad.jp           2   6   377    28  -2764us[-2764us] +/-   58ms
^- ntp2.v6.mfeed.ad.jp           2   6   377    31  -3101us[-3107us] +/-   59ms
^- ntp3.v6.mfeed.ad.jp           2   6   377    28  -3122us[-3122us] +/-   92ms

ntp-b3.nict.go.jp のソースと同期しているようです。

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