フォールバックノードの設置1
Saturn 0 アップグレード後の状況
10月下旬に実施されたアップグレードでRPLトークンが必須ではなくなった。その結果新たにRocketPoolステーキングに参入してくる人が増え、現在ミニプール作成のキュー(順番待ちが)が331件にもなり、現時点で2週間以上の待ち状態になっている。
私も8ETH のミニプールを2つ作成しようとしているが、こんな状態なので年内に作成できれば良いだろうと気長に考えている。
バックアップの必要性
RocketPoolに限らずEthereumのステーキングはノードの停止にペナルティ(罰金)が発生する。本来貰えてた報酬を失ったうえ、更に罰金の往復ビンタでかなり痛い。一番恐ろしいのは何らかの不具合でコンピュータやネットワークが破損しノードが再起不能になることである。
ゼロから構築することを考えると一週間以上はかかると考えると何らかの対策をする必要があると考えた。
幸いRocketPoolはスマートノードアプリと24単語のニーモニックフレーズで簡単に復旧できるようなので心の敷居は低く感じる。
フォールバックノード作成
ペナルティ回避のための対策方法をあれこれ考え、フォールバックノードを設置することにした。フォールバックノードとはウォレットとバリデーターキーを持たず、プライマリノードのメンテナンス時にその機能を肩代わりするものである。データが同期しているので何かあったときに即ノードを再構築できる安心感が大きいと感じる。
フォールバックノードの設置場所
親戚の家が我が家と同じ構成(SoftBank光)なのでノード設置可能と考え、お願いしたところ快諾していただいた。簡単にどのような機械を設置するのか説明したが理解するには難しく、「よくわからないけどOK]と返事をもらった。
今後、電気代とネット代の足しに、と報酬の一部を支払うことも検討しよう。
フォールバックノードの機器構成
すでに稼働しているプライマリノードと同じ構成で組むことにした。色気を出していろいろ考えたが、管理する機械は同じ方がトラブル対応しやすいだろうと運用面最優先で以下の構成にした。
本体: ASUS PN-42
冷却ファン: アイネックス UFAN-12
前回の構成と違うのはSSDがSamsung 990Proから Acer GM7000になったことである、これは動作確認リストに新たに載っていたこと、価格が安くちょうどAmazon ブラックフライデー期間でさらに安く購入できるためである。
使用感としては当然だが全く同じように使えるし、耐久性を表す指標のTBW値が2400TBW -> 3000TBWとSamsungよりも耐久性がありそうなのも嬉しいポイントである。
Ubuntu 24.04.1 LTSのインストール
前回の記事と同様に進めていった、サーバー構築に際し前回の記事が大きく役だった、やはり記録を残すのは大切だとあらためて痛感。
記事には間違いや端折っていた点もあった、RocketPoolでは使用ポート番号がクライアントの差異を吸収しているため以下を開けておけば大丈夫だろうと考えている。
なお私はIPv6ネットワークが好きなので、積極的にIPv6も利用している。
開けたポート番号
SSH接続用ポート 22TCP
実行クライアント用ポート 30303TCP,UDP
コンセンサスクライアント用ポート 9001TCP,UDP
Lighthouseを使用しているので 8001UDP
MEV-boost用ポート 18550TCP,UDP
感想
アメリカ大統領選でトランプ氏が勝ったことで暗号資産界隈は沸いている。私のノードステーキングに投資している金額もそれなりに大きくなった。
しばらくは上昇基調が続くだろうと考えている。Ethereumはまだまだ始まったばかりであり今後のユースケース次第でさらなる上昇が見込まれるだろう。
将来的にEthreumステーキングが年金として私の老後を支えてくれることを期待している。
フォールバックノードのRocketPoolクライアントのインストールは別記事にする。