Ethereumロケットプールステーキング使用機材の紹介
サーバ機本体
24時間365日稼働するマシンなので故障が少ないこと、消費電力が少ないこと、そしてサーバーの目的でもあるEthereumのステーキングに必要な性能を備えていることの3観点でマシンを選択した。
まずはCPUを決めた、ロケットプールのサイトを参考にするとCPUは4スレッド以上でBMI2拡張をサポートする最新に近いCPU、とのことで消費電力との兼ね合いでN100が良いだろうとの結論に達した。
高い信頼性やファンレス、個人的に信用しているメーカーであるASUS製ということもありASUS ExpertCenter PN42にすることに決定した。
増設メモリ
N100CPUは公式には最大16GBとなっている。先述したロケットプールのハードウェアガイドでは最低16GBということである。最低では今後を考えると心許ない。
ネットを丹念にしらべると32GBのメモリでも動作するという記述を発見し、メモリのサイトで確認するとどうやら32GBで動くのは間違いなさそうだと判断した。
DDR-3200 SO-DIMM 32GB の中から動作確認されおり個人的に信頼できるCrutial製の製品を選択した。
ストレージ
容量は最低でも2TBのSSDが必要とガイドには記載されている。メモリと同様に2TBでは心許ないので4TBのストレージを選択することにしたが条件がありDRAM搭載のSSDが必須である。これは膨大な書き込みが発生する関係上DRAMレスのSSDでは寿命がすぐに来てしまう。
イーサリアムのステーキングおすすめSSDについて書かれている内容を見ると、4TBに限定すると以下の3種類が良さそうだと判断した。
TEAM Group MP34 PCIe 3
SAMUSUNG 990PRO PCIe 4
WD Black SN850X PCIe 4
本体のNVMeはPCIe 3なのでMP34で良いと考えたが、日本ではすでに終売してるようで入手に難があったので、低発熱で信頼性が高く、今までずっと使っていたSAMUSUNG製の最新SSD、990PROを選択した。
ただし、初期ファームウェアにSSDのヘルス状態がすぐ消耗するバグがあるので速攻アップデートをした(あとから調べたらバグフィックス版のファームウェが載っていた)
発熱で誤算
組み込みは非常に簡単で裏蓋を開け、今までついてたメモリ、SSDを外して交換するだけ(保証が切れた)
実運用を開始したところ負荷が大きく、ファンレスマシンということもあり不安になるほど熱くなった。
$ watch sensors
96℃はさすがにCPUが熱すぎだろうとUSBを電源として動作する12cmファンを購入し本体の上に設置したところ40℃前後まで下がったのでこのまま運用することにした。
購入したファンを乗せた状態
モニタ、マウス、キーボードを付けないヘッドレス運用です。これで安定しているのでこのまま運用することにした。
かかった金額
ASUS miniPC PN42 N100 40,600円
Samsung SSD 990PRO 4TB 53,479円
Crusial SO-DIMM 32GB 9,680円
Ainex U-FAN12 1,527円
合計 105,286円