【ドバイ移住完全ガイド】移住経験を余すところなく晒します!
2022年の春にバーチャルワーキングビザを利用して家族4人でドバイに移住しました。
何も分からず、また知り合いもいないドバイに移住して、一つ一つ手探りで生活基盤を整えてきました。
そんな過程でドバイでの生活知識も少なからず蓄積されてきました。
本記事ではそんな経験が誰かの役にたてばと思い、今までの経験を余すところなくお伝えしようと思います。
家族移住、教育移住、バーチャルワーキングビザのあたりに興味がある方には特にマッチすると思います。
ドバイに移住予定の方、また移住に興味がある方の参考になれば幸いです。
本記事の概要
ビザについては私の利用したバーチャルワーキングビザを中心に、その取得の詳細な記録を含めてご紹介します。
学校事情については、長男がインターナショナルスクール、次男がナーサリー(保育園)に通っているので、その入学から日々の生活まで、経験を中心にご紹介します。
その他、日々の食事、マイカー購入、住居探しなどドバイ生活の基盤を築くまでに得た細かい知識を含めて可能な限り共有しています。
また最後にはドバイ移住にあたって実際に利用したエージェントや業者のレビューを忖度なしでご紹介します。また提出書類のサンプルも公開しています。
皆様がドバイ移住に興味を持ったり、また実際に移住される方の準備の参考になれば幸いです。
多彩なビザはドバイの魅力
ビザの種類
海外からの移住者によって支えられているといっても過言ではないドバイだけあって、移住用のビザも多彩です。
メジャーなもので言うと
バーチャルワーキングビザを取得する
法人を設立して就労ビザを取得する
不動産を購入して不動産投資ビザを取得する
などがあります。
ビザ① バーチャルワーキングビザ
私の場合はこのバーチャルワーキングビザを利用したので、詳しくご紹介したいと思います。
バーチャルワーキングビザはコロナによる観光客減少の対策として、ドバイの観光局が中心となって作った制度です。
母国の企業で収入を得ながら1年のドバイへの滞在が可能になります。
コロナ禍で多くの企業がフルリモート勤務を導入したので、このようなドバイからの仕事が可能な方も少なくないのではと思います。
必要な書類は以下になります。
私の場合2022年の2月に申請しました。
元々このプログラムはドバイ独自のものだったのですが、2022年の10月にUAE全体のプログラムに格上げされました。それによって若干申請条件やプロセスが変わっています。
ビザ② 法人設立して就労ビザを取得する
法人設立に関して、ドバイではフリーゾーンという100%外国資本でも法人設立できるエリアがあります。多くの移住者はこのフリーゾーンを利用しています。
またドバイでは法人税がかからないというメリットがありました。
(※2023年より一定の課税所得を超えると法人税が必要になりました)
そのためインターネットでビジネスをしているなど地域に関係なく稼げる場合はドバイに法人を立てるメリットはあるでしょう。
ただ法人を維持するためのライセンス料を毎年払う必要がありこれが年間100万~200万ほどかかります。なのである程度の利益が出ていないと割高になります。
元々インターネットビジネスで利益がでていればドバイ法人のメリットは有ると思いますが、移住だけで考えると法人維持のためのライセンス料が割高になると思います。
ビザ③ 不動産投資ビザを取得する
不動産投資ビザに関しては、75万AED以上の不動産をドバイで所有することで取得できます。有効期限は2年です。
以前は100万AEDが基準だったのですが変更されたようです。
近年ではドバイの不動産は上昇傾向にあります。またドバイのAEDは米ドルとペッグ(固定相場)しているで、実質的にドル資産を所有することに相当することから資産の分散としてもドバイの不動産は魅力的です。
とは言え決して安くはない買い物なので多くの人にとってハードルは高いかと思います。
またさらに200万AED以上の不動産を所有していれば、ゴールデンビザという10年間有効のビザを申請できます。
日本円で8000万円ほどになるのでなかなか庶民には手が出しにくいですが、10年という長い期間ということから富裕層には人気のようです。
バーチャルワーキングビザ取得の実録大公開
これまでに2度のバーチャルワーキングビザ申請を経験しました。1回目は日本から、2回目はドバイから継続して滞在するために取得しました。
諸外国と比べると、ドバイのビザ取得プロセスは比較的透明性が高いかと思います。しかしそれでも初めてのこと、また英語でのコミュニケーションなので毎回苦労しました。
そこでその取得の過程をなるべく詳細に共有したいと思います!
バーチャルワーキングビザ取得までのタイムライン(2022年版)
2/8: 揃えた書類を担当にEメールで送付
当時はバーチャルワーキングの公式サイトからメールを送信すると、担当(現地の代理店?)からメールで返事がありました。そのメールに書類を送ることで手続きを進めることができました。
📅2/9: 申請費用を支払い
担当から申請費用を支払うようにメールで返信があり、オンラインでAED 1251を支払いました。
payment linkがメールで送られてきてクレジットカードで支払いできました。
📅2/14: 承認されて入国用のE-Visaが送られてくる
なんと5日で承認されました。
入国用のE-Visaがpdfで送られてきました。このE-Visa発行から60日以内にUAEに入国する必要がありました。
またそのタイミングで各種手続きの費用 AED 1200 をオンラインで支払いました。
費用には、 Medical +Typing Fee + Emirates ID + Visa Stampingが含まれていました。
📅4/8: 入国
上記のE-Visaで入国しました。
家族は観光用のon-arrival visaで入国しました。
📅4/9: 担当(現地の代理店?)にメール
入国後に居住ビザ、エミレーツIDを取得するためのステップがあります。
そのためのステップを進めるべく必要な情報を送りました。
📅4/19: Medical Test
エミレーツID取得のために必須のMedical Testを受けてきました。
ドバイ内に数箇所のMedical Test施設があり、X線検査と血液検査を受けます。
📅4/22: Residency visaの承認
E-residencyコピーがメールで送付されました。
後日パスポートにResidency visaのステッカーを貼ってもらうために空港に行きました。
📅5/19: Finger Print
エミレーツID取得に必須のFinger Print登録へ行きました。
Finger Printの日付は予約制で日時指定されるのですが。この日程がやたらと先でしか取れずに時間がかかりました。
📅5/25: エミレーツIDのカードを取得
エミレーツIDが発行されEmirates Post(郵便局)にて受け取りました。
その後、家族ビザの申請に入りました。
私の場合、家族ビザはエージェントに依頼しました。
以上、申請してからエミレーツIDを取得するまでのタイムラインでした。
ドバイに入国してからの手続きも多く、またそれに時間がかかったので不安にもなりました。
これから申請される方の参考になれば幸いです。
2年目のバーチャルワーキングビザ取得(2023年)
バーチャルワーキングビザには”延長”がありません。しかし同じ手順で”再申請"することは可能で、2年以上滞在したい場合は再申請することになります。
基本的には1年目と同じ手順なのですが、私の場合は2022年10月にバーチャルワーキングビザの管轄が変わったことで、1年目と手順が変わっており、とても手間取りました。さらに家族ビザのスポンサーもしていたため、余計にややこしくなりました。
何度もAmer(ビザ関連の役所のような場所)に足を運んで手順を確認しました。そのおかげで実際に申請を初めてからは非常にスムーズに進み10日間でエミレーツID取得まで至りました。
ここではその手順についてご紹介したいと思います。
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