マンネリ化したスタジオレッスンは悪なのか?

こんにちは。櫻井謙生です。

「〇〇さんのレッスンって、何ヶ月も同じ動きだよね」「〇〇さんのZUMBAって何ヶ月も同じ曲を使ってるよね」みたいな声をお客様から聞くことがあります。

いわゆる『レッスンのマンネリ化』についての声です。

今回考えていきたいのは、スタジオレッスン(エクササイズレッスン)でマンネリ化するのは悪なのかということ。※悪って書くとちょっと大げさですが。

「〇〇さんのレッスンって、何ヶ月も同じ動きだよね」

この声から少し掘り下げて考えていきます。

同じ動きであることのメリット
①動きに慣れているので、細かいポイントまで意識でき、より効果が期待できる。
②スタジオ初心者の人でも、毎週安心して参加できる。
③予定調和

細分化するともっと出てきそうですが、こんな感じでしょうか。

①動きに慣れているので、細かいポイントまで意識でき、より効果が期待できる。

筋トレもそうですが、やり始めは意識するポイントが多く、効かせ方を理解するまで時間がかかりますよね。スタジオレッスンも同じだと思います。

ステップタッチを正しいアライメントで動くとめちゃくちゃキツいし、筋肉痛になりますしね(笑)

そう考えると、同じ動きを繰り返した方が、参加者も効かせるポイントを理解しやすいので効果を実感しやすくなりますね。

効かせ方や正しいフォームを伝える「分かりやすい指導」が、インストラクターに求められます。

「このレッスンずっと同じ動きなんだよね」から「このレッスン同じ動きだからめちゃくちゃ体が変わるんだよね」みたいな世界観を作り出すことができたら、マンネリ化なんて言葉は出てこないですね。

②スタジオ初心者の人でも、毎週安心して参加できる。

このレッスンはこの動きをやるとわかっていた方が、スタジオレッスン初心者の人にとっては安心ですよね。

「何やるんだろう?」「動けなかったら恥ずかしい」みたいな心配はなくなります。

③予定調和

予定調和は簡単に言うと、歌手のライブの最後にお決まりの盛り上がる曲を歌って、会場のムードが最高潮になるあれです。

ケツメイシのライブでいうと、カーニバルを歌って、観客はタオルを振って盛り上がります。

レッスンで同じ曲を使う場合も同じことがいえると思います。「ZUMBA
の最後はあの曲
」みたいな感じです。

以上、3つのメリットを見てきましたが、ぼくの結論としては「内容にどこまでこだわれるか」「レッスンの種類による」です。

参加者が飽きずに楽しめるレッスンになるようどこまで細かい点までこだわれるか、インストラクターとしての基本ですよね。

また、上級のエアロビクスやダンスレッスンなど、振付を覚えて踊れるようになることが目的のレッスンには向いていません。

なんでもかんでもマンネリ化はダメではなく、レッスンの内容と目的によって考えていくことが大事かなと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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