
僕の凄い友人。
彼と知り合ったのは恐らく8年前くらい。前の仕事で出会った人。彼と僕とは同じ業種で、僕の知り合いとの関係で知り合った。その当時はちょこっと話すけどただそれだけ。深い関係はなかった。
でもある時釣りという共通の趣味を持って彼とは知り合い、僕達は釣りと仕事で仲良くなった。彼は僕よりも年上なので、友人というか先輩というか...。色々とお世話になる事が多い。
彼は会えば何かしらのトラブルに遭っている。まぁ指折り数えれば、1年の間でも数え切れない程だ。そして彼の凄いところというのは、そんな経験をしても挫けない事。そしてそんな経験を重ねる程、人に親切に出来る人。中々出来る事ではない。僕は彼を尊敬している。
僕は結構noteの中では常識人っぽいが、結構世間知らずだし、人見知りすぎてもはや人を避けてるし、やっちまう事が多くて自己嫌悪に陥るし、気分屋だったり。穴だらけだw
そんな彼の姿を見ると本当に大人だなって思う。そして僕はまだまだ子供だなと実感してしまう。ああまだまだ自分は駄目だなってw
でも時折どーんと新しい事を始めちゃったり、思いも寄らない事をやったり、とても危なっかしい所もある。石橋を叩く前に走り出していく人なんだと思う。
普段は落ち着いているけど、根っからの熱い人なのでハッキリいう時は恐ろしい程言うんだよねw僕なんてあまり言わないのでそれも違う。(爆発すると止まらなくなっちゃうけど)学校の勉強ではいっつも下の方で、計算なんててんで駄目だなんて言う人だけど。絶対に彼は頭がいい。地頭が恐ろしい位に良い人なんだと思う。そして弁が立つ。話が上手いし説明が上手い。損得勘定無しに人に物を教えれる人。中々出来ないよなって思う…。
確かに人には誰でも欠点がある。完璧な人間はいないから。でもそういうものだと思うよね、人間なんて…。
そんな彼も今では地元に帰って行った。何でも新しいことを始めるのだそう…。フットワークが軽い人だと思う。
今までの友人は皆末っ子が多いので、唯一長男の僕は一歩下がって彼らを眺める様な関係だった。なんというかサポート的な立ち位置。僕が仕事をし始めたら先輩ばかりに囲まれるので、なんだか気を使われると恐縮してしまう。でも彼はそういう面があまり無いので話しやすいのだ。
そして彼の口癖は、ある一定の年齢の時点でプライドを捨てて来た。
彼は無駄なプライドは手放したと話しているのだ。すっごい人だよねwプライドがないから、上手く立ち回ってみせる。そして上手くそれらを吸収していく。そして学んだ分、人に教える事が出来る。過去の自分の経験を活かして、更に学んだ事を活かして。上手く調合させる。そして自分のカラーに染め上げて、自分の城を築き上げちゃう。
大病にかかって、その辛さから逃げるために弱いお酒に走って、身体をぶっ壊して、挙句には障害者手帳をもらった。でもそれを面白おかしく人に話している。そしてそれをネタに人を笑わせる。凄いなぁって思うんだよね。
多分かなり苦労している人なんだと思う。苦労しているから人に親切に出来る。僕は彼から学ぶ事がとても多いです。確かに彼にも欠点があるかもしれないし、僕に見せてない物も沢山あると思う。でも、そりゃ人間だからさ、それもその人の味になるんだなって思うようにしている。
そして僕が親父の会社が無くなって、家を無くした時。割と割り切っていた。「まぁなんとかなるだろう」「なるようになるだろう」って割と達観的な気持ちでいたんだよね。
そしたら丁度彼も辛い経験をして、イチから始めないといけなくなって、ふらっと僕の家に遊びに来た。
彼は基本しっかりしてるので、いつもアポを入れる。思いつきで来たりはしない。でもその日だけは、ほんとふらっと訪れた。僕が作業してると顔を出して、最後に会った時よりも病的に痩せてて驚いたけど、ちょっとお茶をした。
「そういや、大分色々噂になってるみたいだけど大丈夫なの?」って言われたんだよね。僕はもうしょうがないので、割り切って明るくしてたら。「信じられないw何処からその楽観的な気持ちが湧いて来るの?」って気味悪がられたんだwでもそんな気持ちが彼に伝わって。どうしようもなかったし、焦りもあったし、もう駄目だと正直思っていたって。
でも実際僕と会って、なんか大丈夫な気がしてきたって言われて、ああこんなんでも役に立てたんだなってww新しく何かを始めるいいきっかけになったし、肩の荷が降り立って清々しい気持ちで帰って行ったんだよねw
それを見て。人ってどんな時に救わえるかわからんよなって思った。ただ適当に作業してて、下らない話しに花を咲かせてただけなのに、人は救われる事もあるんだって。
そんな体験をしてから。自分の生き方を大事にしようと思った。だって何があるかわからないから。どんな時でも人は喜んでくれることもあるし、必要とされる。
そして彼が来てくれて、僕も気持ちが軽くなれた。そうか、お互い様なんだなって。
そして彼は僕に「君は凄いよな」って言った。
自分では大した事じゃなくても、人には凄く映る。
そうか、それもあるがままに生きるに繋がるんだって、また一つ気がついた。
ああ、人生何処でどんな時に気がつくかわからない。どんな下らない事でも、辛くても、何処かで気が付ける。
人生はマジで捨てたもんじゃないよなって感じた日だった。
なんかさ、人生って凄いよな!面白いよなって思う。どんな形で繋がるかわからないもん。奇跡と奇跡が重なって、更に奇跡を呼び寄せる。引き寄せてるなって。
だから自分は受信する。発信する。受け取る。受け取って貰える。僕はこの感覚が大好き。
超人見知りだけど、この感覚が凄く好き。
だからスキをもらったり、コメント貰うとドキドキするw滅茶苦茶嬉しいんだよねw
だから人から教わる事って大きいな。今理解出来なくてもいつか理解出来たりするじゃん。その時がいつ来るんだろうって思うとワクワクする。いつか普通に理解出来て、簡単だなって思える時が来るから。
だから彼の言うことがわからなくても、いつかはわかる。だからひたすら自分を生きてさえすれば、時が運んで来てくれるのだろうな。
今彼が何処で何をしているかわからない。でも必要な時が来れば会いに来る。その時にお互いどんな話をするのか?何処まで理解できるのか?それが楽しみなんだ。
だから僕は常に扉をオープンしておく。いつでも会いに来てもいいようにね。
そうだそうだ。それがいいんだ。
それでいいのだ…。