Lovebitesという世界に影響を与えたバンドについて
ガールズバンドって探せば沢山存在するもので
ルックスは男性バンドよりもキラキラして
かわいいルックスに楽器を持つ姿がキュート
大概のバンドは音よりもルックスで売っている
そんなバンドが大半だ
これバンド?って聞き返したくなる様な
飽くまで楽器は飾り
そんなバンドもあるわけで
ある一種の癒やしの様な感覚で聴くことが多かったと思う
プログレにドはまりしてからというもの
ビートルズに始まりザ・フー等
どちらかといえばオールドスクールロックにハマり
やっぱり音楽の原点回帰だよなっていかに古い音楽を聴くか?というのが僕の音楽を聴くスタイルになってしまっていて
どうしてもメタルはもういいやって飽きてしまっていた
ユーチューブで音楽を聴いてるとオススメの動画が次々と再生される
まぁ特に暇だからと適当に作業しながら音を流しっぱなしにしていたある日
超かっこいいイントロが再生される
作業を止める訳にいかないからそのままにしてると女性の歌声が聴こえた
ん?ガールズバンドか?
音が随分イカツイから女性ボーカル、男性バンドのよくある感じかな?としか思っていなかった
が、とても耳障りが良い古き良きパワーメタルライクなメロディに遂には手を止めてしまった
何だかわからないけど体中からぐわーっと力が湧いてきて目頭が熱くなってしまった
結局動画に目をくれると
そこには5人組の綺麗な女性が演奏をしていたのだった
え!?全員女性!?
僕は驚きに戸惑い最後までその映像を眺めていたのだ
そう、忘れもしない僕がこのバンドにハマるキッカケをくれた曲
Braveheartedだ
演奏動画というより写真がスライドされた動画だったので恐らくファンが作ったものだろうが
これは間違いなく凄いバンドなんじゃないか
そう思わせる様なオーラがひしひし伝わってくる
これは堪らず検索ボックスにバンド名を入れて
数曲聴いてみた
何よりも先ず演奏が上手い
そして凄まじくハングリーな音楽への姿勢
女性=メタルって中々定着しないもので
男性的な音楽になってしまっている中
自分達はその中でも上へ上り詰めてやる
そんな力が強さがあったのだ
ギタリスト二人の超絶的テクとツインリードパート
手数が多いツーバスドラム
ヘドバンしまくりのベーシスト
ハイトーンを駆使し過ぎない独特なスタイルのボーカル
どのメンバーを取っても一ミリも妥協をしていなかった
メタルは男性の音楽?
ふざけるなよ!?そんな事言ってる奴らは自分達の音を聞いてみろ!!と言わんばかりに
海外のフェスヴァッケンで臆する事なく
堂々とプレイする姿に感動しまくってしまった
僕はその足でまたレコード屋に走りCDを買ってしまっていた
そして結局全てのアルバムを買ってしまったのだw
音を聞いて感じたのは
先ず音がとてもいい
低音をとても大事にしていて、メタルバンドなのにとてもバランスがいい音だという印象
そして全ての楽器が劣化することなく綺麗に鳴っている
恐らくエンジニアは海外の人だろうなと一瞬で思った
これは偏見だけど日本のエンジニアは(現在はもっと違うかもしれないけど)どうも低音を嫌う傾向があり、音のバランス的にもボーカル重視な音が目立つ
そしてシャリシャリした感強いのでどうも耳が痛くなる傾向があったのだが
Lovebitesの音はしっかり低音がドンドンなっていた
特にHammer of wrathの音のバランスは素晴らしかった
イントロのドラムのタムの鳴り
ベースの腹から響く様な低音やおかずのフレーズ等これだけでも僕はこのバンドに出会って良かったと思えた一番のポイント
いいバンド、いい曲であっても音が悪ければ萎えてしまうのが僕の音楽を聴くこだわりなのだが
これだけ売れてるバンドだけにいいエンジニアをつけてるのだろうと思ったら
nightwishやchildren of bodomなどで有名なエンジニアチーム、ミッコカルミラ、ミカユッシラを起用していた
何処となく北欧感のあるメロディ特徴的なサウンドでありながらブリティッシュメタル、スラッシュメタル等から多大な影響を受けた独自のサウンド、曲によってはデスメタルライクな音まで表現してしまう程の音の幅広さに加え
全ての曲に必ずLovebites独自のサウンドを取り入れどこに針を落としても彼女達の音だとわかる程
オリジナリティがあるバンドだと思った
時にはポップっぽさもある曲も挟み
アルバムを通して聴いても一切疲れることがないのがメタル初心者の人にとっても聴きやすい(メタル好きな僕も頭から最後まで激しすぎる音は疲れてしまう)
そういう細かな曲構成にしても、聴き手にとって音楽を純粋に楽しめる大きなポイントだと思う
メインサウンドコンポーザーであるMiyakoは一番好きなメンバーの一人なのだが(一番可愛くて好きなのもあるがw)
彼女の書く曲はどれを聴いてもストレートに心を鷲掴みにする
女性が書いたとは思えないほど男らしい曲も多く
モーターヘッド、メタリカ、スレイヤーを彷彿とさせる曲まで書いてしまうほどで
ギターのみならずステージ上ではピアノ、キーター(肩にかけるキーボード)を演奏し
録音では全ての楽器までこなしてしまう程のマルチプレイヤー
実際サード・アルバム収録されているSwan Songではグランドピアノのイントロ、アウトロを担当していてそれが涙が溢れる程美しいメロディー
もう一人ギタリストMidoriが多大な影響を受けたAngraを彷彿とさせるメロディーに加え
白鳥の湖テーマにボーカリストのAsamiのバレー調のパフォーマンス
これらのステージングを見ただけで只者ではないオーラがひしひしと伝わった
非常に安定したリズム隊のアンサンブル
小柄なキュートなイメージとは裏腹に凄まじいドラミングを見せるHaruna
メンバーの中でもとりわけロックガールなベーシストは頭をブンブン振り回しスティーヴ・ハリス並みのギャロップ奏法を魅せてくれるMiho
そしてかの有名なESP養成学校「MI JAPAN」を卒業したのも頷ける程の超絶テクニックを武器にしているMidori
ジャズ、ヒップホップを学ぶ為渡米し音楽英才教育を受け
帰国後は様々なバンドのバックコーラスも担当するほどの来歴を持つAsami
等メンバー一人一人をみても凄まじい個性を持っているがそれがまた楽曲作りの点に大きな幅を持たせている印象が強い
ストレートなメタルと、音楽的理論に乗せた計算尽くされたMiyako
スラッシュ、ブリティッシュメタル等オールドスクールメタルなMiho
の楽曲を基準とし
各メンバーも作曲に携わりそれがLovebitesのサウンドとして上手くまとまっている
結成一年足らずで海外進出もするなど右肩上がりな活躍見せたバンドだが、2021年1月コロナウイルスに伴う感染防止として緊急事態宣言でのライブ公演の延期を余儀なくされ
バンドとしてかなり痛手を負った
それに追い打ちをかける様にバンドリーダーMihoの脱退がありバンドとしての存続を危ぶまれる程
辛い時期を過ごした
ライブが出来ないストレスを楽曲作りに専念し
その水面下で密かに新たなメンバーを募集し
2022年10月に新たなベーシストFamiを迎え入れ
新たに新生Lovebitesとして大復帰を果たす
バンドだけじゃなくコロナ禍で世界中が暗い中
僕は改めてLovebitesを聴くことが多かったのだが
不思議とどんな辛い事があったとしてもこのバンドから発せられる凄まじい生きたパワーに元気を貰った
他のバンドにはないこのエネルギーは
多くの救われない人達に元気を与えてくれたと思っている
ただのメタルバンドではない
まるで世界中の闇を晴らしてくれる程の強大な力をこのバンドは持っていると思ってる
現に新メンバーを加えて再出発をしたというSNSでの報告後凄まじい程のファンのリプライ、RTの数を見ればどれだけこのバンドが人気なのかわかるし、復帰一発目のメンバー紹介動画演奏されたBravehearted演奏は色々なバンドの曲の中でも一番感動した動画だった
さっきも言ったように暗い闇の中を大きな光が通り抜け闇を晴らすかの様な凄まじいパワー感じることが出来た
僕は住んでいるど田舎には沢山杉の木があるが
Lovebitesまるでこの杉の木の様に
人々の不安、恐れ、悲しみを吸い取り
綺麗な空気に変えて多くの人達に希望を届ける
そんな存在に思える
音楽って本当に素晴しいなと純粋に想わせてくれるLovebites
暫くメタルから遠ざかってた僕に
またメタル熱再熱させてくれた貴重なバンドである
どのメンバーも美しいルックス持っているが
それ以上に凄まじい演奏力、表現力を持ち
男顔負けなどストレートなメタルサウンド
そして女性特有の柔らかく優しいメロディ
メッセージ性の強い歌詞
全てに置いて世界水準な「Lovebites」
まだ聴いたことがない人達も当ブログを見た人達にも是非聴いてもらいたい
今まで聴いたことがない人に聞かせたら
翌日にはもうファンになってる人が多数いましたw
しかもメタルのメの字も聴いたことがないのにw
新メンバーのFamiもまた才能豊かで凄まじいテクニックを持ったメンバーだし
次作では作曲まで出来たらもう百人力だな!
これからの活動に大いに期待
ライブ行きたいなぁ〜