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回顧録。
回顧録なんぞを書いていこうと思う。
回顧録になるかな、役者紹介になるかな、わからんけど
ヘッダーの画像は、まだこの公演が鳥になるか蝶になるかすらわからないような、構想段階での
オーディション募集用の画像である。
応募に関していうと女性8割、男性2割。
ここら辺本当に女性の方がハングリーさが際立つ。
世の男性ふぁいお。
そしてこんなよくわからねーヤツのオーディションをエントリーしてくれて、本当にありがとうございます。
オーディションといいつつ、まぁ2月、コロナを警戒してるのもあり、オンラインでセリフの読みを送ってもらった。
1週間、聞いては仕事をし、仕事してはその録音を聞く。
オーディション枠と、プロ枠、というのをマッチして
「流石に舞台上で事故は起きへんやろ」と思える布陣を組みたかったんです。
二人のうち一人は緊張感のコントロールが出来るとなおよし。
そのオーディションから決定した3名のご紹介。
苗代逢花さん
大学生さんです。
真面目に演劇したいと思って来てくれてたから
大人としてここは流石にかっこわりぃとこ見せられないなぁ
と頑張れました。
もっと上へもっと上へ、と吸収が早くて、色んな人と組ませて同じレベルで戦えたら…つよつよやなって
色んな人と組ませたいね、これからも。
これからも、とかいうてええのか果たして。
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僕の恩師で15年程、メッセージのやりとりがある西田シャトナーさんにも、芝居を辞めたときも報告したんですけど
芝居を再開した時も報告して、そうか、旗揚げか、頑張ってねといただいてて
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生きてて良かったなぁって思わしてくれたのも彼女でした。
本当にええ女優さんでした。
井上 芯さん
オーディションでもう、声が良かった。
あとなんていうか、空気への気の張り方が俺と同じぐらいかそれ以上ぐらい張ってて
しんどいやろーって思ったり思わなんだり
稽古場では作品以外の事で気を張らない様にのびのびして貰えたらと取り組んで貰いました。
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この人にとっての頑張るは自分の出来る目一杯を越えてしまうので、越えない様に、とか越える時は愛と共に越えてくれーと思ってて
フローチャートを作ってくれた時は「大丈夫か?愛の前借りとかしてないか?!」と不安になりましたが
本番終わって、緩んだ表情を見た時本当に楽しかったんやなぁ良かったなぁと思いました。
くぼゆうき君(現在は宙稚勇貴君)
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とにかくさわやかで積極的でハングリー。
嫌う人おらん。親御さんに感謝して欲しいほどに良い心の育ち方してると思ったり。
実質感謝してます。ありがとう!親御さん!
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寄せ書きを書いてくれるようにって皆に聞いて回ってくれてたらしい。
あったけぇ…
作品としてお客さんの前に上がる時、ちゃんとABCチーム完成させてくれていて
本当に嬉しかった。
オファー組については後述しようと思う
今回は奇跡が起こりまくっていた。
先程チラッと触れたが、西田シャトナー氏の稽古場来訪である
15年ぶり。あけましておめでとうだとか、次東京に行きますよだとか、誕生日おめでとうございますだとか
そういったので15年、ある時はmixi、ある時はTwitterでやりとりをしていて
「今度旗揚げしたんで、良かったら稽古観に来てください」
とお伝えして
「いけるかわからないけど」と言われる
せやんな、ごめんなさい、と思いつつ日々を過ごした。
そして「この日なら行けそうだけど、どうかな」と連絡が来た。
奮えた。
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でも、ハードルが上がったってわけじゃなかった。
連絡が来た当初はあわわわわわわてなってたけども。
僕の中でできる範囲で一生懸命やって来た。
色んなぬかるみや素敵な景色を見ながら歩いて来た
演劇の道。
高校演劇で全国行った時はまだ立たせて貰ってただけだったけど
敷かれたレールみたいなのが嫌いなタイプで
泥水の方を好んですすってた、育ちの良かった俺のヤケクソ。
そんな15年だった。
来られるにあたって、何も恥ずかしがる事はない、と思ったり、いっそ俺が演技出来れば、とも思ったけど
そんなんじゃなくても俺の15年、絶対伝わるよ。と、思い直した。
全身全霊だった。ドレスローザ編の後半のルフィぐらいのボロボロ加減だった。
震えは不思議と止まった。
でも職場的なモノで遅刻は確定して、再び震えたのは今だから書く。
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来てくれる時に、なんの話しようかな、とりあえずバーフバリだけは見とかねばと思った。
バーフバリだけは見てた
第一声、何にしようかな
「お久しぶりです。あ、バーフバリ見ましたよ」
「あぁ、見た?良いよね」
「面白かったです」
なんなんだこの会話とは思いつつ、稽古を見て貰った。
僕はちょっとしたHSPのケがある。
それだけじゃーないんだけど
稽古場で同じものを見てくださるだけで、なんとなく感じてしまう。感じられるというのは時に残酷だけども時に便利で
もしコレで反応がヒンヤリしてしまえば終いだと思った。
自身に飛び抜けて才能があると思ってるわけではないにしろ
目指せる高さは変わるか、諦めるかは視野に入れないといけなくて
送迎の車の中、この作品について熱く語ってくれる、芝居が大好きでたまらないこの人は、変わらず僕の天だった。
後日、ブログにまで書いてくれて、本当に嬉しかった。
僕の本の背骨の部分にあるものをもっと表出させなければならない
斬新なアイデアと演出、そして予想外のエンディング
そこにはまだポテンシャルが眠っていると言ってくれた
そこからは演出方法が変わった。
現在出演させて貰ってる台本の読み方すら変わった。
どう変わったかはあんまり詳しく書かないけど
もしかしたら実っていくかも知れないから
暖かく稽古場などで見守ってやってください。
そして回顧録へと戻る。
嬉しい事はまだまだ続く、
俺が主催というのをやらせてもらう上での欠点である部分を補ってくれる
新劇団員の加入。
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椎名真咲さんである。
絶対に無理しないでね、絶対に必要なものを犠牲にしないでね
と言うのがモットー。
それなりに色んなところ歩いてきて、劇団をやってくと決めた俺の方針なのだが
この舞台に立つ側と観る側にはかなり生まれ持った決定的なサガの違いを感じていて
無理矢理観る側の人が舞台を作った時、上手いけど、奥底の心が踊ってない様に感じた経験が幾度かはあり
そのサガを、チケット代で応援してもらい、コチラも悪徳な値段を取らず、かけた時間分、予算分はいただいて
この性分を持つ自分自身を恨まない様に過ごしていかねば、と思ったのだ。
上手い事生きるのが難しい性分だが、不可能では無さそうだと一滴目を打ってみて思った次第。
椎名さんの話に戻る。
個人的にパンフレットは鬼門だった、むちゃくちゃ苦手で
"出来るけど時間がかかる事"の部類に入ってた事だったが
即処理してくれた。
なんちゅうありがたさだ、と思った。
そして入る前に何年スパンぐらいで見てますか?と伺ったので
ちゃんと育てつつもっと高みへいこうね、という気持ちで
椎名さんがこれからやってくのに、どう貢献出来るのか、ボンヤリと考えている。
書きたい文章がよくバラけてしまいます。
すみません。回顧録回顧録。
次はいよいよオファーしたメンバーについてです。
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中島ゆきこさん。
元々僕の初めて出会ったキッカケは、さる現場で
かなり製作が難航している時期だった。
僕はメインの役所で、彼女はアンサンブルだった
やはりエンタメの現場ってのはアンサンブルに負荷がかかりやすく
難航している稽古場は重たい空気だった
彼女はその、暗かった稽古場でも明るく咲こう、上手く咲くぞ、という
祈りをみせてくれた。
少し神々しく見えたのを覚えている。
どういう軌跡を辿ったのかはわからない、風の噂で頑張ってるときくこともあり
聞くと嬉しかった。
今回の現場では、オファー枠を担って貰った。
オーディション枠でも、と言う話だったが
貢献は充分過ぎるほど覚えてるだろ、と
貰うからにはやる、という部分を、もう一つ上のステージを
担ってくださいとお願いした。
かなり精神的にもハードだったと思う。
僕もそれなりにアンサンブルはやって来たから。
でも今の俺が貰うからにはやるぞ、と覚悟というか、重たい文鎮の様な何かが腹にあっちまうのは
引き上げてくれた先輩らのおかげだよと。
Aチームは綺麗な作品になってくれた。
中島さんのセリフの言い方がとても可愛く、宙稚くんのセリフの言い方が爽やかで、喉越しスッキリなのに胃に来る様な綺麗な作品となった。
ありがとう。
こんなところまで見るかは知らんけど、見てたらラッキー。
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続いて
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Bのオファー枠、木下航さん
今年知り合えて良かった人の一人。
次お世話になる文机と熊では作演そして出演をされてる主催。
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声をかけさせてもらったキッカケは、読みを手伝ってくれたというだけではなく
こと"考え続ける"というフィールドにおいて
こんなに真摯で、熱いのに、冷静な人おるんかと別の現場に居た時に思わされた。プレイヤーとして強い。
強いからこそ、俺の作品でもったいない使い方なんてしないぞ!!と強く思わされた。
心身共に鍛え上げてるなぁって、よく思う。
ええスタンスで、このまま進んでって欲しいとも切に思い、今後も見守る。多分見守ってくれるだろうから見守られながら見守る。
稽古場で出してくれた独自の解釈、受け入れて良かったなぁと思う。
コールセンターを人間がやってる、というルート。
始めは
どこかで違うなと思ったら変えようね
と言ってたのに
全然、通った。むしろスパイスになって面白かった。
僕の代わりに稽古場を先に開けてくれて、無茶苦茶心の支えになった。
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Bチームの特色としては、全力でやってくれる井上さんと、デカい懐と練られた品性で作品を作り上げてくれた木下君の
力強い作品、という感じでした。
井上さんのぶっ壊した後の「えっ」がめっちゃすき。
そして、彼氏をやってる時の木下さんの屈託ない笑顔がすき。
初めはプレーンな感じで、と味付けの話をしてたけど
この作品は多分、プレーンなんていうのが無いのかもなと思わされた。
俳優一人、女優一人、支え合ったりカマしあったりしながら
哀しい話を積み上げていく。
Bチームは、やって欲しい事をやって貰ったけど、そもそも俳優女優というスパイスが効くので
プレーンってより、Bチームの味が出てたと言う他ない。
でもとても美味しかったです。ありがとう。
そして最後、Cチーム
絶対先輩役者さん呼びたいなーって思って
呼ぶからには俺が勝てねえなぁって思う人呼びたいなぁって思って
二人芝居やからキャラも強くないとなぁって思って
先輩役者さんの分まで絶対チケット売りたくなる人て誰やと思って
じゃーワガママやけど、叶えばいいなと思ってお声がけさせて貰ったんです。
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谷屋俊輔さん。
まず声がエッチなんすよ。
それがもう、誰と話しても一番先に俺の口から出る。
稽古場でも柔和で、稽古場を明るくしてくださる存在で
出力までのプロセスがぜーんぜん読めない
読めないからこそ、丁寧に、押さえるところは押さえて貰って
絶対虚しい現場にはしないぞ!しないからな!うおー!ってなってました。
虚しかったらすみません。
ありがとうが止まりません。
苗代さんがもうパワープレイでも押し引きでもどっちでも出来る様になってるのは
谷屋さんのおかげです。
一番年齢差があるカップルでした。
そこは僕は全然気にならなかったので、お客さんしか
気になったよー、なってないよーってわからないんですけど
でもまぁ、プライベートな話もすると僕も彼女との歳の差はまぁまぁあいてるので
それぞれの答え、の中の一つに全然あって良いと思ってました。
二人の事は二人にしかわからない、二人の世界の話ゆえ。
稽古スタートから終盤までCチームを軌道に乗せてくれたのは、苗代さんのハングリーさでしたが、そこから作品にブーストをかけたのは谷屋さんです。
仕組みを抜き出してわかりやすくした上で一番力が出しやすいフィールドを演出してそこに集中するスタイル、というのでしょうか。
引き出しがむちゃくちゃあるインファイターという様な印象でした。
Cチームの作品は鮮やかな作品になったと思います。
双方のパワーが成した、ピントが全てにあってる作品、という感じです。
これで全チームの俳優さんを紹介しました。
次はこの作品の上映会ですね。
【🎈公演より二週間🎈】
— 劇団Lacrimosa(ラクリモーサ) (@allliefeistruth) June 3, 2022
感染報告等無く待機期間が過ぎました!
現地に来てくださった77名のお客様👩💼
当公演の座席配置が見にくかったとお伝えして下さったお客様🤖
全公演観たかったと言って下さったお客様!
ありがとうございます🎉
チケットは取っておいて下さい
朗報です
動画をご覧下さい😆 pic.twitter.com/qz2F9u3I48
8月15日までに色々と情報整えようと思います。
オンラインで見てくださった人にはチケットお渡し出来てないので
なんらかでチケットをお渡し出来たら良いのになと、思っており、どうしたものかなぁと。
とりあえず今度書くとすれば文机と熊の連星分道の話をすると思います。
駄文乱筆失礼致しました!
劇団員も募集中!よろしくお願いします!
徳丸一円でした!
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ご一読ありがとうございます😊