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恐妻から学ぶ_利益改善の基礎②

利益改善するために、うちではどうすればいいのかと相談を受けます。

単純に販売単価を上げればいいのか、経費を削減すればいいのか、答えはネットには色々記載されています。

では弊社ではどのパターンがいいのか。

実は基礎を知らないと長期的に利益改善できないです。

今回は利益改善の基礎となる部分をお伝えいたします。

(1)原価とは

「ものを作るのに、いくらかかったか」、一般的には「商品を仕入れる際にかかる費用」として知られています。

しかし、原価と聞くと製造原価や仕入原価など色々あるため難しく感じてしまいます。

ここでは単語レベルでわかりやすく紹介いたします。

①製造原価

主にものづくりを行う製造業などで用いられる言葉 
製品を製造するためにかかった全ての原価を合計した費用
 「材料費」「労務費」「経費」といった費用が含まれている

②仕入原価

商品を他社からそのまま仕入れて売る場合の原価
その会計期内において仕入れた商品に対する金額

③売上原価

売れた商品やサービスにかかった原価
その年度に販売された商品の仕入れ額


(2)仕入原価と売上原価の違い

仕入原価と売上原価の違いを理解するためには、売れたかどうかを考える癖をつけることです。

仕入原価は、売れたことを一切考えずに会社に入ってきた商品の価格や経費のみを見ればいいです。

一方、売上原価は会社の外へ実際に販売した商品に対する原価となります。


(3)さいごに

売上原価とは、販売した商品や製品などの原価であり、売上高に直接対応する費用のことを言います。この売上原価が適切に把握されていないと、売上高から売上原価を引いて計算する売上総利益(粗利)を計算することが難しくなります。

企業が本業でいくら稼いだかを示すのが売上高でその売上高を達成するために犠牲にした費用が売上原価であるので、売上総利益を適切に計算できないということは、本業でどれくらい儲かったかを計算することができないということになりますので、用語をしっかり把握されることをおすすめします。

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