アクション仕上げ
というわけでアクション作画を仕上げてしまいたいと思います。
線画
前回(https://note.com/wevip/n/n8fe9e052127b)まで描いてたのがこの線画ですね。では色を塗っていきましょう。
色塗り
いつもの感じで塗り塗りしていきます。
こんな感じで色塗り終わりました。本当は金属の質感とかそういう説明もしたかったのですが、自分自身が勉強中でよくわかってない部分も多いもので…もうしわけない…一応、金属は陽色多めで真色と陰色を少なめにして縁取りを陽色で塗ってみました。どうだろ?金属に見える?
で、線色とか目とかも仕上げていよいよエフェクトの追加です。
アクションなので背景を入れるとキャラの動きがわかりづらくなってしまいますのでそこはエフェクトを背景代わりにしたいと思います。
エフェクト
まず、足からエフェクトを出します。これで体重が乗ってたり地面を蹴ったりしてるのを表現します。タッチの出る通常ペンと地面用の飛沫ブラシを使って描きましょう。
こんな感じで入り抜きをうまく利用して放射状にシャッシャッて感じで描いていきます。
これに地面用ブラシを乗っけるとこんな風になります。水しぶきや爆発を描くのにも利用できますのでこういうエフェクト描けるようになると便利ですよ。
続いてこんなブラシを用意しましょう。これも飛沫ブラシを改造することで作ることができます。
これで剣の軌道を描きましょう。
更に飛沫ブラシ他色んなブラシを駆使してエフェクトを描き込んでいきます。
で、いつも通りグラデーションレイヤーを使って、これで完成…
と言いたいところですが、更に手を加えて迫力を出します。
完成
はい、更に手前にエフェクトを追加しました。こうすることでこちらが当事者視点になるので臨場感が生まれるわけです。
これで正真正銘の完成です。
というわけで講座形式でアクション作画を完成させてみましたが、慣れれば意外と簡単に描けるようになります。
「自分はまだまだ絵が上手くないから」という理由でアクション作画に手を出さないのは個人的には逆と思っています。むしろ、人体構造やポージングを学ぶのにアクション作画は一番の勉強法なのではと考えています。直立をはじめとした動きのないポージングを描いてるとむしろそういうポージングはごまかしがききやすいため逆にどんどん人体構造を理解することから遠ざかってしまうのではと思うのです。
アクション作画は、手足の正確な位置や大きさを否応なく描き手に突き付けてくるので描いてるうちに嫌でも人体構造を覚えざるを得ません。むしろ勝手に手が人体構造を覚えていっちゃいます。頭がこの辺でパンチを打ってるなら手はこの辺だろってのが感覚でわかるようになります。
というわけで皆さんもどんどんアクションシーンを描いてどんどん人体を描くのが上手くなっちゃってください。
俺も精進せねば。
というわけでまた次回よろしくお願いします。
今回の作品
砂塵の戦士
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