クロスプラットフォームのモバイルアプリ開発フレームワーク比較 【2023年】
クロスプラットフォームの開発フレームワークとは、一つのコードで複数のプラットフォーム(iOS / Android / Web等) に対応するアプリを効率的に作成するためのツールです。
ここではWeb技術に近い主要なクロスプラットフォーム用フレームワークと、その採用例をまとめました。
Ionic/Capacitor
特徴:
Web技術(HTML、CSS、JavaScript)をベースに、モバイル、デスクトップ、Webアプリの開発が可能。IonicはUIコンポーネントを提供し、Capacitorはそれを補完する形でネイティブ機能の統合をサポート。
採用例:
Burger King, Tim Horton's, Sworkit, Sanvello, Untappd
NativeScript
特徴:
AngularやVue.jsといった既存の技術スタックを利用し、ネイティブに近いパフォーマンスを実現。
採用例:
https://nativescript.org/showcase/
「Voice & Speech - Coach App(Vocal Image)」のアプリで採用されています。実際にインストールしてみると使い心地は良好であることがわかります。
Tauri Mobile
特徴:
JavaScriptとHTML/CSSを用いてアプリケーションを構築できるElectronの代替を目指し、より軽量なフレームワークとして開発されている「Tauri」のモバイル版。
採用例:
まだα版で新しい技術なので採用例はなし。
Flutter
特徴:
Google製のUIツールキットで、高品質なネイティブインターフェースの構築が可能。独自の描画エンジンを持ち、美しいUIを短期間で制作できる。
採用例:
Google Ads, じゃらん , Green
React Native
特徴:
Reactのパラダイムをモバイルに拡張。ネイティブのコンポーネントを使用し、ホットリロードによる迅速な開発サイクルを実現している。
採用例:
Facebook、Instagram、stand.fm