土を喰らう十二ヶ月、必ず訪れる未来

主人公のツトムは小説家という設定、これは一人が苦にならない、好きという人は良いかな、ある意味、憧れの生活スタイルだと思うけど現実的に捉えるなら健康な体と先立つもの、お金が少しはないと駄目だと思ったわ。
それにツトムは山椒という犬を飼っているのだが、亡くなった奥さんが山椒が好きというのも笑えるわ。
映画の中でもスマホや携帯を使っているシーンはないし、真知子との連絡は電話だけみたい、でも近所の人達から野菜を分けてあげたり、貰ったりして昔ながらの近所づきあいが成立しているのは山の中の田舎だからと思ってしまうわ。

一緒に暮らそうかと男のツトムから言い出したけど、後半ではやっぱり一人の生活がいいなんて言い出すので、これは反則だわと思ってしまった。
恋人の真知子が老介護をさせたくないからと思ったけど、うーん、男の見栄、我が儘なのか、そして最初に何故、真知子、即答しなかったのか。
都会から離れて不便な生活になるから、家族や友人、周りに恋人が年の離れた老人というのが言い出しづらいとか。
まあ、女側からしても色々としがらみはあるけど、これ、真知子がもう少し歳がいってたら迷うことはなかったんだろうなあと思ってしまうわ。
妻の母親が亡くなって、自分も心筋梗塞で倒れて、死が身近に感じられるようになってきて、考えが変わる、思うところかずあったんだろうか
最期に二人は別れてしまうけど、これ松たか子で亡くて他の女優さんなら、結婚しても、しなくても、「ツトムさーん、お腹空いたー」と車を飛ばして会いに来そうな気がするのよ。
自分のイメージとしては井川遥さんとかね。

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