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2年前にFIREで早期退職した 今ここ⑦ 持ち家か賃貸か問題


持ち家か? 賃貸か?


持ち家か?賃貸か?の論争は、ずーーーーーーーーーーと、永遠とネタになってます。
なので、ちょっと、長いです。

基本、経費での比較になっています。
実は、経費での比較は、意味がありません。
住まいの問題は、人生の価値観が先にあるからです。

上記サイトでも間違っているのは、
ライフプランが決まっている人、決まっていない人というカテゴリー分けしているところです。

私が尊敬するブロガー ちきりんさんも2007年に取り上げているお話

大事なことは、コストで決めない

ここで大事なことは、”ねばならない”という

固定観念を破る柔軟性

です。

ライフプランと研修


ライフプランってよく、以下の図のような感じで示されます。

結婚と子どもと住居に加えて、教育費。
だから、住居は重要なファクターとしてライフプランに入れられてきました。
私が所属していた会社では、30歳ぐらいでライフプラン研修があって、まさに上記のような絵を見せられていたんです。
(今は違うかもしれません。というか違っていて欲しい)

研修を受けた30代の社員が、いつ家を買おうかなと言っているんです。
私には、会社の人事制度自体が、3年ごとに転勤があって、今いるところにいつまで入れるかわからないのに、なんで家を買おうと思うんだろうと不思議でなりませんでした。(平成10年ごろの話です)

家(ホーム)は家族のあり方のコンセンサスの先の未来

私と妻は、とにかく旅行ができることが一番の優先事項でした。
お互いの両親も元気、長男長女でどうしても家を建てて、住まいを確保する必要が、子ども以外はありませんでした。
私は転勤族ですから、東京と福岡を行ったりきたりです。
おまけに、私の実家は田舎ですから、妻はそこに将来の終の住処になることはありません。

私も、いつまでも、会社勤めをしたいと思っていませんでした。

つまり、年を重ねた先に、自由であることを選択したいというのが、私の価値観でした。これは、ちきりんさんの判断の中心にあることと全く同じです。

もし、「ねばならない」という価値観に縛られていたら、家を買うために家族会議をしていたことでしょう。

話は変わりますが、持ち家制度は国策です。

マイホームという虚像

最後のまとめ(記事抜粋)
我々は、生活者の自由、個人の信用力と引き換えに建設・不動産投資を促し、景気刺激しようという従来の社会システムを卒業する必要がありそうだ。その一方で、空家の活用や、ファミリー向けの賃貸住宅の開発など、生涯借家派のニーズに応えることが必要だ。それは社会の不合理解消の取り組みでもあるが、これからの時代の新たなビジネスチャンスをつかむことにもつながるはずだ。

この記事にあるように、マイホームの条件で重要なファクターである子どものスペースの15年ぐらいのために何千万円も借金するというビジネスモデルなのです。

会社の中でも、家を買ったら転勤が決まるというのはよくいう話ですが、これは都市伝説ではありません。実際、そういう人事になるんです。
逃げられないから。

賃貸物件にはファミリー向けが少ない

不動産投資側からしても、同じことが言えるわけです。
非常に短い期間の賃貸需要に、利益が見込みにくい2LDK以上の、駐車場付きの賃貸物件なんか作れません。


妻の親が建てたアパートのオーナールームを賃貸する

上の子どもが5歳の頃に、妻の親がアパートを作ることにしました。
そのタイミングで、妻は親と交渉。
1Kの部屋を3部屋、オーナールームにして、私たち家族で賃貸するように設計してほしい。
結果、その通りになりました。

このおかげで、子供達の生活は安定し、私は、退職するまでに東京と福岡を4往復したのでした。

妻の親のような見本があった上で、金持ち父さん、貧乏父さんを呼んで人生観が変わったのでした。

2004年に初めてアパートを新築一棟買する

妻の両親の付き合いがある不動産屋から提案がありました。

お住まいの近くに、いい物件が出たので買いませんか?

今を思えば、いい金蔓です。
上場企業に勤めていて、それなりに資金があるわけでしたから。

その経験を長い間醸成して、不動産管理会社を作るところまで行ったのは、またのお話です。

つづく

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