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サポーターがフーリガンになる

以前noteに『好きな人を背負う』という内容を書いた。

簡単に言うと、自分が応援している人を良く見せたいために(そうでない場合もあるが)、その人の周りの人を無闇に誹謗中傷し、結果自分が応援してる人に迷惑をかけてしまっている、という行動の事だ。

具体例でいうと、SNSのアイコンやプロフィール欄を好きな芸人にしておきながら、その好きな芸人の周りの芸人に対して、芸人同士の関係性を無視して誹謗中傷し、結果その芸人に嫌なファンとして認識されてしまう状態。

※これは具体例であって、アイドルや球団やモノに対してもだよ。

そんなバカな奴いないだろ!
と、ツッコミをいれたいくらいだけど、まだまだ後を絶たない。

それとは別に、好きな人に迷惑をかけるパターンがある。

それは『好きな人が自分の思うように行動してほしい』と思ってしまう事だ。

最初は好きで応援していたのに、どんどんのめり込んでいき、自分の考えを押し付けたり、思い通りの行動をしない事に怒りを覚えたりする状態。

最近、アイドルの方が握手会等で『ファンの人が、もっとこうした方がいいよ、と言ってきて不快だ』という話を聞くことがあるが、まさにそれだ。

これは、好きな気持ちが増しすぎてやってしまう事で、本人的には『この人をより良くしたい!』という大義があるから、前述した事よりたちが悪い。

僕はこれを【サポーターがフーリガンになる理論】と呼んでいる。

『好きだからこそ!』や『応援してるんだから!』を武器に、めちゃくちゃをふっかけてくるから大変だ。

芸人のケースもある。

ライブやテレビでやったネタに対して『なんであのネタやらないんですか?』や『このネタよりあっちのネタの方がおもしろいのに』はまだ良い方で、これやってくださいと台本を渡してくる猛者もいる。
いちお客さんからの『こうすればおもしろくなるのにー』という意見は、はっきり言えばなめるなよ、って感じだ。

応援している人が中々結果を出せない事に対してのもどかしさは凄くわかる(僕の事応援してくれてる人に対しては、本当にすみません!)。自分が見失っている事を、周りの人が客観視できてきる事もあるだろう。

間違えてほしくないのは、応援してくれてる方々の意見が大切というのは前提にあって、ここで述べるのはいきすぎた行動の事。

売れてほしい、成功してほしい、という想いが、いつの間にか自分の『好み』に染めたいという気持ちになっている状態の話だ。

それが危ない。

僕がこういう事を書くのはなにも難しい話じゃない。

ただ、そんなに応援する気持ちがあるのに、好きな人に迷惑かけたり嫌われたりするのは、もったいなくないかい?

全ての娯楽は、迷惑かけないよう楽しくやろうよ。

という事。

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