【漫才.141】職業別悩み

井口―はいどーもー、ウエストランドです!よろしくお願いします

河本―いきなりなんですけど、芸人以外にもやってみたい職業ってありますよね。

井口―まぁ、いろんな仕事がありますからねー。

河本―例えばミュージシャンとかね。かっこいいし、憧れますよね。

井口―うーん、確かにかっこいいけど、大変だと思いますよ。ヒット曲が出るかなんてわからないし、仮にヒットしても、それを続けていくのも大変ですからねー。それで一発屋とか言われるのも嫌でしょー。

河本―まぁ、ミュージシャンは大変かー。じゃあ、スポーツ選手は。サッカー選手とか野球選手とか。子供の憧れですからね。

井口―うーん、憧れではあるけど、大変だと思うよ。プロになるためには学生の頃から全部継ぎ込まなきゃいけないし、それでプロになれたとしても、選手寿命なんてめちゃくちゃ短いですからね。その後のコーチとか解説者になれるのなんて一握だし。

河本―まぁそうですかねー。

井口―しかも、ちょっとミスしただけでブーイングされたり、誹謗中傷されたりするからね。なかには偉そうにアドバイスとかしてくる奴もいるし!お前の考えなんて、プロはとっくに考えてるから!ゲームだけの知識で語ってくんなよ!そもそもそれは本当にお前の意見か?!ネットでみんなが言ってる事を言ってるだけだろ!あと、引退したOBがいちいちうるせーんだよ!揃いもそろってYouTubeでゴチャゴチャ喋ってるなー!わかりやすく老害ムーブするなよ!お前らが現役の時裏でやってた事全部いってやろうか!ふざけんなよ!

河本―・・・熱くなりすぎじゃない?

井口―スポーツ選手は大変だから。

河本―まぁそうですけど・・・。じゃあ学校の先生とか。小学校の先生とか素敵な職業ですよね。子供かわいいし。

井口―学校の先生なんて大変だろ!子供はかわいくても、親がめんどくさいぞー。学芸会とかやっても、「なんでうちの子が、桃太郎じゃないんですか」とかいちいち言ってくるんだぞ。いや、お前の子供が、桃太郎にふさわしくなかったんだよ!受け入れろよ!それぞれ得意不得意があるんだから!じゃあ成長して、お前の子供が良い大学に受かったとき、まったく勉強してなかった子に譲ったり、みんなで一緒にいける大学に行くってなるのか!都合いいことだけ言うなよ!親ばかなのも大概にしとけよ!ふざけんな!

河本―気持ち乗っかりすぎじゃない?

井口―そういう苦労があるんだよ!こっちは休日を返上して、運動会とか学芸会の準備をしてんのに・・・

河本―こっちは?学校の先生じゃないですよね?

井口ー代わりに怒ってんだよ!

河本―代わりに?

井口―どうせやったら腹立つんだから!とにかく他にやってみたい職業ないのか?

河本―えー、あとは、居酒屋経営したりとかね。自分のお店を持つって良いじゃないですか。

井口―大変にきまってんだろ!めんどくさい客ばっかりだぞ!2,3回しか来た事ねーような奴が、常連面してくるんだよ!「いつもの!」じゃねーよ!お前なんか知らねーわ!そういう奴に限って、ちょっとでも気に入らない事あったら、口コミとかに長文で書いたりすんだよ!で、また来たりするからね。二度と来るなよ!クソやろー!

河本―やってるんですか?

井口―やってはいけど、どうせこれくらい腹立つんだよ!他には?

河本―今だったら、ユーチューバーとか。

井口―どう考えても大変だろ!ほんとにちょっとした事で炎上させられるから!それで、ちょっとでも再生数が減ってきたら、すぐ終わったとか言われるし!あと、一番めんどくさいのが、芸人がゴチャゴチャ言ってくるから!いちいちうるせーんだよ!お前らも、ユーチューブやってんだろ!勝手なことばっかり言うな!ユーチューバーやってても、腹立つ事ばっかりなんだよ!

河本―じゃあ、やっぱり芸人がいいか。

井口―芸人なんて一番最悪だろ!ずっと悪口言われて!矢面に立ってるのに、誰も守ってくれないんだから!ファンはファンで勝手だしなー!最初は素直に応援してるけど、だんだん増長してきて、自分の思い通りの行動しないと、怒ってくるんだよ!「そんな事は言ってほしくなかった」とか「そんな人とは思っていませんでした」とか。勝手に押し付けてくんんなよ!一番ヤバいのが、やたらとコンビ間の仲の良さとかを押し付けてくる奴らな。どんだけ仲悪いって言っても、「と言いつつ、心では繋がってるんですよね」じゃねーよ!お前らが仲良しコンビだと思ってた人たち、みんな不仲で解散してんだから、そろそろ見る目がないことに気づけよ!何にもわからないんだから、いちいち介入いてくんな!ふざけんな!!!!

河本―・・・・・・。

井口―やってないけど、たぶんこれくらい腹立つだろ。芸人はやってるよ!

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