リキさんかく語りき~選手にささったリキさんの言葉~
こんにちは。兵庫県在住サポのさとやすです。
前節の山口戦は、千葉戦での敗戦、至恩が海外移籍で出てきた課題に、リキさんや選手らがどんな回答を示してくれるか注目の一戦でしたね。
結果、新潟は至恩の強みを活かしても決して至恩に頼り切った戦い方をしていないことを改めて示したナイスゲームでした♪そして再び首位奪回!
全員が攻守に連動して自信をもって躍動し遅攻も速攻もお見事でした。
試合後のヒーローインタビューで2G1Aの孝司さんが「試合に出ることが当たり前じゃない」と語るくらい全員戦力の新潟。
『負けは断固として認めない』『全員が戦力』『目の前の相手が最強の敵』『大事なのは最後どこに立っているか』
いまの新潟の好調は、これらの印象的な言葉で象徴される松橋力蔵監督のマネジメントのなせる業ではないかと。
これまでラランジャアズールやニイガタフットボールプレスで、数多くの選手インタビューを読んでみると、各選手がそれぞれ「リキさんがよく言うんですけど…」と監督の言葉に刺激を受け、高いモチベでさらなるステップアップを目指している様子が印象的です。
ここでは、金沢戦を前に士気を高めるため、選手が語ったリキさんの印象的な言葉を紹介します♪
特に最後の言葉はサポーターも胸が熱くなること必定!
10.23に向けて再加速せよ、ニイガタ!
堀米「リキさんがよく言うのは、必ずしも正しい体の向きを作らなくてもいいということ。多くのサッカー選手はボールが来る前に次のプレーにつながる体の向きを作って、視野を確保しておきなさいと言われていると思います。それも大事なのですが、プロになるとそれを逆に利用しないといけないというのがリキさんの話です。パスを出したい方向に体を向けず、ボールが来た瞬間に、体をひねって本当に出したい方向にパスを出すということに取り組んでいます」
星「リキさんも言っているように、相手がプレッシャーに来るなら、うまくその力を利用して、ワンタッチで剥がしていくことでチャンスは作れると思っています。ファウルされても、流れを切らさないように、すぐに始めることも大事かもしれないし」
孝司さん「自分はボールより、俺は相手の顔を見る。何を考えているのかなとか。リキさんがよく『矢印を折る』って言いますけど、相手の矢印と違う動きをする」
ヤン「リキさんから『プレーの最中、何かを考えてから行動に移したら、コンマ1秒2秒遅れる。でもトップ・オブ・トップの選手は経験からのひらめきで反応できるから、相手よりも先に動ける。だから戦術よりも本能が大事』という話を聞いて、すごく腑に落ちました。まだ攻撃のときは考えてしまうのですが、守備は去年から、ここにボールが来るなと思ってガッと奪いに行けている時は本能に近いと思います。」
ヤン「ブレずに、自分たちのサッカーをやり続けることができているのかなと思います。その中で、リキさんもよく言う『手段を変える』ことができている。相手の出方を見ながら、点を獲るためにはどうるか、選手たちがピッチの中で解決しながらプレーできている。いい意味で自信を持ってやれていると感じます。」
奏哉「相手にとって、より怖い場所でボールを受けることを意識しています。リキさんが練習で言うんですけど、自分が楽に受けられるところだったら、相手も楽だからと。難しいところで受ければ、相手も嫌。練習でも試合でも、いつも安全な場所じゃなくて、どこかで怖い場所で受けるっていうのは意識しています。」
堀米「基本的にリキさんは、『自分たちに求めよう』なんです。結局、サッカーでコントロールできるのは自分たちだという意識がとても強い。町田戦はファウルを取ってもらえないことが多かったですけど、ハーフタイムに三戸ちゃんやイッペイに『それでも倒れるな』と言っていました。『ファウルを取ってもらえないなら、倒れるな。技術でかわしてみせろ。』って。気持ちでかわしてみろ、じゃなかったですね、そこは。気持ちで何とかしろじゃなくて、『技術ではがしてみろ』『ファウルされないくらいワンタッチプレーやドリブルではがしてみろ』と言ってました。俺もそのとき凄いと思いましたよ。そこは技術なんだ、気持ちじゃないんだというところに。アルベルトがチームに植え付けてくれたものを、リキさんが言語化してくれていると感じました。」
舞行龍「芯がある監督です。本当に考え方にブレがない。加えて巧みに選手たちを同じ方向に向かわせてくれます。この間も『この前の試合はみんな最高のパフォーマンスを出してくれた。だけどもう一個上に行けると思うんだ』という話をされました。そういうことを言われるとまだまだできることがある。どんな小さなことでもいいから始めてみようって心が刺激されます。これまでに出会ったことのないタイプの監督です。監督の指示がすべてじゃないともリキさんは言います。違う方向にチャレンジして、それが成功すればそれはそれでよし。選手の判断に任せてくれますし、信用してくれているから、やりやすいです。」
舞行龍「例えば練習で4対3をしていたとします。そこで言われたのが『みんなはただそれをやっているだけ。もっと自分から考えないと。リアリティーを出しながらやろうよ』と。初めから、あれをやれ、これをやれではなくて、まずは選手にやらせてみる。違えばすぐに止めてアドバイスをくれる。それを今季、ずっと繰り返してきているから、自分で練習の意図を考え、準備をした上で練習に臨めるようになりました。こういった視点はあまりなかったし、若い選手の中には考え方が変わった人もいるんじゃないかな。」
小島「リキさんは、日ごろから選手たちに『厳しさのある雰囲気は自分たちで作り出せ』と言っています。楽しいだけでなく、厳しさのある雰囲気の中で、基準を高く持って要求をしあうというのは、チームとしていいことだと僕自身も思い、実践しています」
ヤン「やっぱり、最終的に昇格するという目標だと思います。今年、チームの始動日のミーティングで、リキさんが『最後に、大勢のサポーターと一緒に、笑顔で写真を撮ろう』っていう話をしてくれて。そこだなって思いましたし、それがやっぱり原動力になっているのかなと思います。去年も最終節が終わった後、ビッグスワンでチーム全員、家族も入って集合写真を撮りましたけど、『そこに優勝シャーレがあって、後ろにサポーターがいて、みんなが本当にこれ以上ない笑顔で笑っている。目標を達成した時に、そういう写真になると思う』というリキさんの話を聞いたら、本当に想像できましたし、それを実現させなきゃいけないなと思いました」