独自トークン『MaChiKa』を、Webアプリ「まちかどルート」に導入しました - 社会との関係性や、恩送りと恩返し。それらの価値を可視化していきます
と、大げさな言い方をしてますけど、このnoteを最初に書き上げた2018年8月20日現在では試験的に導入したばかりで大した機能を実装していません。
ここでは今後の展望も含めて書いてみました。
さて、わたしがRubyというプログラミング言語に入門してから約2ヶ月。少しずつ機能の追加を重ねてきた自作のWebアプリ「まちかどルート」は、このnoteを書き上げた時点でバージョン3.0rc3となり、ついには独自トークン『MaChiKa』(マチカ)を導入するに至りました。
MaChiKaは当初、いずれ地域通貨(まちの通貨、略してマチカ)として使えるようにとの想いで発案したものでした。
ですが、しばらく経ってからというもの、通貨の価値というかお金というモノサシで考えるよりも、もっと根本を見つめなおすようになったんです。
つまり
「MaChiKaには単なる通貨でなくもっと別の価値を乗せていきたい」
そんな想いに変わっていきました。
そこでたまたま見かけたのが「独自トークン」という概念です。
トークンは、最近だと仮想通貨そのものみたいに語られてますが、もともとIT用語で “最小単位の文字列” を意味するようです。そこにいろんな機能だったり価値を乗せて送受信し、多様なサービスが展開されるわけですね。
あまり説明がうまくありませんけど、要するにトークンは単なる通貨ではなく、いろんな価値を持たせられるということです。
ちなみに、独自トークンを流通させるのに昨今では「ブロックチェーン」と呼ばれる高度な技術を要しますが、v3.0rc3では採用しておらず勉強中。その経験値しだいでブロックチェーンの実装を判断します。
繰り返しになりますが、MaChiKaは単なる通貨ではありません。
さまざまな価値を乗せたいです。
では、具体的にどんな価値を乗せるのか。
Webアプリ「まちかどルート」では
・道ばたのゴミを拾おう
・地元のお店でごはんを食べよう
・お年寄りに席をゆずろう
といったように、社会との関係性に寄り添ったさまざまなおつかい(サブクエストと呼んでいます)を作って投稿することができます。
そしてアプリの利用者(冒険者と呼んでいます)が日常のすきま時間でサブクエストに挑戦し、見事達成するとアプリ上で経験値がたまりレベルアップしていくわけです。
そこで今回どのようにMaChiKaを導入したかというと
だれかがサブクエストを「せーぶ」するとサブクエスト投稿者にMaChiKaがひとつ贈られます
ここでいう「せーぶ」とは、TwitterやFacebookでいうところの「お気に入り」や「いいね」に似た機能ですかね。
「せーぶ」したサブクエストをどんなふうに達成したか、というクリアコメントを投稿すると、その冒険者にサブクエスト投稿者からMaChiKaがひとつ贈られます
このように、双方においてMaChiKaを贈ったり受け取ったりという仕組みにしました。
なんといいますか...。
「良いサブクエストを投稿してくれてありがとう」と「じぶんが投稿したサブクエストを達成してくれてありがとう」という感じでしょうか。
まちかどルートでは不特定多数かつ匿名で利用しているひとどうしですから、たとえ「道ばたのゴミを拾おう」というサブクエストを投稿したり達成したとしても、互いが直接的に恩恵を得られるわけではありません。
だけど
そうした恩送りにも似た価値を
MaChiKaという独自トークンに乗せていきたいです。
現段階では、まずはここまで、です。
そして《これから》について、ですが。
ちょっとだけ書くと、わたしが立ち上げた住まい「ギルドハウス十日町」にて、アプリの利用者たちのMaChiKaを何かと交換できるようにします。
たとえば
「1 MaChiKaで麦茶を出すからおしゃべりしよう」
とか
「5 MaChiKaで住人たちといっしょに夕飯を食べていきませんか」
とか
「仲良くなったことだし 10 MaChiKaでしばらく泊まっていきなよ」
とか。
MaChiKaは通貨ではありません。
そこには「サブクエストを達成しながら恩送りしてきた」という価値が乗っています。だから、それに対するわたしなりの恩返しをしたいです。
もしギルドハウス十日町のほかにもMaChiKaへの恩返しに賛同していただけるひと・団体・お店がいるなら、よくあるポイントサービスの加盟店じゃないけど似たような感じでまちかどルートに登録できるようにしたいですね。
では、またアプリをバージョンアップしたら追記していくかもしれません。
よかったら
「まちかどルート」と「MaChiKa」の応援をよろしくお願いします。