習い事について~スイミング~
Yが小学2年の時、近くにスポーツクラブがオープンすることになり、頻繁にチラシがはいるようになりました。
子どものスクールは定番のスイミングからいまどきのダンスや卓球までいろいろあり・・
チラシを見せながら「お母さんと一緒にやってみない?」と誘ってみると、唯一反応があるのがスイミングでした。(私は卓球を一緒にできたらなあと思っていました。)
最初私の言うことに適当に合わせてるだけかなと思いましたが、「お母さん スイミング」とチラシを私に見せにくるように・・
本当にやりたいのか半信半疑で不安を持ちつつ、仮入会の受付へ出向きました。担当してくれた方に息子のことを話すと、先生に伝えておきますねと笑顔でこたえてくださいました。
初日はクラス分けだけなので、20分くらいときいていましたが、ほぼまるまるレッスンみたいなものでした。皆が列に並んで座っているのをみて私は一気に不安になりました。
「もしかして、スクールと思ってなかったのでは?私とプールで遊ぶと思っていたのかも・・」
Yは不安な表情ながらも皆と何とか行動を共にして終わりました。生徒の数は多いけど、先生の数も多かったので全員に目が届いているように感じました。
入会して3回ほどレッスンが終わり、心配だったので先生に様子をきいてみると
「全然、大丈夫よ、お母さん。○○(仮入会のときに担当してくれたスタッフの方)からきいてましたけど、他の子よりちゃんとしてるくらい。みんなそうだけど、慣れてきたほうがふざけだしたりいろんなことするから。そのときはきびしく指導させてもらいますから(笑)」
安心しました。続けていけそう・・
後でわかったことですが、先生はこのスポーツ子ラブの支配人でした。のちに担当の先生は変わっていきましたが、最初の先生がこの先生だったことで続けていけたのかなって思います。ベテランの先生でどんな生徒でもどんとこい、みたいな感じだったので。
Yの様子をみながら「顔をつけるまで1年かかるかも・・」と心配になったこともありましたが、気がついたら楽しんで潜るようになっていました。
先生もしびれを切らし、ちょっとスパルタでいっていいですかって話をしようと思っていたらしいですが・・
ただ、できることは少しずつ増えていっても、やはりかなりゆっくりで・・
2,3年たってくると一緒に始めた子たちは上のカテゴリーにいってしまい、Yは帽子の色がなかなか変わらない状態に。
楽しんでいればいいかと思っていても、幼児クラスの子たちが上がってくると体格が大きいYは目立つようになり、グループ内でもまわりの子たちと距離があるように感じました。先生もグループ分けや指導に苦慮されているのがわかりました。
「次のテストで上がらなかったら1回やめよう」とYに話をして、結局やめることに。
スイミングを嫌いになったわけではないので残念で、悩みました。続けてきたのにこのまま辞めるのはもったいないな・・
やめてから数か月たったころ、支配人の先生から個人レッスンを始めることになったからどうか連絡をいただきました。
とりあえず始めてみると、待ち時間の多いグループレッスンと違って30分まるまる泳ぐことになので、成長も早く、泳ぐ距離も伸びていきました。
Yも楽しんで通うことができて、おかげで続けていくことができました。
スイミングの習い事はどこも生徒数がそれなりにいますし、安全性などを考えてもハードルは高いかもしれませんが(事故もありましたし、スクール選びも大事ですね)、発達凸凹でも大丈夫な先生に出会えることもあります。先生との相性といいますか、定型発達の子でも先生と合わないこともあるとききますし・・
個人レッスンはオススメです。(料金は高くなりますが)
どんな習い事もそうですが、長く続けていくには本人が本当にやりたいかどうかが大きいですよね(それを見極めるのが難しい時もありますが・・)
Yも、もしかすると本当は個人レッスンではなく、みんなと一緒にやりたいと思っているかもしれないので、ある程度泳げるようになったらクラスに戻るか、併用しようと先生と相談していました。
ピアノもスイミングも最初に受け入れてくださる先生がいてラッキーでしたし、個人レッスンに移行できたのもタイミングが良かったです。
親が日々の中で発達を促すことは重要ですし、習い事って下手すると先生に丸投げみたいになることもあるので注意が必要ですが、気づかなかったいい所を教えてもらえたり、家では見せない頑張っている姿が見られたり、続けられるかどうかで本当に好きかどうかがわかるというメリットもあります。
もちろん他の子と比較してへこむこともありますが
うちの子はやって本当に良かったと思っているので、始めから「発達凸凹だから無理」と諦めずに問い合わせてみて(危険性、リスクなどは出来るだけ情報収集して、先生と相談して)から始めるといいと思います。