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2021-2023 UEFA U-21欧州選手権予選ラウンド グループC スペイン代表対ロシア代表
エストレマドゥーラUDの本拠地 Estadio Francisco de la Heraでの一戦。エストレマドゥーラ州バダホス県アルメンドラレホに位置。ここは昨季昇格PO最終戦でサンセが2部昇格を決めた思い出のスタジアム!あん時のアルヘシラス応援団の入り半端なかったなあw
デラフエンテってU-21も代表監督なんだ、普通U-23と兼ねるもんなんだっけね?無知w
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レアリスタワイ、シルバと同じ右IHで21番を着るRLの姿に歓喜₍₍ (ง ˘ω˘ )ว ⁾⁾
スペイン代表の面子でプレー観たことないのはレアル・サラゴサのA.フランセスとセルタからミランデスへローン移籍中のセルヒオ・カレイラ。あとは知ってるんでかなり1部でも活躍してる人ばっかですね。テナスとトゥリエンテスはソシエダとバルサだから分かる枠だが、この2人もかなり実力がある。ということで強くね?育成大国スペイン
底の位置にベンセドールの驚き。名前が勝者。巧いから普通に楽しみ。ラレアルのインテリオールコンビあざす!ピノとB.ヒルの両翼はフル代表級ですね。
ロシア代表は誰もわかんなくてすみません...。将来縁があったら名前覚えたくて無理やり片仮名で書きました。不適切だったらセルヒオ・ゴメス、右HVプロキンかも....
映像冒頭の紹介ではフラットの4-4-2で書かれてたけど観た感じ3-3-2-2です。コンテインテル追ってる時によく観た。ラレアルを好きになってからはすっかり観なくなってしまったインテル、センシ好きだし彼が使われるならまた観ようかな。
◎交代
・スペイン代表
HT明け
①#21R.ロペスOUT、A.バレネチェアIN
4-1-2-3から4-2-3-1に変更。右WGにいたピノがトップ下に移り、バレネチェアは右SHに入る。トゥリエンテスが左CH、ベンセドールが右CH。
’60
②#9F.ニーニョOUT、#19J.カリカブルIN
カリカきたあああああ。ラレアルの選手がこんなに観れて嬉しいよ。トップ同士の交代です。
’70
③#12B.トゥリエンテスOUT、#6A.ブランコIN
カゼミロの後釜として期待されていると噂のA.ブランコ投入。エル・ゴラッソLaLiga21-22開幕ガイドでも紹介されてたなあ。マドリー、中盤がカンテラから出てこれば良いね。この試合のスペイン代表のシャツIN彼だけじゃね?w見つけやすくて助かる。(なお4点目演出の際は入ってなかったように見えた。紛らわしい。)
'79
④#20S.カレイラOUT、#2G.ロサスIN
⑤#11B.ヒルOUT、#15N.ウィリアムスIN
実況によるとロサスはU-21デビュー戦?スポルティング・ヒホンの選手(地元ヒホン生まれ、カンテラ育ち)らしい、地元出身、良いですなあ。カレイラと同じ右SBに入る。
イニャキ弟IN。ニコは右SHに入り、バレネはブライアンがいた本職の左サイドに移る。交代後のブライアンはどこか痛そうにしていた。大丈夫だろうか。キャプテンマークはギジャモンへ。
ニコは速いし、戻りが速いところも見せた。ナイス。
・ロシア代表
’57
①#20カラプゾフOUT、#7セヴィキャンIN
②#10イグナトフOUT、#21プルトセフIN
同じ位置同士の選手交代。セヴィキャンは右FW、プルトセフは左IHに入る。
’70
③#22ポゼノフOUT、#15ステパノフIN
④#11アガラロフOUT、#9スレイマノフIN
これも同じ位置同士。ステパノフは左WB、スレイマノフは左FW。
’76
⑤#8マラディシュヴィリOUT、#17クリモフIN
クリモフは前めの位置に入って3-4-3の左WGぽく見える。FW中央は9番スレイマノフ、右WGに7番セヴィキャン。右CHがプルトセフ、左CHがリマロフ。
◎プレースキック
・スペイン代表
右CK:B.ヒル(交代後:ベンセドール)
左CK:Y.ピノ
FK:いい位置でのFKあったかなあ、見逃してたらスマソ。
※ロシア代表チェックしてない。すみません。
82分のエリア手前中央左からのFKはキャプテンマークを巻いたリマロフが蹴ってました。テナスが弾き出したが、枠にいくナイスシュート。
攻撃
ロシアの1stラインはFW2枚。ただ、スペインのSBが持つとWBがジャンプして寄せにくるので、受け身でなく前からプレス。 この試合かなりボールにガツガツ来ており、怪我人出そうで怖い。
ロシアの前2枚に対し、2CBの左脇にベンセドールが降り、1stラインを超えるまでは3-4-3の形でビルドアップする工夫が見られた。
また、5-3-2の守備陣形は中盤ラインまでが2人、3人と少ないので、横の揺さぶりで空いてるところから侵入を期す。
結構トップのニーニョは引いて受けにくる。ピノが引いてくる時は入れ替わりでWGがハーフレーンながら縦の前後関係を変え、最前線に張り出していた。
(後半)
ピノがトップ下の4-2-3-1に変形。SBが高い位置を取り、サイドのトライアングルは、CHがより後ろ目に位置する形。
ロシアはアンカーなどをピノにぶつけてこず、フリーマンの彼を有効に使ってチャンスを生む場面が多かった。ピノ巧くてパスセンスもあるから普通に危なくないか?ロシアは。ピノはロングボールのターゲットにもなっていた。コントロールうまし。
守備
R.ロペスがニーニョと並ぶ4-4-2ブロック。しかしロシアは後ろ3枚なので両HVが開いて脇から前進。最終ラインでは余裕があるロシア。スペインは3枚に3枚を当てようとはしない。後ろには持たせる覚悟。ただし、アンカーにはつけられないようにケア。偶に隙をつかれてアンカーを使われると、大きな展開から一気の侵入を招いた。
ロシアは、たまにIHがボールを受けに引いてくるが、ビルドは最終ライン3枚+アンカーに任せ、後の4+2はオフェンシブ~アタッカーって感じだった。IHもボックスまで詰め寄せ、攻撃に厚みをもたらしてた。少ないタッチで素早く繋ぎ、ゴールに迫る。
4-4-2ブロックの外を使われていたが、まあ構造上ある程度致し方ない。
無理に繋ごうとせず、結構どんどん前線に蹴ってくるロシア。スペイン、守備時はSBが低い位置でCBをサポートしていた。慎重に対応していた、素晴らしい。
(後半)
4-4-1-1ブロックに変えたかな?トップ下の位置にピノ。ピノはアンカーのリマロフ番で、3バックには基本アタックにいかない。ロシアの最終ライン3枚への圧力が減る分、スペイン両WGは時にHV、WBの2人を見る形になり、サイドからするする侵入を赦す場面が見られた。
HVが前進しやすい分ブロックの重心が下がる。こんな攻めさせて良いの?という印象。中盤ラインも前にはジャンプしない受け身な守備構築に疑問が残る。特にロシアWBに、DF-MFの4-4ライン間を使われていた。
また、中盤ラインが2ライン間圧縮のためか結構低い。べた引きと言って過言じゃないでしょう。いろいろな戦い方を試しているといえば聞こえは良い。
◎得点
'9 ESP 0-1 RUS⚽ アガラロフ
ミランダの殺人的パスミスが起点。強いバックパスはGKテナスのかなり横につき、テナスは処理に困る。カラプゾフに寄せられ、何とか切り返したところにアガラロフに詰められ万事休す。カラプゾフはバックパスより前にGKテナスに向かって走り出しており、左CBフランセスへのパスコースを切っていた。テナスは左側に処理せざるを得ず、アガラロフに詰められる。
これはだいぶミランダがアレだったと思う、テナスができたのは右タッチライン方向に何とかダイレクトで逃がしてフランセスにクリアしてもらうとかかなあ。身体の向き、パスの向きからして難しいけど。か、いっそスルーしてコーナーとかね。
'12 ⚽ESP 1-1 RUS F.ニーニョ(アシスト:Y.ピノ)
センターラインを超えたところから、ギジャモンが左足で少し引いてきたニーニョに強い縦パス。これをニーニョ、RLがともにスルーし、右大外のピノまで渡る。ピノがダイレクトでマイナス方向に折り返したところをフェル
ニーニョがこれまたダイレクトで流し込む。
ものすごい長い距離をグラウンダーで通したギジャモンに拍手。練習したパターン攻撃なのかな。じゃないとあんな自然にスルーできんだろ、というスルーぶり。 ピノの加速も流石だし、スルーで目線が変わり、完全にボールウォッチャーになった守備陣は、ニーニョをフリーにした。スペクタクルな一点。
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スタンド、ゴール後ドン・ニーニョコール?聞き間違いかもだが、だったら草
’46 ⚽ESP 2-1 RUS Y.ピノ(アシスト:B.ヒル)
ロシア最終ラインでのボール回しで、3バックの中央リトヴィノフ→右WBポゼノフへのロングパスがマイナス方向にズレる。ポゼノフの切り返しが大きくなったところをB.ヒルがダッシュ力を以て奪うと、横にいたピノに渡す。スペースのあったピノはペナルティアーク手前で右足一閃。ニアサイドに飛んだ痛烈なグラウンダーのシュートに対し、ロシアGKブダチェフはイレギュラーバウンドがあったのか正面に入れず右に行き過ぎ、左足に当てるも、掻き出せずゴールへ。
ピノは突破力に目がいくが、パンチもある。
’53 ⚽ESP 3-1 RUS F.ニーニョ(アシスト:Y.ピノ)
ロシア中盤ライン3枚の手前、右ハーフスペースで受けたトップ下のピノが、ロシア左IH、DH間、3バック中央、左HV間の2ラインを通過するスルーパスをトップのニーニョに送る。ニーニョは右HV、3バック中央のリトヴィノフの間から斜めに抜け出し、GKを躱してシュートを決める。
抜け出しには、両SHが高い位置を取り、相手5バックの密度を薄くしていたのと、直前で右タッチライン際に張り出したバレネチェアに入れ、ロシア最終ライン5枚と中盤ラインを引きつけていたので、引いて受けたピノをフリーにできたのが効いた。タイミングよく裏をとったF.ニーニョの動きが良かった。浮いたピノに入ったタイミングで走り出し、先んじた。 ニーニョは1個前のプレーでも遊撃に出た左HVの裏を取って抜け出し、倒したリトヴィノフにイエローを出させるなど、ラインブレイクの動きが冴えていた。
’85 ⚽ESP 4-1 RUS Y.ピノ(アシスト:カリカブル)
ロシアのクリアボールを拾ったA.ブランコ、最前線にスルーパス。CB中央ー左WBの間を抜けたカリカブルがゴール右で3人引きつけてピノにお膳立てのパス。ピノはダイレクトで流し込む。
スルーパスの場面で最終ラインの位置にいると思われた左HVのホトゥレフはスペイン右SBのロサスのマークで外にいた。カバーで埋めていたプルトセフがボールウォッチャー化し前につり出されてしまっており、カリカブルの裏抜けを赦した。カリカブルは落ち着いてボールを晒し、DFを引きつけ、ピノの2点目を演出。
~所感~
・ギジャモンパス出しクソ上手くね?バレンシアの時全然気づかんかったわ。ずっと観てられる、ボールタッチも流麗運びもスムーズ。ダイレクトで強く正確なグラウンダーを出せる。DF能力はあんま知らんのだけど、それが良ければA代表に食い込めそう。あと数回あったパスミスは危なかった。慎重さより積極性を重んじてるんかな。
・スペイン、右も左も、トライアングル(SB、IH、WG)がかなり機能していた。レーンの入れ替えやローテをしながら潤滑に攻めを回せていた。見ていて楽しい。
・左WBクルセヴィチの攻撃性能が高かった。思い切りの良い上がりや強烈なシュートを見せた。
・キャプテンマークを巻いたリマロフは、ボールを持てば正確なキックや展開力で攻撃を彩った。
・69分のバレネのアウト→アウトの股抜きダブルタッチ、くそエロかったす。1タッチ目が普通のエラシコより大きく、イニのクロケタみたいにボールを大きく動かした。魅せたb 実況さっきはmadre mia言うてたのにこのプレーにはmamma mia言うてたw
・ニーニョの噂の裏抜けが観れて良かった。アベルのA代表招集と言い、なんとなくスペインを上げて9番の台頭に期待している感がある。ビジャトーレスの時代が懐かしい。
・デラフエンテ、ええなあ。