「推し」のパワーがすごい
最近、「推し」のパワーがすごいと感じる。
例えば、芥川賞を受賞した「推し、燃ゆ」は推しに人生を翻弄される女性について書かれている。
更に最近特にすごいと思った事例が、中国発のアイドル「INTO1」をデビューさせたオーディション番組である。日本でいうNiziuやプデュの中国版で、毎回パフォーマンスをして視聴者投票による順位付けを行う。最終的に上位11名がデビューした。その過程でのファンの行動が、マジでヤバかった。11名の中には日本人が3名いるのだが、彼らは日本での知名度は低い。それが理由なのか、上位11名発表前の時期に銀座や渋谷の広告を日本人の「推し」一色にした。あと中国国内では、投票に紐づいているヨーグルトを大量に購入し業者を使って中身を破棄して容器だけ回収し、推しの投票数を稼いでいた。
オタクは推しに対して、お金の使い方がえげつないと思った。
今、仕事で地方企業の新規事業を支援している。この「推し」のパワーを新しいビジネスで使えたらいいな、と思った。