キノックが振り返る【四象戦2021秋の陣 決勝】④3回戦 ~東3局3本場(東場の親が落ちるまで)
さて、4回目(1回目、2回目、3回目)です。最後の半荘である3回戦に突入します。総合トップのでぶともさんとは26.5pt差。優勝条件は以下のように整理していました(休憩時間大変でした..)。
【前提(レギュレーション)】
30000点持ち30000点返し、順位点が15-5⇒1着順差で10pt、2着順差で20pt、3着順差で30pt
【でぶともさんとの着順差】
① 1着順差 16.5pt=16500点差が必要
② 2着順差 6.5pt=6500点差が必要
③ 3着順差 無条件で優勝
※こういうの、excelで表を作って計算式を組んでおけばよかったな~と反省してます(excel初級者)。
4-1 3回戦東1局
打4p。悪い癖が出てますね。チートイも見てですが、メンタンピン一盃口ドラたくさん、とかもあるので、1pでよかった気がします。
↑のとおり、中ドラ3のテンパイをして、結果アガることができました。カンドラが乗っていなければ、(打点のために)9pを打ってテンパイを外していたかもしれません。
4-2 3回戦東2局
この配牌をもらいました。ホンイツをメインに9p⇒1p⇒7p⇒3pと切りますが、3pを残したのは234の三色を見ていたからです。優勝のために、でぶともさんに高い手を被せることを上策、(発などで)親を流すことを中策、チロさんやタマさんにアシストして親を流してもらうことを下策として状況に応じた策を採用しようと思っていました(三国志好き)。
ここででぶともさんから3mが出ました。チーすればシャンテンの下がってテンパイが近づきそうですが、ホンイツのみの2000点になってしまう可能性やマンズの受け入れの広さを考えて、スルーすることにしました。先ほどの上策にこだわった感じです。
さて、幸いにもメンホンのテンパイがはいりました。ここは発をツモってでぶともさんに跳満を親被りさせることを狙ってリーチです。ダマで手替わり(8mなどを引けば369mの3面チャンですね)を狙うのもか考えましたが、3人の動きを親リーチでロックして発をツモる(1枚切れの発を出アガる)ことにかけました。(結果、手が詰まったでぶともさんから8000点をあがることができました)
4-3 3回戦東3局
親番です。高い手をツモられるのも怖いですが、圧倒的点差にすることのメリットを考えて、手はゆるめないようにしようと思ってました。この手牌も普通に進めます。
チートイが見えるので、ドラ表で危険牌になりがちな4mを先に切ります。(でぶともさんがテンパイしているとはあまり思っていませんでした...)
四暗刻も見えるので、ソーズを落としていきます。チロさんタマさんのテンパイを見越して、2筋の両面にかかる6sから先に切ります。
ツモれば三暗刻で張っていましたが、タマさんからリーチが入っています。ソーズ以外の数牌⇒字牌⇒北のトイツ落とし、でリーチです。正直、やばいにおいはしてました。特に↑でつかんだようなソーズの数牌は打てません。でぶともさんも降りたようなので、打6mで回ります。(多井さんが言っていたように「でぶともさんのオリが全部わかっている」という感じはありませんでしたが、現物の3p手出しはおりたかもなーと思ってました。)
牌山が残り1枚のところでチロさんから8m。ここでポンすればテンパイ復活です。ただし、タマさんに本来ないはずのツモチャンス(しかもハイテイ)が回るので、やめるのもアリでした。しかし、タマさんがここでハイテイツモで大量加点しても総合点数ではまだリードを保っていること(細かい点数計算はしていませんでしたが)、ここで続行して加点を続ければより優勝が確実になること、を考えてポンしました。
4-4 東3局1本場
親を続行できたので、この手も前に進めます。
ここで、ぱっと見9mが一番受け入れが広いかなーと思って打9mとしてます。予想は合ってたみたいですが、3色もみて24sとの意見もありました。どうでしょう...(独り言)。
ここはいわゆる「脅しリーチ」です。周りの3人をおろしにかかります。ひょっこりツモれればなお良しです。結果は流局でした。
4-5 東3局2本場
まずまずの配牌でしたが、早々にでぶともさんが2pポン、タマさんが白ポンしています。あんまりのんびりはやらせてくれなさそうです。
この6sをチーです。配信中のみなさまをやや絶句させてしまいましたが、このチーででぶともさん、タマさんが牌効率的に間違った選択(ドラや鳴かれそうな牌を止める、待ちを苦しい形にする、降りる)をしてくれるのではないか、その結果として他家のアガリを阻止することができるのではないか、そんなことを考えてました。なので、この後2mが出たらそれもポンしてヘッドレスにするつもりでした。
4-6 東3局3本場
引き続き親番です。タマさんから出た5mはポンしました。赤を見せることで打点的な怖さを出しつつ、白中を重ねての役赤トイトイの満貫を目指します。
ここも打4sです。1枚ずつある白中は役赤トイトイの種であること、安全牌の確保に使えることから残します。あとは2枚重なりそうな牌を残していきます。2pはチロさんでぶともさんが早い巡目に1枚ずつ切っているので持ってなさそう、3m6mはタマさんが持ってなさそう、ということで後々危なそうな4sから切りました。結果、最高の間4sをタマさんに提供することとなり、8000点をアガられてしまいました。
ただし、でぶともさんの着順期待率が下がることから、タマさんがこう打点をアガることは悪いことではないなーと思っていました。
~~余談~~
この段階で、今後の戦略は以下のように考えていました。
タマさん・チロさんが親番の局⇒でぶともさんの着順期待率が下がるため親続行でも構わない、比較的安全に流せるようなら流す(でぶともさんの勝負手をつぶすことになるため)。
でぶともさんが親の局⇒前に出て親番を流す(流すことに価値があるため)