【転職】時間をかけて取り戻した自分軸~一度現場を離れた私が保育士に戻るまで~
こんにちは、今日も読んでくださりありがとうございます。
今日は弊社のキャリカウンセリングを通して、仙台から横浜の保育士に転職したみさきさんの転職体験記を紹介します。
保育士に戻るとは決めていなかったみさきさんが、WeNeedのキャリアカウンセリングを受けて変わった心境とは、どんなものだったのでしょう。
じっくりとインタビューで伺いました。
(話を聞いた人:佐々木)
今回の転職者
みさきさん
保育士としてのキャリアスタート!周りは喜んでくれたけど…
ー地元で公務員に合格するなんて保育士としては最高のスタートですよね
周りの反応はどうでしたか?
そうですね、両親も喜んでくれましたし、公務員という肩書きがあることに安心する自分がいました。
ただ私自身、大学進学も、保育士の道に進むことも、誰かが決めた”いいとされるもの”を選んで生きてきた感じがして、納得感がないまま仕事を続けてしまっていました。
ー辞めると決めたときは、反対されなかったですか?
せっかく公務員になれたのに、もったいないと強く止められました。職場の人からも、現場がつらいのであれば市役所などで内勤の事務の仕事もあるよと引き留めていただくこともあったのですが、自分の中で辞めることは決めていたので、決意は固かったです。
ーそこまで決意が固かったのはなぜなのでしょうか?
辞めたとき25歳だったのですが、このまま人生が終わったら後悔するなという気持ちが漠然とありました。自分で決めた人生という感覚がなかったので…。
ワーホリで得られた自分への自信
ーでもその気持ちがニュージーランド行きにつながったのですね。
はい。ニュージーランドへワーホリで行ったことは、初めて自分で判断して行動したことだったので、すがすがしい気分で行けました。
現地では農業に携りましたが、もちろん初めてのことで、人が普通やらないことをやっている、という行動力に自信を持つことができました。
ー海外で働くって、とてもハードルが高いことだと思います。もともとご自身の中にそういう強さってあったんでしょうか?
大学受験の時や、保育士を目指したこともそうですが、目標に向かって頑張ることができる自分を思い出しました。
「決めたことをやり抜く」という持ち前の強みを思い出すことができたのは、大きな収穫でした。
帰国後の迷走期間。なかなか定職に巡り合えない
ー帰国後はどのような日々を送っていたのでしょうか?
山形の実家に戻ったものの自分が何をしたいのかが見つからず、とりあえずスーパーのアルバイトをやったり、小学校の支援員や派遣で事務の仕事したりしました。ちょうどコロナの期間と重なって、地元を出るにも出られない時期で悶々と過ごしていました。
ー一つの職場に落ち着かなかったのはなぜだったんでしょうか?
いつか地元を出たいと思っていて、長く働くことが前提の正社員を避けていたからです。
あとは完璧主義なところがあって、あれもこれも叶えたいと思って仕事を探していたからかもしれません。
WeNeedとの出会い
ーそんな中、WeNeedに相談していただきましたね
知り合いがWeNeedさんのちょっと変わった求人を教えてくれたことがきっかけでした。確か、島根県への短期移住の保育士を募集していましたよね。最初その求人で相談してもらっていたのですが、別の方に決まってしまって。
でもそれがきっかけで、佐々木さんと松尾さんに転職の相談をするようになりました。
※島根県の世界遺産の街での保育士転職の記事はこちら↓
保育士に戻ろうと決断
ーまず私(佐々木)と面談が始まりましたね。キャリア面談はどんな印象を持ちましたか?
転職相談というより人生相談に近かった気がします笑
佐々木さんに言われて印象的だったのは、「仕事というより、生き方をどうしようか悩んでいるように見える」と言われたことです。
ほんとに、図星だと思いました。いい年して無職でいるのが恥ずかしくて、なんでもいいから仕事したいという気持ちで色々と手を出していました。
でもそんな日々を送っていることでさらに自信がなくなってしまい、自己否定をし続けていました。
ーとにかく自己否定をしていたのは私もよく覚えてます。でも、面談を重ねて、園見学もしていく中でみさきさんはそこで感じたことと真摯に向き合っていましたね。前向きに進もうとする意欲を感じました。
ありがとうございます。最初は自分を否定することばかり浮かんで、ノートに書き連ねていました(笑)保育の現場に戻ることも考えましたが「また迷惑をかけたらどうしよう」と思って躊躇をし、最初は保育士に戻るかもまだ決めていませんでした。あれもこれも良さそうだなと。
でも佐々木さんから、保育士を自分の武器にしたらいいというような言葉に背中を押されたんです。いろんな仕事をやってきたけれど、大変だけど楽しかったのが保育士だった。「途中で辞めた」という記憶が自分の足かせになっていると気づき、それを塗り替えたいと思い始めたんです。
ー保育士になって上京をする決め手はなんでしたか?
佐々木さんとひとしきり面談したあとの松尾さんとの面談でした。
「このままだとなんだかわからない人のまま人生を過ごすことになるよ」と言われたのが衝撃的で図星すぎるなと(笑)
保育士になるのか他の道を進むのか決めきれない。それをこの先、40代50代になってもずっと続けていたら、そりゃよくわからない人なるなと。このまま地元で燻り続ける自分が想像できました。
この言葉に押されていよいよ保育士に戻ろうと決心がつきました。
今決めよう、と。
そして、好奇心旺盛で自由な私は、関東に出た方がいろんな経験ができると思ったんです。
新卒で保育士になった時とは違い、自分が納得して選んだ実感があります。上京することもそうですが、大きなことを自ら選択することができて、清々しかったし、自信になりました。
上京した時には、お祝いにと松尾さんと佐々木さんとハンバーグも食べに行きました(笑)
幸せな第二の保育士ライフ
ー今働いている保育園はどうですか?
まず、この園にした決め手は園長先生があたたかかったことです。以前の園で不安や疑問に感じたことを伝えると、先生も同じようなことを考えていて。子どもにとって良い保育ができると思ったし、相談しやすい風通しの良さを感じました。
今は週に一度全体の会議があり、お互いに気になっていることを報告できるので、自分の気持ちを伝える場も設けられています。子どもにも丁寧な保育ができていますね。
また、働く側も子どもも自由が尊重されている雰囲気も気に入っています。例えば、私はエプロンをつけたくないのですが、これも着たくなければ着なくていい、と言ってもらえました。
子どもも、おもちゃを自由に選んで遊べます。
ーお休みや休憩は取れていますか?
休憩はしっかり1時間取らせてもらっています。どれだけ忙しくてもみんな休憩は取れるような体制になっていますね。
代休も取れるので平日のお休みも満喫しています。自由が丘や横浜に遊びに行ったりしています。先日は少し遠出して上高地に行ってきました!
ーWeNeedのキャリアカウンセリングを受けていかがでしたか?
WeNeedさんと出会って半年になりますが、カウンセリングを受ける前と後では見える景色が変わったような気がします。
一年前は渦の中にいて、保育士を辞めた解放感はありながらも目標が定まらなくて。でも今は暖かい木漏れ日が見えるという感じでしょうか。気持ちが安定しています。
松尾さん、佐々木さん、お2人と話していて、とにかく自分を客観的に振り返ることを一緒にやってくださったなと思います。
無自覚すぎて、ときに心に刺さる言葉もあったけど、それでも大切なことだと思ったので前向きになることができました。
ーありがとうございました!
みさきさんのキャリアは、はたから見たら迷走していたように見えます。ですが、自分と向き合い続けたからこそ、本当は目標に向かってやり遂げる強さがあること、自分の意思を軸にして判断したいという望みに気づくことができました。
私たちの言葉も素直に受け止め、すぐに内省するみさきさん。
その様子に、ご本人の現状を打開したいという強い意志を感じ、それにとことんお付き合いしたくなってしまいました。
そしていつの間にか半年もカウンセリングを続けることに…笑
それでも、みさきさんが今木漏れ日の中楽しく過ごせている様子を聞くと、幸せな転職のお手伝いができたかなと嬉しくなります。
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