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華僑ビジネスが1000年続く事実から学べる永続的なビジネスとは

私、組織の作り方、事業の方向性とかひたすら考えてアウトプットするのが大好きなので、日記で使ってたnoteも仕事のアウトプット寄りなコンテンツになってきたので、今日も「永続的に続くビジネスとは」をアウトプットできたらなと!

中国人は商売上手のイメージが歴史的にあります、華僑は1000年続く経済圏を作るプロで、私たちもコミュニティ作りの参考にしています。ベンチマークがまさかの中華街(笑)
世界中どこに行っても「中華街」はあり、1つの群れ・連帯感を作ることで発展してきた強力な経済コミュニティです。

中華街の面白いところが、肉まん屋の隣に肉まん屋があり、フカヒレ屋の一軒先にまたフカヒレ屋があります。普通の常識で考えると、セブンイレブンの隣にファミリーマートは店舗を構えないですが、これが中華街が世界中に発展した1つのヒントになります。
同じ商品を売っているお店が横に並び合う。このエコシステムが証明していることの1つが、中華街のお店は、初めから地元のお客さんをターゲットにしていないという点です。
横浜中華街で言うと、横浜の地元の人をターゲットにしているのではなく、初めから日本中・世界中の観光客をターゲットにしています。

同じ業態の店が連なると言うことは競争が激化します。
競争が競争を生むと、味やメニューや料金がどんどんブラッシュアップされ、コミュニティ全体の質が上がります。
そんな競争が激しいと、潰しあって廃れるのではないかと普通の原理で考えると思うのですが、確かに競争が激化することで、No1のお店が出現します。No1のお店は値上げすることができるので、一杯1000円で売っていたラーメンを2000円に値上げすることができます。
そうすると、No1に行列ができていたお客さんたちが、「ここは人気で並ぶし、高いから、隣のラーメン屋でいっか」と隣の一杯1000円で売っているラーメン屋の暖簾を潜ります。同じ種類の店が集結しているおかげで、No1が発展しても、No2以下のお店がそのおこぼれで儲かると言う仕組みです。競争激化の社会で揉まれたラーメン屋たちなので、No1の行列のお店に並ばなくても、満足したコンテンツを消費することができます。

ここから見える1つの成功事例として、1社が自分の利益だけを考えて儲かる独占企業よりも、みんなで連結して発展していくコミュニティの方が結果的に永く繁栄していくと言う点です。

日本でも似たような事例があります。
チキンラーメン・カップヌードルを開発した日清食品の創業者、安藤百福さんです。
安藤百福さんは、カップヌードルを開発した当初、周りにいた人たちは「これは儲かるに違いない!」と安藤さんに絶対に特許を取るように説得していたそうです。しかし安藤さんは周りの説得を押し除けて、最後まで特許をとりませんでした。
1社で利益を独占することを考えず、カップヌードルが世界中に真似されて、発展されたら良いと言う考え方のもとです。その結果、今やカップヌードルは世界中のスーパーに陳列されて、会社も商品も世界規模で認知・発展する結果になりました。

一人で利益を独占せず、みんなとシェアリングし、発展していく方が結果。世界的なサービスに発展していく。

これは私たち個人事業主の集合体にも全く同じことが当てはまります。
私たちメンバーは各々が独立した個人事業主なので、一人一人は本来はライバルになります。でも私たちはお互いをライバルと全く思っておらず、みんなで共通のクラウドシステムを使い、ある人がこのやり方で成功したら、毎週必ず、数百人のミーティングで成功事例をシェアして、みんなが協力のもと、惜しげもなく成功事例を提供してくれます。
みんなで助け合って、個の利益よりもコミュニティの発展のために動く。
これも1つのコーポレートカルチャーですが、その文化が根付いているおかげで、優しいムーブメントがどんどん広がっています。

これが新しい経済のあり方の1つだなと思っております。
普通フリーランスで成功したデザイナーは自分のノウハウや顧客をあまり他のフリーランスに紹介したがらないですし、ヨガのインストラクターも自分の教室のお客さんを他のヨガのインストラクターに紹介したがらないです。
これが普通です。しかしそうじゃない世界も1つの経済システムで作ることができます。

みんなを助けることだけを考えて動いた人が、結果的にいつの間にか一番成功している。これって本当に理想の社会だなと思います。
そういうコーポレートカルチャーが永遠の定着し続けると、そのコミュニティ自体が「いい人量産機システム(笑)」になるからです。そうなると息するように人のために動けることが当たり前の基準になっていきます。
私たちのチームも、外からどんなコミュニティに見られているか、聞いてみたところ、「いつも明るくて、元気で、人の意見を否定せず、ポジティブで未来志向の人たちしかいないコミュニティ」と100%言われます。それは私にとっても誇りであります。

世の中では行動経済学のセオリーで言うと、人は自分の利益を元に行動すると言われていますが、私はそうじゃないと証明したいなと思いました。

綺麗事を生きる姿勢で実現していく!
この暖かい・愛しかないムーブメントを世界中に広げたいと思っています。

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